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Go ★ Circuits No.105 (08/23/01)

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【 105号の目次 】

■ 2002年筑波コース2K

□ 8月28日筑波ドライビングワークショップ

※ 筑波ドライビングワークショップ受講料

○ 吉田塾@YRSリトリート

● YRS感謝デー

★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム その7 トム ヨシダ

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■ 2002年筑波コース2K

ユイレーシングスクールでは2002年に筑波サーキットコース2Kにおいて
ドライビングスクールを開催する意向で、4月21日と10月13日に借用申
請を提出していました。

しかしながら借用の申し込みの多い筑波サーキットでは、所有者の財団法人日
本オートスポーツセンターが公開抽選会で借用者を決めることになっています
。その公開抽選会が22日、東京の芝にある機会振興会館で行われました。

結果は両日とも『外れ』でした。残念ながら、来年の日曜日にドライビングス
クールを開催できる可能性はなくなりました。

休日にドライビングスクールを行って欲しい、コース2Kでスクールを受けて
みたい、という要望に応えての申請でしたが、残念ながら実施は不可能となり
ました。

ちなみに、2002年の週末の貸出日は合計28日(4輪枠)。1年間の週末
の内の約半数が希望者に貸し出されることになります。6月29日に締め切ら
れた借用申請には112の個人と団体が延べ286日の「借用希望」を申込証
拠金とともに提出しました。

単純計算で10.2倍の競争率。春秋の週末のある日曜日には22件もの申請
が集中。思うようにドライビングスクールを開催できないのが現状です。

来年週末にドライビングスクールを開催する可能性はなくなりましたが、ユイ
レーシングスクールとしては財団法人日本オートスポーツセンターから委託さ
れ実施している筑波サーキットドライビングワークショップ、YRS独自のイ
ベントを通じて「理にかなった運転」を提唱し続けます。

今後ともユイレーシングスクールをよろしくお願いします。

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□ 8月28日筑波ドライビングワークショップ

8月28日の筑波ドライビングワークショップは、本メールマガジン入稿時に
18名が申し込まれています。まだ枠がありますので、参加を希望される方は
至急お申し込み下さい。定員は32名です。

また当面の間郵送での受付を中断したいと思いますのでご協力下さい。

9月は11日と25日の開催となります。


∽∽ どなたでも参加できます。皆さんの参加をお待ちしています ∽∽


・筑波ドライビングワークショップ開催案内:
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm

・筑波ドライビングワークショップ最新の申込者数:
http://www.avoc.com/cgibin/check_tdw.cgi

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※ 筑波ドライビングワークショップ受講料

ユイレーシングスクールは「理にかなった運転」をより多くの方に体験してい
ただくことを目的に日本で2種類のドライビングスクールを開催しています。
ひとつがYRS主催の筑波タイムトライアルで、もうひとつが筑波サーキット
公式ドライビングスクールである筑波ドライビングワークショップです。

筑波タイムトライアルは午前中2時間のスライドを使った座学の中で、安全に
速く走るための知識と意識を徹底させることに重きをおいています。

筑波ドライビングワークショップは月2回、火曜日に開催していますが、ユイ
レーシングスクールが考える理想的なドライビングスクールを1日に凝縮たも
のです。ユイレーシングスクールとしては3日間のドライビングスクールを理
想としていますが、物理的な理由で実現することが難しく、とにかくスクール
で提供したいことを十分ではありませんが「とにかく体験」していただくこと
を優先しています。

その筑波ドライビングワークショップですが、現在は受講料13、000円と
内容からみるとバーゲンプライスで受けることができます。いかに社会的コス
トが高い日本であってもスポーツドライビングの楽しみを安価に提供したいと
いう思いからです。

しかしながら、8月から財団法人日本オートスポーツセンターに支払うジムカ
ーナ場とコース1Kの借用料が突然値上げになりました。

ユイレーシングスクールとしても採算を無視してドライビングスクールを続け
ることはできません。当初の主旨とはかけ離れますが、筑波ドライビングワー
クショップの受講料を10月開催分から値上げさせていただくことにしました
。金額は現在検討中ですが、14、000円〜16、000円の範囲内に収ま
るよう努力しています。

将来参加を予定されている方にはご負担となりますが、事情をご勘案の上ご了
承下さい。

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○ 吉田塾@YRSリトリート

第2回の吉田塾は9月8日(土)に行いますが、現在定員は6名のところ3名の
申込があります。クルマとの付き合い方を中心にいろいろなトピックスを提供
します。参加費は夕食付きで4、000円です。

スケジュールは、
3時頃 集合
3時半 スライドによる座学
7時頃 夕食
8時頃 ビデオによる走りの解説
10時過ぎ 解散

場所は千葉県八千代市。常磐自動車道の柏ICから19Km、東関東自動車道
の千葉北ICから9Kmの国道16号線近くです。クルマでの来場が可能です
。

ビデオは今までに撮影したインカービデオの中から選んだものやミヂェットへ
の招待を予定していますが、ビデオを通して「○な操作」と「×な操作」との
違いを説明します。

参加を希望される方は、メールの件名(Subject)に「吉田塾0908
」と記入して申し込んで下さい。

mailto:publisher@avoc.com

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● YRS感謝デー

103号で予告した「YRS感謝デー」ですが、詳細がきまりました。

日時:9月23日(日)
場所:千葉県長生郡一宮町
内容:梨狩りとバーベキューと即席ドライビング講座
費用:ひとり2000円
定員:20名

場所は茂原サーキットからすぐのところです。

参加を希望される方は、メールの件名(Subject)に「YRS感謝デー
」と記入して申し込んで下さい。

mailto:publisher@avoc.com

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★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム その7 トム ヨシダ

アメリカでいろいろなサーキットを走ったが、ロードアトランタほど走ってい
て気持ちのいいコースはない。速く走るのは簡単なコースではないが、とにか
く美しいのだ。コースの周囲を見渡せば、森、森、森。針葉樹と広葉樹がおり
なす深い風景画は、また、日ごとに趣を変える。

ほぼ1週間の滞在中、紅葉は深まり言い得ぬ安らぎを覚える。

色づいた森の中の1本の直線。そこを5速全開で走り続ける。緊張はしている
のだろうが、殺伐とした気分では決してない。

最高速が伸びるだろうからと落としてきたファイナルギアもドンピシャ。9コ
ーナーのキンクを曲がる手前で5速にアップ。下りながら左のゆるい10コー
ナーをかすめ、ブリッジ下のブレーキングポイントの少し手前で8、800回
転に達する。

ロードコースを走る場合、加速を重視しするがあまりファイナルを上げ直線の
半ばでふけ切るようなセッティングをする人を見かけるが、それはペケ。ふけ
切るまでの加速は確かに早いだろうが、ふけきればスロットルを戻さなければ
ならないだろうし、だいいちその速度からは速くなるわけがない。

全てはストレートエンドの速度。ストレートの終わりでブレーキをかけるまで
加速しつづけるクルマとその地点での速さを高める走り方が大切だ。

ちょうど下りきったところにある10コーナーを抜けながら、アウトにチラッ
と目をやる。2mもないエスケープゾーン。場所は5速全開。思わずつぶやく
。「JAFだったらこんなコースで選手権レースはやらないだろうな!」

10コーナーを過ぎると急な上り。一瞬、「太いタイヤ」でも履いたかのよう
にクルマが安定する。加速しながらマイナスの加速度を感じるような、妙な雰
囲気もブリッジが近づくと意識できなくなる。

なにしろブラインド。なにしろコーナーのアプローチが上り。ほとんどフラッ
トになる部分がなくてエグジットが下り。その中でクリップを探さなければな
らない。

「出口でピットロードに入ってしまうと加速中にラインを変えなければならな
い。しかも前荷重。それは避けたい!」

なるべく大きな半径で回るため、11コーナー手前でアウトによる。が、クル
マ1台分は残す。なんとなくそのほうが治まりがいいように思えたからだ。完
璧なアウトインアウトで回ってもフラットではないから軌跡は変わる。しかも
立ち上がりではらめない。ここは通過速度をできるだけ高く維持するコーナー
だ。

ブリッジに近づきながら「そうっと」スロットルを抜く。加速と上りで「後ろ
に行っていた荷重」をバランスを崩さないように前に移動させる。早めに右足
に力を入れる。速度が落ちすぎないようにブレーキをかける。4速にダウンシ
フト。

上っているからアンダーステアが出ようもないコーナーに向けてステアリング
を切る。否、右手をほんの少しだけ「引く」。3速にダウンシフト。

そう。なんと3速全開のブラインドコーナー。

自分のどこかにブリッジの橋げたの内側を見たい気がたしかにある。でも見れ
ない。正直、余裕がない。回ったら、出口は下り。どこまで飛んでいくかわか
らない。

それに、ここを速く抜けることができれば、7コーナーからの延々としたスト
レートが最終コーナーである12コーナーまで続くことになる。損はできない
。

自分でもやりすぎと思えるほどインに長くつく。クリッピングライン。スロッ
トルペダルに戻した右足でクルマのバランスをとる。加速もしない減速もしな
い。

急に視界が開ける。右に広大な草地。左にピットロードとその際の赤茶けた土
手。正面に右にうねる12コーナーと一段高いピット。その向こうには森を背
景にコントロールタワー。「何を見たらいいんだ!」

路面が下り始める。クルマが安定しているのを確認して、≪いつもより早めに
深く≫スロットルをを踏む。エンジンの出力以上の加速を始めたクルマが安定
する。

残すは最終12コーナー。わずかに下るホームストレートに続く要所。

「いいか。1周全体で速く走るんだゾ」。もう一度自分に念を押す。


−−− この項続く −−−


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※解説用コースレイアウトにあるシケイン(8コーナー)はスポーツカーレー
スの大きな事故をきっかけに作られたもので、全米選手権の時にはなかった。


≪資料≫ ロードアトランタコースレイアウト(解説用):
http://www.na-motorsports.com/Tracks/images/ratlanta/ratl.gif

≪資料≫ ロードアトランタオフィシャルサイト:
http://www.roadatlanta.com/flashintro.htm

≪資料≫ スクラップブック:
http://www.avoc.com/data/scrap/scrap_book.htm
レース用スターレット:02/05/01
ロードアトランタ1コーナー:02/15/01

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