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ダウンシフト − 個々のテクニックを磨くだけでは速くならない。理論が先だ。

ある日本のレーシングスクールを視察に行った時、ダウンシフトの練習をしていた。確かにダウンシフトも必要なテクニックだが、ダウンシフトが上手いだけでは速くは走れない。サーキットでそれを練習するのは時間の無駄。止まっているクルマの中でも、君のイメージが豊富ならば可能だ。個々のテクニックは速く走るためのセオリーを理解していく過程で身につければ良い。肝心なのは、自分にあった速度で構わないから理論を実践し、操作を検証する。それを繰り返すことだ。

基本テクニック

  • 目的は車速を落とした後に最大の加速が得られるように適切なギアを選ぶこと。
  • 難しければ、必ずしもブレーキングとダウンシフトを同時に行う必要はない。
  • ヒールアンドトーがうまく使えなければまずはブレーキングを優先。シフトは二の次。
  • エンジンブレーキに頼って車速を落とすのは間違い。気分がいいように感じるだけだ。減速は減速としてブレーキングだけで行い。
  • 応用テクニック

  • 必要ならば途中のギアを飛ばしてダウンシフトしても構わない。
  • クラッチを切っている間はクルマが不安定になる。シフトが終わったらすぐにつなげ。
  • 危険回避テクニック

  • 駆動力がないとクルマは不安定になる。シフトが入らなかったら慌てずにブレーキで車速を落とす。
  • ミスシフトは焦っている証拠。余裕がなければもっと手前でブレーキングを開始する。
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