ビークルダイナミックスに片足を突っ込んだばかりの君にはこくなようだが、タイヤのグリップの話しはここまでで終わったわけではない。安全に速く走りために不可欠なタイヤのグリップへの理解だが、まだまだ道半分もきていない。

そこで質問。

ひとつでもややこしいと思うかも知れない摩擦円。残念ながらクルマにはその摩擦円が４つ付いているのがふつうだ。下のフォーミュラカーの図。前後のタイヤサイズが異なるから本来ならば摩擦円の大きさも違うのが当たり前。前輪より後輪の摩擦円が大きいのが正解だ。ここでは便宜的に同じ大きさにしているが、クルマはタイヤの１００％のグリップを使ってフル加速しているところだ。

さて、理論的に考えた場合にこの図は正しいのだろうかそれともまちがっているのだろうか？答えてくれたまえ。くれぐれも、自分で考える前に頁をめくらないこと。