君も体験的に知っているだろう。
時速40Kmで走っていて100Kmまで加速するのと、時速100Kmで走っていて40Kmまで減速するのとどちらがより短い時間で行えるか。
前後ともドラムブレーキのクルマにツインターボエンジンでも搭載しないかぎり、とりあえずどんなクルマでも同じ速度の変化に対しては減速よりも加速に時間がかかる。
※唯一の例外はドラッグレースに出場するトップフューエルやファニーカーだ。今や5000馬力のエンジンを搭載したマシンはゼロヨンを4秒で走りきり、ターミナルコピーは時速540Kmに達する。その代わり手動式のブレーキは加速度より小さい減速度しか生むことができない。止まるまでに加速に使った距離の3倍の1200mを必要とする。
そう。はっきり言ってクルマは加速が苦手だ!それはどんなクルマでも同じ。軽トラックでもF1でも同じ。
だから、速く走りたいのなら人間がクルマはの弱点を補ってあげることが必要だ。そして、それこそが運転手ができる速く走るための努力なのだ。
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