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2010年11月17日の第1回からまる15年。870余回の更新を誇るルノー・ジャポンの公式ブログであるトム ヨシダブログ。
ルノー・ジャポンの広報から好きなことを書いて構いませんと言われ、気の向くままに好きなクルマのこと、好きな運転のこと、好きな食べ物のことなど書き散らかしてきました。
長期にわたりお借りしたルノーの歴代RSモデルをとことん味わいつくし、スクールカーとして参加者に体験してもらうこともできました。このブログを読んでRSモデルを購入した方は新車中古車合わせて20名を下りません。ボクが終の相棒に選んだルーテシア3RSが生き生きと走る様を見るのは幸せでした。ルーテシア3RS、ルーテシア4RS、メガーヌ3RS、メガーヌ4RS、トロフィーR。購入された方がユイレーシングスクールに足を運んでくださったのは望外の喜びでした。

元はと言えばルーテシア3RSにひと目惚れしたのがきっかけで始まったこのブログですが、このたびルノー・ジャポンがブログがのっている古いプラットフォームを更新しないことを決めました。なのでこの第877回をルノー・ジャポンの公式ブログとしての最終回としてひと区切りつけることにしました。
しかしながら15年870余回というのは簡単に括れるモノではありません。ブログに登場した方々の思いが込められています。ボクが主宰するユイレーシングスクールの主張も願いも込められています。クルマ、運転、食べ物、季節。とにかく守備範囲の広いブログに育ちました。書いてきた自分自身も将来読み返してみたいと思うはずです。なのでルノー・ジャポンの公式ブログの内容をそのままユイレーシングスクールのブログに移転して、これからもトムヨシダのブログを書き続けることにしました。
・ ユイレーシングスクールのブログに名前を変えたトムヨシダのブログはこちらでお読みになれます。
また現在ユイレーシングスクールのWebサイトの見直しも行っています。年内にはお披露目できるはずです。これからもユイレーシングスクールとトムヨシダのブログをよろしくお願いします。
※ プラットフォームが存続する限りはルノー・ジャポンの公式ブログでもお読みになれます。
数えて15回目のポルシェクラブ東京銀座ドライビングレッスンを富士スピードウエイショートコースで開催しました。2026年も3回開催の予定です。


来年のドライビングスクールの日程のうち確定しているものをお知らせします。
1月31日(土) YRSオーバルスクールFSWロング
2月28日(土) ポルシェクラブ東京銀座ドライビングレッスンFSW
3月1日(日) YRSオーバルレースFSW
3月28日(土) YRSツーデースクールFSW1日目
3月29日(日) YRSツーデースクールFSW2日目
3月5日(木) YRS+エンジンドライビングレッスン
5月28日(木) YRS+エンジンドライビングレッスン
10月8日(木) YRS+エンジンドライビングレッスン
6月11日(木) YRS筑波サーキットドライビングスクール
7月23日(木) YRS筑波サーキットドライビングスクール
各ドライビングスクールの詳細および参加申込み受け付け開始は年明けを予定しています。
エンジンドライビングレッスンにはコペンGR MTで何度も参加されているAさん。先日のYRSツーデースクールFSWにAさん秘蔵のケーターハム480Sでユイレーシングスクール初参加。240馬力/525Kg、2.19kg/ps、パワーステアリング無し、ブレーキアシスト無しの速く走るためだけに作られたクルマ。シリーズ最速のクルマ。運転を楽しむためだけに所有しているというから羨ましい。
YRSツーデースクールFSWの1日目午前中は、スラロームとビッグブレーキとスモールブレーキの練習。AさんはYRSのカリキュラム初体験だから説明を兼ねてというのもあるけど、個人的に大いに興味をそそられたので1日目のデモランで乗せてもらった。
重ステと格闘しながらのデモランで前輪の動きがよくわかったと評判に
スラロームは重ステと格闘するも、姿勢変化をほとんどしない割りにしっかり荷重移動を感じられる前ダブルウィッシュボーン後ドディオンアクスルのサスペンションに助けられて悪い例と良い例の差を見せることができた。
切り替えしを連続させて逆ロールを起こさせるとロードホールディングが低下する。結果、速く走ろうとするとパイロンから遠ざかってしまう。忙しいけれどパイロンを回り込みながら直線的にスロットルオン➜スロットルオフ➜前荷重の状態でステアリングを回し➜ステアリングを戻して加速➜加速をやめて➜ターンインを繰り返すのが秘訣。
左前タイヤだけがスモークを上げた理由を参加者に説明
3速全開100キロからのビッグブレーキ。これも悪い例と良い例を目撃してもらうのが目的だけど、ここで望外の挙動を参加者の方にお見せすることができた。その時の画像がないのが残念だけど、想像しながら読んでほしい。
輪荷重という言葉がある。クルマは4本のタイヤで車重を支えている。1本のタイヤにかかる荷重のことを輪荷重と言う。走行中に姿勢変化を起こすクルマの重心は常に移動するから4本のタイヤの輪荷重が刻々と変化している。例えば速度を落としつつ旋回しているクルマの輪荷重は4本どれも異なる。当然アウト側前輪の輪荷重が最大だ。走行中のクルマの4本のタイヤのグリップが均一であることはない。荷重の減少はタイヤのグリップに大きくスポイルするから、クルマの性能を発揮させるためには輪荷重を小さくはしたくない。
3速全開からブレーキペダルを蹴飛ばす。重い。ややあって前輪がロックする。煙があがった。左前輪からだけだ。実はロックしているのは左前輪だけだった。同じ制動力が左右前輪に働いているはずなのに、なぜ右前輪はロックしないのか。
答えはFSWの広大な駐車場の路面にある。よく観察しないとわからないけれど、駐車場は微妙に傾斜している。ビッグブレーキの加速区間はほぼ平坦だけど、ブレーキングポイントから先はわずかに下っている。さらに、歩いても気が付かないほどブレーキング区間が左にむかって傾斜している。
そう。ブレーキペダルを蹴飛ばして左右前輪がロックするほどの制動力が発生した直前、左前輪は右前輪に比べて低い位置にあった。自ずと左前輪の接地圧は右前輪のそれより小さかった。すなわち制動力が立ち上がった時点で左前輪の輪荷重が右前輪に比べて小さかった=左前輪のグリップが右前輪のそれより小さかったのと同じだ。だから左前輪だけロックした、ということだ。
ブレーキペダルを蹴飛ばす悪い例を見せた後、トランジッションを多めにとって踏力を漸進的に増やすスレッショルドブレーキングに移る。テイルスクワットもノーズダイブもしないから重心の移動がつかみにくいが、自分の中で重心が追い越していくのを感じてブレーキペダルに力を加え続ける。ブレーキペダルを蹴飛ばした時には左前輪がロックした瞬間に減速Gが減ったのを感じたけれど、今度は踏力を増やすのに比例して減速Gも増加する。制動距離は短くなり、体感的にはマイナス1G近くの減速Gが発生したいた感じだった。後輪の輪荷重を減らさずに前輪の輪荷重を増やし続けた結果だ。
走行中のクルマの姿勢変化に伴う荷重移動。それぞれのタイヤにかかる輪荷重を意識するとクルマの性能を引っ張り出しやすいかも知れない。
オーナーのAさんがここぞとばかりにスロットルを踏み抜く
※ 参加すれば実りの多いYRSツーデースクールFSW。申請中の日程が承認されれば2026年春の開催は3月28、29日(土日)になるはず。決定次第お知らせしたい。
1979年9月。1ドルが230円と円安の中。無謀にもなんのつてもないアメリカに渡った。異国の地の生活はそれはそれは大変だったけど、アメリカのモータースポーツを見て肌で感じ味わうたびに、アメリカに来たことが大正解だったことをかみしめる毎日を送ることができた。
アメリカでの思い出はそれこそ語りつくせないけれど、記録が残っているアメリカンモータースポーツシーンを紹介したい。
第273回 遠い昔の思い出 1 (2018/1/19) CG1993年9月号 人にやさしいモンスター/トヨタスタジアムトラック試乗
第274回 遠い昔の思い出 2 (2018/1/17) CG1994年3月号 グラスルーツのNASCARストックカーに乗る
第325回 遠い昔の思い出 3 (2018/11/12) CG1993年12月号 最後のスポーツプロトタイプに乗る/AAR Eagle MkⅢ 試乗
第740回 遠い昔の思い出 4 (2023/8/19) CG1994年10月号 280Km/hのコーナリングにしびれる
第793回 遠い昔の思い出 5 (2024/6/12) CG1994年2月号 オーバルトラックのグラスルーツ/ミヂェットカー体験試乗記
ジムラッセルレーシングスクールの3日間初級コースにあやかって複数日のドライビングスクールをと、2006年に始めたYRSツーデースクールFSW。今回が37回目。西は四国の高松、東は郡山、北は小諸市からクルマ好き28名が集合。
参加したクルマも多種多様
1日目は広大な駐車場でイーブンスロットルとトレイルブレーキングをマスターするためにスラローム、ビッグブレーキ、スモールブレーキ、オーバル走行の練習。
オーバルコースを速く走るとクルマの動きがわかります
2日目はコースを歩くことから始まります
ショートコースの走行は短いセッションの繰り返し。セッションの最後でベストラップを刻み操作を身体にしみ込ませます。
ショートコースをいちばん走ったのは豊橋からのOさんで129周でした。参加者全員が計測ラップだけで2754周走ってスピン3回が残念。スピンゼロの回が多かったのに。
このブログ用にルノー乗りだけの記念撮影
左からワタクシ、スタッフY、スタッフF、Hさん、Iさん、Oさんとパートナー、Fさん、Tさんご夫婦
ワタクシのメガーヌ4RSウルティムとスタッフFの青ルーテシア3RSとスタッフYの銀ルーテシア3RSが混じってます
常滑市からルーテシア3RSのFさん
伊那市からメガーヌ3RSのOさんとパートナー
鋸南町からメガーヌ3RSのHさん
鈴鹿市からメガーヌ4RSのTさんご夫婦
高知市からメガーヌ4RSウルティムのIさん
スクールではサーキットを走る時にウォームアップから始め徐々にペースを上げ最後にベストタイムを刻むように走ると、操作が身体に馴染み再現性のある運転ができるとアドバイスします。
今回、午前1回と午後2回の計測セッションがありましたが、最後の計測セッションで他の人が30~40周以上走り込んでいるのをサインボックスから観察するだけで自身は走らなかったEさん。最後におもむろに走り出して11周。全参加者のベストラップを最終周で記録。Eさんの作戦が功を奏したようです。
ストレートを駆け下る小諸市からアルファロメオ4CのEさん
エンジンドライビングレッスンの23年目が終了。今年開催した3回を含めると延べ2,111名の方が受講されたことになります。
朝一番、村上編集長の挨拶とエンジンドライビングレッスンの目的と存在意義の説明。
終わってみればいつものように全員が笑顔。達成感が溢れます。
午前中のジムカーナ場でイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習をみっちりやった効果で、コース1000を参加者全員がクルマのバランスを崩すことなく周回。速さについては見るものがあるので、次のテーマは一貫性というか再現性の向上。無意識に操作ができるようになれば速さはあとからついてくる。
というわけで午後を2回のステージに分けて走行。各ステージの最後の最後のラップでベストを刻むことができれば、それはすなわち操作が身体にしみ込んでいることの証ですよ、とアドバイス。
午後のステージ1(短いセッションx2)の総合結果
午後のステージ2(短いセッションx3)の総合結果
この日の全てのセッションの総合結果
久しぶりのサーキットとなると力が入ってしまうのも当然。参加者もタイムアップの秘訣を頭ではわかっていても手短に速く走ってしまうのも無理はない。とりあえずは速く走れてしまうから。
だから参加者全員が一生懸命楽しそうに走っているのを見ると、エンジンドライビングレッスンを長く続けることが速さを味方にする最善の方法かも知れない、と。
ということで、来年もエンジンドライビングレッスンをは3回開催する予定です。日程が決まり次第発表いたします。
ユイレーシングスクールが筑波サーキットで主宰したドライビングスクール一覧
メーカーの安全運転教室以外のドライビングスクールがなかった時代。ユイレーシングスクールは2000年から筑波サーキット公式スクールの運営を委託され独自のカリキュラムを実施。安全に正確にクルマを思い通りに動かすことをテーマに運転のコツを説く作業を続けた。そして多くの方がサーキットデビューをはたしクルマ使うことの楽しさに目覚めた。2003年に第1回を開催したエンジンドライビングレッスンはその流れをくむ由緒ある運転教室にあたる。
早いものでもうすぐ10月。ユイレーシングスクール27年目を迎える来年の予定をあれこれ考える時期になった。
そこで将来を見越した試みとしてYRSスタッフ練習会を開催した。2023年から2025年にユイレーシングスクールに参加した459名のうち重複分を除いた176名の方に習うのではなく、将来スタッフとして教える立場に立つことを想定して走ってみてはどうかと呼びかけた。応募してくれた17名はいつものYRSオーバルスクールと異なりしゃべりながらの運転に戸惑いつつも、参加者同士が同乗走行をしたりお互いのコミュニケーションを楽しんでいた。
朝7時集合。オーバルコースのパイロン立ても経験。
半径22m直掩130mのYRSオーバルFSWロングでリードフォロー。
いつもよりミーティングの時間を長めに。シニアインストラクターの視点を詳しく開陳。
せっかくだからオーバルレースの真似事を。2列縦隊でフォーメーションラップ。
ヨーイドンで我先に。さすがYRS卒業生。初めてにも関わらず破綻なし。
異なる立場を意識することで確実に客観性が増しますとお話ししました。
この日集まったルノー乗り全員集合。
くたびれてきてルーテシア3RSを手放そうとしていたスタッフYが、面倒を見てくれそうなショップを見つけ乗り続けることにしたのは朗報。
今年のユイレーシングスクールの一般公募のスクールは11月1,2日(土日)開催のYRSツーデースクールFSWを残すだけとなりました。2日間クルマの運転に集中するとふだん見えなかったモノが見えてきます。 YRSツーデースクールFSW開催案内 をご覧の上、ぜひ参加してみて下さい。
公益財団法人 交通事故総合分析センターが毎年発行する交通統計の令和6年版を取り寄せてみた。 過去のブログ(第741回) でも触れたように、全国の警察から警察庁に集められた交通事故のデータがもれなく統計として整理され掲載されている。昭和45年(1970年)に始まったこの統計、最も新しい数字は令和6年度のもの。ひも解けば日本の交通事故の全てがわかるほどの情報が詰まっている。

ユイレーシングスクールが独自に行っているデータ化はまだ先になりそうなので、最新の交通統計から読み取れる事実を抜き出してみたい。
・この年、我が国の自動車保有台数は二輪車から大型特殊車まで公道を走行できる全ての車両を含めると91,514,410台。ちなみ過去最も台数が多かったのは前年、令和5年の91,567,693台だった。
・この年、公道を走行できるあらゆる種類の運転免許証を保有する人の数は81,742,303人。日本の人口は1億2千3百人あまりだった。免許証保有者が最多だったのは2018年で82,314,924人。
・この年、全国で発生したあらゆる交通事故の総件数は290,895件。過去最も交通事故が発生した2004年の952,720件をピークに増減を繰り返しながら減少傾向にある。ちなみに令和5年の総発生件数は307,930件。
・交通統計では交通事故を、人対車両、車両相互、車両単独の3種類に分けて集計している。このうちユイレーシングスクールが注目するのは、相手のいないいわゆる独り相撲での事故。この年の車両単独事故総件数は12,090件。前年の12,459件よりは減少しているし、過去避けようと思えば、あるいは避ける技術があれば起きなかった車両単独事故が最も多かった2001年の53,444件よりは大幅に減少している。
・この年、死亡事故に至った交通事故件数は2,598件。前年の2,618件より減少しているし、また過去最多の10,892件の死亡事故が起きてしまった1992年よりは大幅に減っている。
・この年、しつこいようだが相手がいないのにも関わらず事故が起きた件数が734件。時世を反映しているのか前年の720件より増えている。もっとも死亡事故が最多だった1992年は単独死亡事故も2,803件だったことを考えれば、自動車技術の進歩、道路環境の整備、交通社会の合理化などが奏功した結果だと考えることもできる。
・免許保有者が8千万人以上という数字に対する交通事故の件数自体はごくわずかなものだし、そもそも全ての免許証保有者が運転しているとは限らない。運転免許証保有者が一生の間に交通事故にあう確率は限りなくゼロに近いのかも知れない。
・しかしクルマを運転している以上事故に合わないという保証がないのも事実。
・そこで気になるのが、交通事故総件数に占める単独事故件数の割り合い、そして死亡事故総件数のうちの単独死亡事故件数だ。
・令和6年には全ての交通事故件数に占める単独交通事故件数の割合が4.2%だった。令和5年は4.0%だった。交通事故件数が最も多かった平成16年で5.6%。比率が最も高かったのは統計が始まった昭和45年で7.3%だから、人対車両、車両相互の事故件数にすれば少数派だ。
・ところが死亡事故に限ると話が変わってくる。死亡事故総件数に占める単独交通事故件数は令和6年が28.3%、令和5年が27.5%だった。
・強引に結論を導き出すつもりはないけれど、単独事故は交通事故全体の4%でしかないのに、死亡事故に限ると数字が跳ね上がる。
・100件の交通事故が起きたとして、そのうちの単独事故は4件でしかない。しかし単独事故が起きると10件のうちの3件近くが死亡事故に至ることを数字が示している、という話だ。ちなみにユイレーシングスクールが集計した数字によると令和2年の29.63%が最多記録になる。
・交通事故の件数など免許人口からすれば無視できる数字だ、と言う向きがあるかも知れない。自分は交通事故とは無関係と思っている人がいるかも知れない。
・何もなければそれに越したことはない。しかしここに上げた数字が示すように、交通事故と交通死亡事故が起きる確率はゼロではない。交通環境が進化しても人間の落ち度をカバーすることは難しい場合がある。クルマの安全性能が向上しても、それで人間が傷つくことはないという保証はない。
・何よりも好きなクルマで事故を起こしてほしくない。油断をせずにクルマの運転が上手くなる努力を続けてほしい。ユイレーシングスクールはそう思いながらドライビングスクールを続けている。
※ 交通事故総合分析センターのサイトから1年落ちの「交通統計」(2023年以前の歴年)を無料でダウンロードできます。交通事故がいつ、どんなところで、どのように起きるか。交通事故にまつわる数字がこれでもかと並んでいます。興味のある方は覗いてみてはいかがですか。
8月のとんでもなく暑い日。富士スピードウエイの広大な駐車場でYRSドライビングワークショップFSWを開催。
午前中にスラロームと大小のブレーキング練習、午後はコーンで作ったオーバルコースでコーナリングの練習をします。クルマの機能は加速、減速、旋回。人間が行う操作がスロットル、ブレーキ、ステアリング。それぞれの関係を確認しながら、クルマを思い通りに動かす練習をします。
ユイレーシングスクールが主催する全てのドライビングスクールは朝一番の座学から始めります。クルマの動き方をわかりやすく解説。クルマを動かすための操作を合理的に説明します。
座学の後は教室で説明した操作をするとクルマがどう動くかみてもらうためにデモランを行います。運転にはやってはならない操作とやった方がいい操作、それにやるべき操作があります。操作の違いを見分けることで理論と実践のギャップが縮まります。
今回唯一のルノー乗りのEさんがビッグブレーキに挑戦します。100キロプラスからできるだけ短い距離でクルマを静止させる練習。ブレーキペダルの踏み方で制動距離が大幅に異なることを体験します。
Eさんが20m間隔においたコーンのスラロームコースを駆け抜けます。クルマは連続した切り返しが苦手です。切り返しを連続するのではなく一瞬がフラットな状態をはさんでやることでクルマが走りやすい状況を作ります。
EさんとメガーヌRSトロフィー(MT)。Eさんは今年初めての参加。昨年は5回、一昨年とその前は1回参加してくれた。
Eさんの感想文が載っている過去の記事は、 ・第803回 Eさんの場合(2024/8/1) 、 ・第666回 Eさんの場合(2022/7/21)です。
ルーテシア3RSのオーナーでもあるGさん(写真右)は2018年5月のYRSオーバルスクールFSWにロードスターに乗って初めて来てくれた。2019年は3回、2020年は1回走りに来てくれていたのだけど、2021年5月のYRSオーバルスクールFSWにルーテシア3RSで参加してくれた。2022年はルーテシア3RSで1回、2022年は5月にルーテシア3RSで走っていたと思ったら9月にはロードスターで現れた。今回は新調したと言う赤いロードスターで、同じ赤いロードスターに乗る弟さんを誘って参加してくれた。
Gさん兄に登場してもらった過去のブログは、 ・第726回 ルノー仲間再来(2023/5/23)、 ・第681回 YRSオーバルスクールFSWとルノー仲間(2022/10/4) 、 ・第576回 仲間がもう一人(2021/5/13) です。
次回のユイレーシングスクールは11月1、2日(土日)開催のYRSツーデースクールFSW。今年最後の一般応募のドライビングスクールです。運転の達人を目指している方はぜひ参加してみて下さい。詳しくは YRSツーデースクールFSW開催案内 をご覧下さい。