≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
Go − Circuit No.214 (02/12/06発行)
---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマを安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していない
と楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「ク
ルマさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングス
クールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
》》》 Be Smarter、Safer、Faster 《《《
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| 1)ドライビングワークショップリニューアル
| 2) 参加申し込み受付中
| 3) YRSエンデューロ第一戦
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| 1)ドライビングワークショップリニューアル
ユイレーシングスクールはクルマの運転の基本を学ぶことを目的としたドラ
イビングワークショップを開催してきましたが、今年から受講がし易いように
開催地を拡大することになりました。開催地は筑波サーキット、ツインリンク
もてぎ、富士スピードウエイの3ヵ所となり今までよりアクセスが容易になり
ます。カリキュラムはどのドライビングワークショップも基本的には同じです。
クルマを運転するということに対してはまだまだ多くの誤解があります。最
も優先されなければならないはずの安全。その安全が軽視されているだけでは
なく、速さを単純に求めるがあまり変則的な操作を是とする風潮があるのも事
実です。
クルマはますます進化を続けています。しかしながら、安全、速さ、上手さ
は将来も運転する人の努力なしには手に入れることはできません。どうすれば
安全に運転できるか?どうすれば速さを手に入れられるか?どうすれば上手く
なれるのか?YRSの豊富な経験を背景に楽しみながら運転の基本中の基本を
お教えします。
クルマとの付き合いをより楽しいものにするためYRSドライビングワーク
ショップをご活用下さい。
○ YRSドライビングワークショップカリキュラム(各校共通)
座学(ビークルダイナミックスおよび操作と挙動の関係について)
スレッシュホールドブレーキング練習
イーブンスロットルコーナリング練習
トレイルブレーキング練習
オーバル定常円走行練習
ラップタイム計測
質疑応答(市街地走行からレース参加までなんでも)
※参加者全員がリアルタイムのアドバイスを受けながら走行します
※走行中にFM放送が聞けるラジオ(カーラジオで可)を用意して下さい
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| 2)参加申し込み受付中
〓〓〓〓 以下のプログラムへの参加申し込みを受付中です 〓〓〓〓
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| ★ YRSオーバルスクール卒業生集まれ ★
■ 2月25日(土)YRSオーバルレースシリーズ第一戦
日本では唯一YRSだけが開催しているショートオーバルレース。昨年のレ
ースではスリーワイドどころかフォーワイドでコーナーに侵入するシーンも見
られました。もちろんYRSオーバルスクールでカーコントロールを習得され
た方達だからできる技ですが、YRS流のやってはいけないこととやるべきこ
との解説を理解すれば、少しの練習でどなたにもドアツードア、テールツーノ
ーズの接戦を体験していただくことができます。
クラス分けはオープンクラスが1〜2クラス。それにロードスタークラスが
加わりますが、今年からルーキー賞を設けます。これは初めてYRSオーバル
レースに参加する方を対象に、参加したクラスの中で最も上位でフィニッシュ
した方を表彰しようというものです。YRSオーバルスクール卒業生の方の参
加をお待ちしています。
・YRSオーバルレース規則書
http://www.avoc.com/2race/oval/yor.shtml
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| ★ YRS卒業生はどなたでも参加できます ★
■ 2月26日(日)YRSプラクティスデーFSW
6年目を迎えたYRSエンデューロ&スプリントの第2戦は3月11日(土)
に富士スピードウエイショートコースで開催されます。これに先立ちYRS卒
業生を対象にプラクティスデーを開催します。もちろん必ずしもレースに参加
する必要はありません。
当日はFSWの攻略法やレースでの走り方。ライバルに先んじるための方法
を説明します。
・YRSプラクティスデーFSW開催案内
http://www.avoc.com/1school/driving/ypdf.shtml
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| ★ どなたでも参加できます ★
■ 3月1日(水)YRSドライビングワークショップ筑波
冒頭でご案内したように今年から筑波サーキットでもYRSドライビングワ
ークショップを開校します。免許を取られたばかりの方、長い間ペーパードラ
イバーだった方、サーキットを走るつもりのない方。どなたでも参加すること
ができます。この機会にクルマの運転の本当の楽しさを見つけて下さい。
・YRSドライビングワークショップ筑波開催案内
http://www.avoc.com/1school/driving/ydwt.shtml
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| ★ どなたでも参加できます ★
■ 3月2日(木)YRSドライビングワークショップもてぎ
YRSとしては初めてツインリンクもてぎでドライビングワークショップを
開校します。筑波サーキットや富士スピードウエイが遠くて躊躇していた肩、
免許を取られたばかりの方、長い間ペーパードライバーだった方、サーキット
を走るつもりのない方。どなたでも参加することができます。この機会にクル
マの運転の本当の楽しさを見つけて下さい。
・YRSドライビングワークショップもてぎ開催案内
http://www.avoc.com/1school/driving/ydwm.shtml
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| 3) YRSエンデューロ第一戦
1月28日。6年目を迎えたYRSエンデューロの第一戦が筑波サーキット
ショートコースで行われた。参加したのは15チーム33人。うち6チームが
130分耐久レースをひとりで走りきるソロエントリ。参加車両は昨年10月
のYRSエンデューロFSWを制した矢ヶ崎選手駆るポルシェ993を筆頭に
ロードスターが9台とロータスエクシージ、ポルシェボクスター、S2000、
プジョー205、軽自動車のアルトがそれぞれ1台ずつ。
予選を兼ねたプラクティスで最速タイムを記録したのはやはり矢ヶ崎ポルシ
ェ。タイムは41.432。2番手から4番手はロードスターが並ぶ。予選2
位はソロエントリの下平選手。3位がロードスター乗りのベテランで構成され
たチームグラスルーツ。ドライバーは大森選手、広嶋選手、山崎選手、田原選
手の4名。4位はYRSエンデューロの常連PSC湘南チームで今回は竹村選
手と赤池選手の2名で参戦する。3台のロードスターはそれぞれ43.498
秒、43.957秒、44.125秒と僅差。軽自動車のアルトが47.94
9秒で予選12位。スプリントにはインプレッサで参加する塩原選手が初めて
乗るFRのレンタルロードスターをだましだまし走らせ48.479秒で13
位。昨年暮に乗り慣れたFFインテグラからFRロードスターに乗り換えて初
走行の中島選手が49・558秒で14位。今年から全戦参加を目標にチーム
を結成し初めてエンデューロに参加してきた下山選手率いるチーム椿が51.
677秒のタイムで15位。ただし予選1位のタイムをたたき出した矢ヶ崎ポ
ルシェは他車とのポテンシャルバランスが考慮されスタート順は最後尾に。都
合15台がオリジナルルマン式スタートに向けてコース上に並ぶ。
レースは130分の時間レースでチェッカー優先。レース終了時にコース上
を走行していてチェッカーフラッグを受けることができた車両の中でより遠く
まで走った車両がより上位に入る。グリーンフラッグの合図とともにドライバ
ーがクルマに駆けより乗車。シートベルトを締めエンジンをかける。真っ先に
飛び出したのは下平ロードスター。ほぼ同時に動き出したのがチームアンダー
100のアルト。予選上位のクルマがスタートに手間取っているのを尻目に2
番手で1コーナーに消える。
3番手グリッドのグラスルーツロードスターが動き出すと堰を切ったように
おおかたのクルマがコース上に踊り出る。集団は横3列に並び、前後の間隔も
ないままに1コーナーに進入。ダンゴの中にいる限りラップタイムが速いクル
マもそのポテンシャルを発揮できない。最後尾からスタートした矢ヶ崎ポルシ
ェも隊列がばらけだす10周目にこそ42秒台をマークしトップを走る下平ロ
ードスターを追うが、それまでのラップは43秒〜46秒とペースをつかみき
れない。一方後続を引き離し1コーナーに入ることに成功した下平ロードスタ
ーは44秒〜45秒のペースながら自由にコースを泳ぎ回りさらに後続を引き
離す。
筑波サーキットショートコースの出走台数制限いっぱいの15台での争いは
車両とドライバーのポテンシャルを翻弄する。クリアラップがとれないは運が
ないのか。それともドライバーの判断の甘さ、詰めの甘さが速さを損なってい
るのか。
自身の16周目を終えたところで真っ先に中島ロードスターがピットイン。
混雑を避けるために早くも3回義務付けのピットインの消化に入る。続いてP
SCロードスターも早めのピットイン。その直後チームエンジン1ロードスタ
ーの塩沢選手がインフィールドから外周に出るところでスピン。コースアウト
して復帰しようと試みるがサンドトラップにつかまり復帰できない。フルコー
スコーションとなりペースカーが入る。スローペースを見越したソロエントリ
の栗原選手のボクスター、矢ヶ崎ポルシェ、チーム椿プジョーなど何台かの車
両がピットイン。
レッカー車が回収を終える頃、比較的空いているスペースに入ることのでき
た矢ヶ崎ポルシェは自身の33周目にこの日のレースレコードである42.2
29秒をマークしトップを走る下平ロードスターを追う。その下平ロードスタ
ー。最初のピットストップを引っ張り続け、なんと自身の71周目、レース時
間の半分近くまで走り続ける作戦に出る。その頃、既に2回のピットインを終
えている車両もあり順位は混沌。モニターが示す順位もめまぐるしく変動する。
こうしてめまぐるしく順位の入れ替わる状態は自身の140周目に3回目の
ピットインを行ったPSCロードスターと自身の144周目に最後のピットイ
ンを行った下平ロードスターがコースに復帰するまで続く。この時点で事実上
のレースは終わったかに見えたが実はそうではなかった。いくつかのグループ
が同一周回で最後の争いを繰り広げる。追いつきたい。しかし周回後れが現れ
速いクルマが抜いていく。思い通りのペースで走れる状況ではない。それが耐
久レース。
混戦が落ち着いてみればトップを走るのは矢ヶ崎ポルシェ。途中タイヤをい
たわったり万全のレースではなかったもののポテンシャルの優位性は崩れなか
った。
しかしレースは続く。最後のスティント。やはりどのチームも最後になって
ペースが上がる。越後選手、清水選手、田村選手が駆るチームツインスターの
ロードスターは自身の146周目に。塩原ロードスターは自身の146周目に。
三浦選手と福永選手のチームほっとサンデーロードスターは自身の149周目
にそれぞれのベストラップをたたき出す。
スタートから2時間10分21秒。トップを走る矢ヶ崎ポルシェが真っ先に
チェッカーフラッグを受ける。周回数は164周。筑波サーキットにおけるY
RSエンデューロ史上最多周回数での優勝。2位には終盤直前までトップを走
っていた下平ロードスター。1位からは2周遅れながら162周をクリア。こ
れまたこれまでのロードスター最多ラップ記録の161周を更新。3位にはな
んと同一集回数の4秒409差でグラスルーツロードスター。さらに3位から
2秒170遅れてフィニッシュしたのが4位のソロエントリの藤田S2000。
1位になった矢ヶ崎ポルシェはペースカーラップ1周でピットに向かった作
戦がロスタイムを最小限に抑え走りを楽にしたに違いないし、ペースカーを3
周フォローした下平ロードスターに比べ2周ですんだグラスルーツロードスタ
ーと藤田S2000は、その事実さえ認識していれば付け入る隙があったかも
知れない。
他にも同一集回数ながら1秒207差で5位をPSC湘南に献上した高野選
手と松本選手のチームイーブンスロットルロードスター。わずかコンマ542
秒差でチームほっとサンデーロードスターから逃げ切った中島ロードスター。
追い上げたもののわずか1秒794だけアンダー100アルトに届かなかった
エンジン1ロードスターなど、耐久レースならではの綾がそこかしこに見られ
たレースだった。
レース結果に「タラ・レバ」はないとよく言われるが、130分経過した時
の差がまばたきをするほどだったとしたら。先んじたほうはまだしも後れをと
ったほうは辛い。トップ争いでないからかまわないのではなくて、どんなポジ
ションにいても結果から逆算して走りを組み立てる。できることは最大限努力
する。手を抜いていいところは大いに抜く。走る側も見る側もそんな気持ちに
なると耐久レースがもっと面白くなるはずだ。
YRSエンデューロに参加しているドライバーはまさに発展途上にある。2
001年の第一回YRSエンデューロ。トップを走るロードスターは137周
でガス欠におちいり戦列を去った。今や162周しても燃料を気にする必要は
ない。ドライバーがクルマという道具を使い慣れてきた証拠だ。ドライバーが
今回の結果を踏まえ分析し速く走るのではなく平均速度を上げる思考に切り替
えることができれば、今年筑波サーキットで行われるYRSエンデューロはあ
と2戦。今年中にロードスターが165周を走破することは十分に可能だ。
※参考データ
# 最速ラップ 最遅ラップ 平均ラップ 合計時間
74 42.229 82.062 43.374 7113.343
28 43.914 81.562 44.369 7187.712
39 43.857 75.293 44.366 7187.232
76 43.850 81.572 44.415 7195.283
86 44.030 49.876 44.566 7130.532
53 43.139 73.853 44.809 7169.471
41 44.690 80.719 45.264 7151.675
20 44.496 76.875 45.500 7143.468
70 44.534 77.767 45.884 7157.945
19 45.880 80.121 47.050 7151.541
27 44.723 89.126 46.970 7139.367
49 47.483 85.281 48.367 7158.276
54 45.638 78.082 46.052 6815.639
99 47.022 75.142 48.581 7141.386
78 46.068 75.978 47.807 6645.200
・最遅ラップとは全ラップからピットインラップを除いた周回で最も遅いラッ
プ。ピットアウトラップは含まれる。
・平均ラップとはピットインラップを除いた全周回の平均ラップタイム。
・合計時間とはピットインラップを除いた全周回の号駅時間。
・2006年YRSエンデューロ第一戦結果
http://www.avoc.com/4circuit/4result_race/2006/060128-yes.shtml
|【公式通知021306】YRSエンデューロ特別表彰について
2006年中に筑波サーキットコース1000で行われるYRSエンデューロ
において以下の周回数を走破したチームには年間表彰式の席上でクリスタルト
ロフィーが贈られる。
ロードスター:165周
その他の車両:170周
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