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≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
 
           Go − Circuit No.215 (02/28/06発行)
 
---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマを安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していない
と楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「ク
ルマさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングス
クールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
    》》》 Be Smarter、Safer、Faster 《《《
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| 1)YRSオーバルスクールFSW トム ヨシダ
| 2) 参加申し込み受付中
| 3) トリノオリンピックとスポーツドライビング トム ヨシダ

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| 1)YRSオーバルスクールFSW トム ヨシダ
  数日前までの天気予報は外れ見事に晴れた青空に裾野まで雪をいただいた富
士山が映える。気分良く富士スピードウエイのゲートに到着。しかし、しかし。
路面にはなにやら亀甲のような模様が。「凍ってるんですよ。」スタッフの声。
降り立ってみるとやはり路面はツルツル。「オーバルスクールまでに解けるか
なぁ。」
  パイロンを設置したあとスタッフ総出でラインの上を走る。気温が低いせい
か水膜がなくなるだけで乾くまでにはいたらない。ちょっと湿った感じが残る
ところで午前中のオーバルスクールが始まる。今回の受講者は20名。うち1
1名がYRS初参加。中には初参加ながら午後のオーバルレースに参加する人
も。
  40分ほどの座学の後、いつもの通りイーブンスロットルコーナリングの練
習が始まる。44x104mのYRSオーバルFSWを徐々に速度を上げなが
らターンの入口から出口までパイロンに沿ったラインでかつクルマの姿勢がイ
ーブンになるようにスロットルの操作だけで走る。40キロ。路面は多少湿っ
てはいるが受講者は思い通りのラインにクルマを乗せている。45キロ。速度
が少し上がっただけでもターンインポイントが変わってくる。40キロと同じ
ポイントでステアを始めたクルマがパイロンの列から離れる。すかさず少し手
前で切り始めるようにアドバイス。次のターンでは見事にターンインポイント
を手前にずらしパイロンに沿って走る。
  50キロ。半径22mのターンとはいえ十分に速い速度。しかも2速ホール
ド。スロットルのオン、オフにで微妙にラインが変わる。テーマはパイロンに
沿って走ること。次第にスロットル操作がこなれてくる。55キロ。ターンの
大きさから見れば、既にふだんは体験しない進入速度だ。ステアリングを回し
始める位置。切り込んでいく速さと角度。少しのずれがアンダーステアを誘発
しパイロンから遠ざかる。
  この日は路面状況が良くなかったのと初めてYRSオーバルを走る人が多か
ったので最終的な速度は受講者一人ひとりに決めてもらったが、ドライ路面で
多少の経験のある人なら同じターンをイーブンスロットル65キロで回る。ス
テアリングを切っても直進したがるクルマのノーズの向きを変え、遠心力で外
側に持っていかれそうなクルマのラインをステアリングワークでラインに乗せ
る。速度の上昇に伴い加速度的に高まる横Gは長い間続く。おそらくそれはY
RSオーバルを見たことのない人にとっては想像を絶する光景に違いない。し
かしクルマが求める操作をする限り、それがセダンであろうと忠実に旋回を続
ける。
  イーブンスロットルの練習が終わると次はトレイルブレーキングを利用して
より高い速度のターンインを練習する。イーブンスロットルコーナリングがス
テアリング操作に集中できるのに対しトレイルブレーキングでは過重移動が加
わる。すなわちクルマがバランスを崩す要因を敢えて加えることによりより高
い速度、イーブンスロットルでは曲がれない速度からターンインの練習をする。
オーバルスクールを卒業してYRSオーバルレースに参加している人は、クル
マがラジアルタイヤを履いたロードスターだとしても90キロを越える速度か
らターンインする。円弧を画くパイロンの列からはらむことなく、フロントタ
イヤとリアタイヤの滑る量を調整しながらあり余るエネルギーを旋回運動に買
える。80x140mの広さしかない富士スピードのジムカーナ場では、トレ
イルブレーキングを使わなければ間違いなくガードレースに直行する速さだ。
  最初のトレイルブレーキングの練習ではほとんどの受講者が戸惑う。ブレ
ーキング。つまり速度を落とすことによって生じる過重移動という要素が加わ
っただけで、イーブンスロットルの時にできたパイロンと同じシルエットでラ
インを画けなくなる。あるいはより高い速度からターンインをしているのにも
関わらすターンの中での速度がイーブンスロットルの時のそれよりも遅くなる。
結局は瞬間的にタイヤのグリップ限界を超えてアンダーステアが出てしまった
り、速さに惑わされて操作が雑になった結果だ。その意味で、「ゆっくり走れ
ば安全」という主張は正しいと言える。しかしだ。運転に対するポテンシャル
という観点から見れば、トレイルブレーキングを使える人はより速い速度でコ
ーナーに進入することができる。もしその人が速度を上げないでコーナーにア
プローチしたとしたら。『タイヤの使い方を知っている人がタイヤのグリップ
に余力を残して走るわけだから安全性は飛躍的に高まる』ことになる。それが
ユイレーシングスクールがサーキットを走るつもりのない人もドライビングワ
ークショップやオーバルスクールを受講することを勧める理由だ。
  自分なりにトレイルブレーキングと格闘した受講者は、次にYRSスタッフ
の運転を助手席から盗むことのできる同乗走行に移る。Sタイヤを履いたRX
−7なら13秒半。ラジアルタイヤのロードスターでも14秒3で回るYRS
オーバルFSWを何千周も走りこんだYRSスタッフ。もはや意図的にアンダ
ーステアを出そうと思ってクルマの挙動が乱れない域に達しているベテランば
かり。初めて聞いたイーブンスロットルとトレイルブレーキングという言葉が
現実のものになる。思いのほか限界の高い愛車とその限界に近づけない自分の
操作。同乗走行を通して受講者は初めてクルマを操るということがどういうこ
とか目撃する。
  乗ったことのないクルマであっても即座に対応しタイヤの限界を探りながら、
それでいて限界は超えないように操作するYRSスタッフ。受講者から見て最
大の収穫はそのスムースな、過不足のない操作を目の当たりにすることに違い
ない。
  案の定。同乗走行を終えた受講者はそれぞれの速度ではあるものの、クルマ
のバランスを崩すことなく加速し、減速し、そしてクルマの進路を重い通りに
曲げることに成功する。

  この後にラップタイムを1000分の1秒まで計測しそれを走行中の受講者
に伝え、8秒に1回現れるターンに対しての操作を修正してもらうのだが、事
実上のスクールは同乗走行で終わると言っても過言ではない。YRSスタッフ
と比べてみて、受講者が『クルマに乗せられている』ことに気づいた段階で、
受講者自身が自分のポテンシャルを高めるインストラクターになる。どこまで
鍛えられるか。どこまで上手くクルマをコントロールするようになりたいか。
それは全て受講者次第。運転の上達に終わりはない。あとは受講者一人ひとり
がクルマとどう付き合っていくかを決める番だ。

* * * * * * * * *
  ユイレーシングスクールが日本に持ち込んだオーバルスクール。今年は従来
の浅間台、富士スピードウエイに加えてツインリンクもてぎでも開校する。
  また筑波サーキットジムカーナ場等で開催するYRSドライビングワークシ
ョップはYRSオーバルスクールのカリキュラムに加えてスレッシュホールド
ブレーキングの練習を行う。ブレーキングという操作が加わっただけでクルマ
のバランスを崩しがちになる『あのブレーキング』を徹底的に練習しようとい
うものだ。

|        Be Smarter、Safer、Faster
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  クルマと上手に付き合いたい人。クルマを存分に楽しんでみたい人。サーキ
ットを走らなくても運転のイロハがわかるYRSドライビングワークショップ
とYRSオーバルスクールに参加してみてはいかがだろう。

※  2月25日開催のYRSオーバルスクールFSWのラップタイムは近日中
に歴代ラップタイムに加え掲載します。どんなクルマがどんなタイムで走るこ
とができるか参考にして下さい。
http://www.avoc.com/cgi/laptime.cgi?yof,b,01

※  オープンカーで参加する場合にロールバーが必要かというお問い合わせを
いただきますが、YRSが主宰する全てのスクールとスクールレースでは必要
ありません。サーキット走行では幌を閉めるかハードトップを装着していれば
走ることができます。

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| 2)参加申し込み受付中

    〓〓〓〓  以下のプログラムへの参加申し込みを受付中です 〓〓〓〓
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|            ☆ YRS卒業生の参加をお待ちしています ☆

■ 3月11日(土)2006YRSエンデューロ、スプリント第2戦 FSW

  今年最後のYRSエンデューロ&スプリントです。どちらのレースもYRS
卒業生を対象にドライビングスクールの一環として開催しますから安全に対し
て共通の意識で臨むことができます。一度でもYRSのいずれかのスクール
(オーバルスクールを含む)を受講された方は、競争という環境で走ってみて
下さい。ご自分の運転に対する意識が明確になります。また、今の速さに満足
していない方、次のステップに進みたい方、それにもまして他人と競争してみ
たいと思う方の参加をお待ちしています。
  今回もロードスターは単独クラスとしオープンクラスは参加申し込み状況に
応じてクラス分けします。尚、今回もエンデューロにソロでの参加を歓迎しま
す。希望者は監督用の申し込みフォームのみ記入して送信して下さい。参加費
は半額となります。

・YRSエンデューロシリーズ規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yte_guide.htm
・YRSスプリントシリーズ規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yts_guide.htm

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|                   ★ どなたでも参加できます ★

■  3月16日(木)YRSドライビングワークショップFSW
  今年初めてのYRSドライビングワークショップFSW。ドライビングワ
ークショップ共通のスレッシュホールドブレーキングとオーバル走行を徹底的
に練習するカリキュラム。YRSオーバルレースで使用する44x104mの
YRSオーバルFSWを使い、100キロからのターンインでフロントのタイ
ヤグリップに応じた操作を練習します。
  日常の運転をレベルアップしたい方、より安全な運転を目指したい方はわか
り易い座学に始まるユイレーシングスクール自慢のドライビングワークショッ
プを体験して下さい。

・YRSドライビングワークショップFSW開催案内  
http://www.avoc.com/1school/driving/ydwf.shtml

※  911&ポルシェマガジンの取材を受けることになりました。

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|                   ★ どなたでも参加できます ★

■  4月26日(水)27日(木)YRSツーデースクールFSW
  今年もやりますツーデースクール。カリキュラムは1日目が、
・運転に求められるものをビークルダイナミックスの見地からわかり易く説明
する座学。
・機械に頼らずペダルの踏み方ひとつで制動距離を縮めることのできるスレッ
シュホールドブレーキング練習。
・イーブンスロットルとトレイルブレーキングでターンインしてコーナリング
のメカニズムを解析する定常円練習。
・宿についてからは1日目の総括と質疑応答。
  2日目が、
・コースを歩きながら安全に走るため、速く走るために注意すべきコースの解
析の仕方の説明。
・のぼり坂、下り坂。それぞれ過重のかかり方の異なる路面でのブレーキング
練習。
・サーキットが初めての方も走りのリズムがつかみ易いリードフォロー。
・自身の操作と理論的操作を比較できる同乗走行。
。参加者自身によるラッピングとタイム計測。
  2日間あればクルマの運転に必要なことのほぼ100%を学ぶことができま
す。あとは理論に基づいた運転を心がけるだけ。サーキット走行を目指す方も、
サーキットを走るつもりのない方も、この機会に2日間ドップリとクルマの運
転に浸かってみませんか。
  尚、早期申込みには特典があります。開催案内をご覧の上で参加を希望され
る方はお早めにお申込み下さい。

・YRSツーデースクールFSW開催案内
http://www.avoc.com/1school/driving/y2ds.shtml

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| 3) トリノオリンピックとスポーツドライビング トム ヨシダ
  トリノオリンピックが終わった。さんざんぱら好成績を期待させていたマス
コミが、メダルの獲得数が金ひとつと決まるや否や『やはり世界の壁は厚かっ
たか!』なんて言うものだから大いにシラケてしまったが、競技自体は大いに
楽しめたし考えさせられるものだった。
  特にスノーボードクロスとジャイアントスラローム。もともとモータースポ
ーツとサッカー以外のスポーツはあまり興味がないのだが、たまたま見たニュ
ースでハッとするシーンがありそれ以降できるだけ見るようにした。
  まずスノーボードクロス。自分の不明を恥じることになるのだが、いわゆる
ウインターオリンピックにあの手のボディコンタクトがある競争があるとは思
っていなかった。実際、選手の転倒に起因する接触があったり、転倒しないま
でもボードが当たっていた例は多かった。どうもオリンピックというと個人の
能力の限界に挑むものであって、クラス分けとかは別にして無条件に記録に挑
む環境が用意されているものと思い込んでいたのが原因のようだ。
  つまり、同時出走の競争になれば選手はたったひとつの目的に向って滑るわ
けだから、単独走行で理にかなった理想的な滑りを追い求めることができる状
況が一変する。理想のラインがあったとしても相手も同じものを手に入れよう
とするのだからお互いが牽制し牽制される。さらに相手の出方によってこちら
の対応も変わってくる。それを滑りっぱなしの雪の上でやるんだから正直すご
いと思った。自分を含めふつうの人間にはできないことをやって見せてくれる
のだから心が躍らないわけがない。
  コース設定も良かったのだろうが、どこかアメリカのダートトラックレース
に近い空気を感じた。要するにミスをすることを前提として競技が成り立って
いる。常に継続的に自分の置かれている状況を判断し瞬時に理想に近づくため
の補正を行う。それをフィニッシュまで続ける。しかも自分の進む方向をコン
トロールしにくい雪の上でだ。今回ばかりは傍観者としてハラハラドキドキし
ながら大いに楽しませてもらった。気分は、まさにベンチュラレースウエイで
USACミヂェットのファイナルヒートを見ているそれだった。
  一方、ジャイアントスラロームには直接の競争相手はおらず勝負を挑むのは
冷酷な時計。今回はコース設定が難しく転倒者が多かったと報じていたが、そ
れはそれで見るべきものがあった。なにしろ100キロを超える速度で滑って
いながらコースを巡り、なお速さを追い求める。なんであんなことができるの
か。勝っても負けても「アレ」ができるだけで無条件にすごい。今まで興味が
なくて見なかったのを悔やんだものだ。
  しばらくすると、テレビ放映では良くわからないし、現場で見ても目の前を
通過するのは一瞬だろうから何が選手と雪の間に起きているかを検証すること
は不可能だが、なんとなく想像できるような気がした。

  とにかく相手がいようといまいと、どちらも速く滑れなければ上位入賞はお
ぼつかない。もちろんオリンピックに出場するほどだからそのテクニックは世
界的で素人が口をはさむ筋合いのものではないことも承知している。しかしス
ノーボードクロスにしてもジャイアントスラロームにしても、そこには選手ご
との速さに明確な差があった。なぜ速さに差がでるのか。
  目を奪われたのは結果でもなくスムーズな滑りでもなく、テレビのスピーカ
ーから聞こえる「ザーッ」、「ザ」、「ザザ〜ァ」というエッジが雪を削る音
だった。
  どちらの競技も唯一の推進力を重力に頼っている点で共通している。相違点
は片方が一枚板で滑り、片方は二本の板を両足でコントロールしてることだ。
雪見酒以外の目的でスキー場に行ったことがない身としては一枚がいいのか二
本がいいのかわからない。どちらが面白いのかもわからない。どうすればあの
ように滑れるかは想像もできない。ただ、全ての人に公平に働く重力を推進力
にしているはずなのに速さに差が出ることに大いに興味をそそられた。
  アナウンサーと解説者がいろいろ説明はしてくれたのだが、ついになぜ速さ
に差がつくかは教えてくれなかった。そこで目をつけたのが音だ。もちろん斜
滑降しかできない人間が旋回する板の動きを想像できるわけがない。しかし板
が最大傾斜線と同じ方向を向いていれば音が聞こえないのだからそれが最速だ
とすると、雪を削っている状態、つまりはエッジでコーナリングフォースを生
み出している時は遅いのがわかった。選手の動きが一瞬止まる。すまわち「ザ」
から始まる音の強弱と長さは選手が失速している度合とその長さに比例するの
ではないかと。
  実際、目を開けて見ていると、ターンをクリアするために板を横にして失速
した時の悲鳴に似た音はどうしても速さにはつながらなかった、しかしコース
を巡るにはエッジを立てる必要があるのだろう。ただそれが必要にして最小限
のものでなければ速くない。好タイムを出した選手の「ザ」で始まる音がどこ
となく乾いた高い音だったと思うのは考えすぎだろうか。目を閉じて音だけ聞
いているとなんとなく速さが見えるような気がしたものだ。
  音を聞いているうちに、ステアリングを切り過ぎてタイヤが回転するより横
に滑っている時と似ているような気がした。そう。ステアリングを切り込んで
いくとふいにステアリングが軽くなる瞬間がある。あの感覚だ。スノーボード
クロスにしてもジャイアントスラロームにしても重力は一度失うと取り返しが
つかない。右足ひとつでなんとか帳尻を合わせられるスポーツドライビングに
はまだ甘さがあるのかも知れない。クルマの運転こそ『失速』の概念をもっと
もっと養わなければならないのかも知れない。

  2月26日。富士スピードウエイは大雨だった。ショートコースのストレ
ートは川と化し縁石付近は池になっていた。プラクティスデーに参加したYR
S卒業生は、それでも滑る路面と格闘しながら人間の20倍近く重いクルマの
向きを上手く変えていた。ドライの時の3〜4秒落ちのタイムはお世辞ではな
くたいしたものだった。そこには「ザ」で始まる音は存在しなかったが、4輪
を滑らせながらクルマの進む方向を変えていくシーンにジャイアントスラロ
ームの流れがダブって見えた。
  結局、速さとは内包するエネルギーを損なうことなくエネルギーの方向を変
え続けることなのだと改めて確認した。

※  26日の参加者のベストラップは近日中にFSW歴代べトスラップに反映
する予定です。
http://www.avoc.com/cgi/laptime.cgi?fsws,b,01

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  □ メールマガジン " Go − Circuits " 
  □ 有限会社ユイレーシングスクール発行
  □ 編集/ 文責:トム ヨシダ
  □ オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
  □ Copyright Yui Racing School Co.,Ltd.
  □ Copyright 1986-2006 AVOC CORPORATION
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