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Go−Circuit No.290(3/17/10発行)
---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。思い通りに走らせるのはもっと楽しい●しか
しクルマがなかなか思うように動かない時がある●クルマの運転は簡単そうで
難しい●が、難しいことに感謝しなければならいない●難しいからこそうまく
できた時の喜びは大きい●うまくなろうとする過程がまた楽しい●うまくなろ
うとするから工夫する●今の時代、クルマを使い倒さなければもったいない。
|| Proud of Our Tenth Anniversary ||
》》》Be Smarter, Drive Sater, and Drive Faster! You can do it!!《《《
【 Yui Racing School Offers Serious Entertainment 】
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|1) まだ間に合います
|2) クルマの運転は科学だ トム ヨシダ
|3) 参加申し込み受付中
|4) ご要望に合わせたドライビングスクールを開催します
|5) YRSスケジュール変更のお知らせ
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|1) まだ間に合います
ユイレーシングスクールに参加して運転の達人になりませんか?
・YRSドライビングスクールFSW開催案内&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=fds
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|2) クルマの運転は科学だ トム ヨシダ
大竹君の手助けはあったし、クルマを用意してくれたRSヤマダの山田君の
おかげでもある。が、とりあえず「みっともなくない結果」が残せたことと、
最後までクルマをうまく動かしたいという気持ちが切れなかったことに安堵し
た。とにかく、前日に初めて乗ったクルマで、30分も練習していない状況で、
しかも初めてレースに参加したのだから、ああすればもっと上位に入れたのに、
とかは全く思わなかった。
同行していた奥さんは「せっかくついてきたのにあれが精一杯なの?」と少
しばかりおかんむりだったが、「次の機会があればうまくやるから。」と言い
訳をし、鈴鹿の美味しい焼肉を食べに行こうと話をはぐらかした。
結果から見れば、多少無視してでもシビックレースに参加したのは正解だっ
た。実に得るものが多かった。
まずスリップストリームのなんたるかを身をもって体験することができた。
空気が、扱い方しだいであれほどの味方になるとは思ってもいなかった。レー
ス展開が味方してくれたから良かったものの、空気を敵にまわすことの恐ろし
90さを感じることもできた。
次に、雑誌にインプレッションやレース参戦記を書いている人たちや現役レ
ーサーのようなレース経験が豊富な人でも、レースになると思いのほか稚拙な
レース運びをしていることがわかったのが収穫だった。偉そうなことを言って
いても、しょせんは人間なんだということがわかって気持ちが楽になった。
自分の番が来てシビックに乗り込むまでは、「いかにアマチュアのレースと
言ってもレースはレース。運転技術はもちろんのこと精神的にもギリギリのレ
ベルで精緻な争いが繰り広げられるものだと思っていた。しかしレースの中に
放り込まれてみると、もちろん今回の集団の中での経験しかないのだが、レー
スはある意味でけっこう泥臭いものだということがわかった。一気に自動車レ
ースとの距離が縮まった気がした。
最後に、レースを楽しむ方法がわかったような気がした。同時に自動車レー
スのなんたるかがわかったような気がした。
レースの経験がなくても、運転技術が常連と比べて劣っていてもレースに参
加することはできる。結果的に最後尾になる可能性はあるが、レースに参加で
きないわけではない。大切なのは、自分の速さでレースをすることだ。レース
に出るからといって、その時に急に速く走れるはずはない。自分の実力を10
0%発揮することができたら、結果がどうであれ、それがその人の速さなのだ
から受け入れなくてはならない。
無理をしても失うもののほうが多い。相手を抜こうと思っても抜ける状況に
ならなければ抜くことはできない。抜ける状況になれば労せずして抜くことが
できる。相手と競る前に相手より有利な状況を作ることを優先して走るべきだ。
ピットアウトした時に後続の集団を先に行かせた判断が結果に結びついた。
先行しようとがんばってみても相手に目標を与えるだけで、いずれは取り込ま
れてしまったに違いない。先行しようとがんばった結果、自らミスをおかした
かも知れない。
あの判断にいたった理由を考えてみた。
レース前、自分の気持ちの中に「上位にくいこみたい」という気持ちと「上
位では走れないかも知れない」という気持ちがあった。しかしスタートしてか
ら自分の番が来るまでレースを目で追いかけているうちに、すごく素直な気持
ちになった。謙虚になった、と言葉を換えてもいいだろう。できることをやる
しかない、と開き直ったと表現してもいいだろう。
そう思えたのは、自分の中にレースに対してとクルマの運転に対して畏怖の
念があったからだと思えた。同時に、レースに勝てる時には何もしなくても勝
てるものだ、と妙に確信めいたことを感じた。
82年12月。今はなきリバーサイドレースウエイのロングコース。レース
はSCCA6時間エンデューロ。アメリカでのレースデビューを果たした。図
のショートカット(青い部分)で5速に入るほど長いストレート、5速全開で
走るダブルS字、縦のブラインドコーナーでターンインポイントがわからない
ヘアピン。日本では考えられないコースを前にしても臆することはなかった。
事前に1時間の練習しかできなくても不安はなかった。
20秒以上全開にしているほど長いストレートでは、ひとつ上のクラスのク
ルマのスリップストリームを使わせてもらった。
翌83年からは年間15レースほどに参加した。SCCA南カリフォルニア
リージョンにはリバーサイドの他にウィロースプリングスやホルタビルでレ
ースが行われた。
4速全開で最終コーナーを立ち上がり600mのストレートに出ると、ピッ
トロードの入り口手前で5速にシフトアップ。路面が下っていることもあり面
白いようにスリップストリームが聞いた。ラインが1本しかない5速全開で回
るターン8もおもしろかった。ウィロースプリングスは自分と対話しながら走
るのにうってつけのコースだった。
SCCAサンフランシスコリージョンに遠征しラグナセカとシアーズポイン
トを走った。どちらも丘陵地帯に作られたコースで長いストレートはなかった
からスリップストリームを使うメリットはなかった。
それでも、ラグナセカのアウト側にガードレールのある1〜3コーナーはク
ルマの動きを感じる能力を高めるのに大いに役立った。5速全開でコーナーに
入りごくごく薄いブレーキングで4速に落として全開でコーナリングした。コ
ークスクリューも面白かった。ある瞬間、前輪が全くグリップしていないこと
を感じることができたのはここだけだった。
縦のブラインドコーナーでこぶを乗り越えてからブレーキングして3速にシ
フトダウンしてターンインするシアーズポイントのカルーセルと呼ばれていた
下りのターン6も面白かった。我が出ると失敗するコーナーだった。コース幅
が狭いダブルエッセスを5速全開で走る時も気持ちの整理が必要だった。
SCCA全米選手権に招待されて走ったロードアトランタは緑に囲まれたき
れいなコースだった。ターン7からターン11まで5速全開で走るストレート
は面白いようにスリップストリームが効いた。SCCA南太平洋地区3位で招
待されて全21台の中で6位に入賞できたのは、スリップストリームに入った
時に「スミマセン、抜くつもりはありません」と控えめに走ったことと、前を
走るグループが競り合いをしている時に、これでもかというほど慎重にコーナ
リング速度を保つことに集中した結果だと今でも思っている。
時は移り、安全のためにアメリカでも多くのコースがその姿を変えた。その
昔、心を躍らせたストレートやコーナーはウィロースプリングスにしか残って
はいない。FIAともFIMとも関係のないウィロースプリングスは昔のまま
だ。
クルマの運転が科学であることを実証するためにも、来年こそYRSアメリ
カツアーを再開したいと思っている。
<完>
・鈴鹿サーキット(1983年以前)
http://www.the-fastlane.co.uk/racingcircuits/Japan/Suzuka1962.html
・リバーサイドレースウエイ(5.3km)
http://en.wikipedia.org/wiki/File:RIRLONG.jpg
・ウィロースプリングスレースウエイ
http://www.willowspringsraceway.com/trackinformation/RoadCourseLg.htm
http://www.willowspringsraceway.com/trackinformation/maps.asp
・ラグナセカレースウエイ(オリジナルに近いレイアウト)
http://www.na-motorsports.com/Tracks/CA/images/laguna-63.gif
※当時ターン7は改修されターン6からターン8までが緩い大きな下りの左コ
ーナーで結ばれていた。
・ラグナセカレースウエイ(1995年)
http://www.na-motorsports.com/Tracks/CA/images/laguna-95.gif
・シアーズポイント(オリジナルに近いレイアウト)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Infi
neon_(Sears_Point)_with_emphasis_on_Long_track.svg
※当時ターン4〜5は全体的にターン3aに近いところにあった。ターン8〜
10まではS字コーナーがひとつ多かった。
・ロードアトランタ(旧レイアウト)
http://www.na-motorsports.com/Tracks/GA/images/ratlanta/ratl.gif
※当時ストレートにあるシケインは存在しなかった。
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|3) 参加申し込み受付中 & YRSスケジュール
現在、以下のカリキュラムの参加申し込みを受け付けています。
| ◆ ◇ ◆ クルマの運転の楽しさを味わってみませんか? ◆ ◇ ◆
| ※申し込み期日を過ぎても定員に達しない場合は引き続き受け付けを行いま
| す。枠がある場合は当日受け付けも行いますが電話でご連絡下さい。開催日
| 前3日を過ぎてからの申し込みは受講料を当日の受け付けでお支払い下さい。
| 振り込まれた方は振り込んだことを証明するものを受付で提示して下さい。
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|◆ 3月30日(火)YRSドライビングスクールFSW
ユイレーシングスクールはクルマを安全に思い通りに動かすための操作の仕
方を教えています。運転で大切なのは加速、減速、旋回のいずれの場合もクル
マを安定させて走ることです。
YRSドライビングスクールFSWでは広大な駐車場に真円、スラローム、
ブレーキングと3つのパイロンコースを設けどういう操作がクルマを安定させ
るかをひとりひとりにアドバイスします。午後からはオーバルコースに変更し
クルマをできるだけ速く走らせることに挑戦します。
運転に積極的に関わりたい方はぜひYRSドライビングスクールFSWを受
講してみて下さい。
・YRSドライビングスクールFSW開催案内&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=fds#0
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|■ 4月3日(土)YRSオーバルスクールFSW
土曜日の午前中を利用したオーバルスクールです。カリキュラムは通常のオ
ーバルスクールと変りありません。今回は初めてFSW駐車場P2を使用する
予定です。
・YRSオーバルスクール(週末)開催案内&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=os&p=osf
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|□ 4月3日(土)YRSオーバルレース
毎回白熱した争いを展開するYRSオーバルレースに参加するのを躊躇され
ている方がおられるようですが、常連も最初はオーバルレースに対して拒否反
応を示していました。オーバルレースが今のレベルになったのは、ユイレーシ
ングスクールが運転の仕方だけではなく、モータースポーツに対する心構えか
らレースの走り方まで教えてきたからです。
初めてオーバルレースに参加する方には、無事にレースを終えるために必要
なことをお教えします。安価に参加できる入門クラスもあります。ぜひこの機
会にモータースポーツの醍醐味を体験して下さい。
・YRSオーバルレース規則書&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/2race/guide.php?c=sr&p=yor
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|4) ご要望に合わせたドライビングスクールを開催します
ユイレーシングスクールの活動開始直後から関東以外でスクールをやらないの
か、という問い合わせをいただいていました。現在は関東に限っていますが、
他の場所でも開催する方向で考えたのがYRSカスタムドライビングスクール
です。
ユイレーシングスクールではカークラブ単位や仲間同士で受講できるドライビ
ングスクールを開催します。カリキュラムは幹事の方と相談して決めますので、
ご要望に沿った内容のドライビングスクールをあつらえることができます。
基本的にはサーキットなりジムカーナ場を占有しての開催になります。ご希望
があれば関東以外での開催も可能です。幹事の方にお問い合わせいただければ、
こちらから可能なプログラムを提案させていただきます。
・YRS フォー ユー 案内頁
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=ypy
・YRS問い合わせ
ma2008@avoc.com
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|5) YRSスケジュール変更のお知らせ
4月6日(火)に開催予定だったYRSオーバルスクールFSWを都合によ
り中止いたします。参加を予定されていた方にはご迷惑をおかけしますがご了
承下さい。
次に開催するYRSドライビングスクールは5月23日(日)のYRSオー
バルスクールFSW(半日コース)になります。
********************************************************** 奥付け ****
□メールマガジン"Go−Circuits"
□有限会社ユイレーシングスクール発行
□編集/文責:トム ヨシダ
■問い合わせ:090−6539−4939(朝8時〜夜9時)
□オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
□Copyright:Yui Racing SchoolCo.,Ltd.
□Copyright:1986-2008 AVOC CORPORATION
本メールマガジン、オリジナルサイトの全部、または一部を複製もしくは引用
されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
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