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≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
 
           Go − Circuit No.199 (01/11/05発行)
 
---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマ安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと
楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クル
マさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングスク
ールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
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1)ユイレーシングスクールの5年間
2)参加申し込み受付中
3)レースのススメ

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1)ユイレーシングスクールの5年間

  日本におけるユイレーシングスクールの活動も6年目に入りました。これを
機に昨年末までの受講者数とスクール開催数を一覧表にしてみました。
  過去5年は成熟したモータースポーツ環境を構築するために試行錯誤の連続
でしたが、初期の桶川ドライビングワークショップを受講していただいた方が
筑波サーキットドライビングスクールに、そしてYRSスプリントに参加し、
その後国内競技にステップアップしていった例からもYRSの方向性に間違い
はなかったと思い真す。同時に、5年間で延べ5,500人以上の方がユイレ
ーシングスクールに参加してくれたことを誇りに思う次第です。
  これからもユイレーシングスクールは等身大のモータースポーツ、つまりグ
ラスルーツモータースポーツを育んでいきます。これからもよろしくお願いし
ます。

・数字で見るユイレーシングスクールの5年間
http://www.avoc.com/summary.htm

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2)参加申し込み受付中

    ☆ ☆ ☆  以下のプログラムへの参加申し込みを受付中です ☆ ☆☆

■YRSエンデューロ、スプリント第1戦
  1月22日(土)開催。筑波サーキットコース1000で2005年のYRSエンデ
ューロシリーズおよびYRSスプリントシリーズの第1戦が行われます。どち
らのレースもYRS卒業生を対象にドライビングスクールの一環として開催し
ますから、安全に対して共通の意識で臨むことができます。

・YRSエンデューロシリーズ規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yte_guide.htm
・YRSスプリントシリーズ規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yts_guide.htm
・YRS第1戦エントリリスト
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yrs_entry.htm

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■YRSプラクティスデーFISCO
  1月27日(木)開催。YRSエンデューロシリーズ&スプリントシリーズ
が行われるサーキットでの練習を行います。目的はコースの習熟にありますが、
座学とアドバイスを通して安全にレースに臨む方法やレースでライバルを出し
抜くコツをお教えします。走行は午前中で終わり益すので、終了後には場所を
移動するなどしてインストラクターとの懇談会を行います。日ごろの疑問点な
どにていねいにお答えします。
  原則としてYRS卒業生が対象ですが、先着6名に限り初めてYRSに参加
される方の申し込みも受け付けます。ただしFISCOショートコースの走行
経験があることが条件です。初めて参加される方で疑問のある方はメールでお
問い合わせ下さい。

・YRSプラクティスデーFISCO開催案内
http://www.avoc.com/2school/2fds/fds2005.htm
・問い合わせメール
mail@avoc.com

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■YRSドライビングレッスン成田
  2月10日(木)開催。昨年から始めた成田モーターランドを使ったドライ
ビングワークショップをドライビングレッスンと名前を変え引き続き開催しま
す。このプログラムの特長は初めてサーキットを走る方でも1日でコースレコ
ードの2秒落ちくらいまでは速さを身に付けることができるように考えられた
カリキュラムにあります。
  昨年の実績を踏まえ、ユイレーシングスクールだけは2台同時に走行するこ
とが許されたので、今年からは一人あたりの走行時間が大幅に増えます。サー
キットを走ったことのない方、ご自分の操作を見直したい方の参加をお待ちし
ています。

・YRSドライビングレッスン成田開催案内
http://www.avoc.com/2school/2ydw/ydwn_guide.htm

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■YRSオーバルスクール浅間台
  2月14日(月)開催。今年初めてのオーバルスクールです。YRSが日本
に持ち込んだオーバルコーストレーニング。その効果はオーバルスクール卒業
生が多方面で活躍していることでも証明されています。どなたでも参加できま
すのでご自分の走り方を分析してみたい方はぜひ参加して下さい。

・YRSオーバルスクール浅間台開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yos/yosa_guide.htm

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3)レースのススメ

  クルマの運転が好きな人は誰でも一度は『レースに出てみたい』と思ったこ
とがあるはずでず。クルマの運転に関心があれば、クルマを道具とした競争=
レースに興味を持つことは当然のことです。しかし日本のレース人口はアメリ
カのそれに比べて極端に低いのが実情です。なぜレース人口が増えないのでし
ょうか?
  確かにレースに出るとなるとお金もかかります。リスクもあります。それら
の障害をを乗り越えてまで参加したいという魅力がレースにないからではない
でしょうか?レース参加に踏み切るまでの動機付けが日本のシステムに不足し
ているからではないでしょうか?レースが勝敗を競うことだけに特化されすぎ
ているからではないのでしょうか?

  そんな思いから始めたのがYRSエンデューロシリーズとYRSスプリント
シリーズです。エンデューロはチェッカー優先で順位が決まるというルールの
元に、一発の速さよりもコンスタントにかつ高いレベルで最後まで走りきる練
習のために設けました。スプリントは駆動系に負担の少ないローリングスタ
ートを採用した3ヒートレースにすることでレースを戦うための精神的なタフ
さを学んでもらおうと始めました。
  どちらも車両規則もなく勝っても賞金もでない手軽なレースです。レースと
いうものを学ぶためのレースです。YRSのスクールでクルマの運転って面白
い、と思った方にヨーイドンをした時に自分の精神状態がどうなるかを確認し
てもらうためのレースです。といっても遊びのレースではありません。内容は
4年間でかなりのレベルに達しました。ロードスターでスプリントに参加して
いる方がパーティレースで上位に入賞していることを見ればわかると思います。
いうなれば、手軽に参加できるけどレベルは高いというグラスルーツモータ
ースポーツのひとつの理想的な形ができたのではないかと思っています。決し
てグラスルーツレースすなわち草レースではないのです。
  レースに限らずサーキット走行には危険がつきものです。クルマを常に限界
近くで走らせているわけですから、ちょっとした操作ミスでクルマがバランス
を崩しスピンやコースアウトにいたることは避けられません。たったひとりの
ウィナーになるためにスタートすれば、知らず知らずのうちに自分の限界を超
えてしまうこともあるでしょう。しかし我々アマチュアのレースも賞金がかか
ったプロのレースも、だからこそ安全に行わなければならないのです。自動車
レースとはクルマを凶器とした肉弾戦ではけっしてありません。ですから、現
時点ではYRSを受講しクルマをまず安定させて走ることを理解した卒業生を
対象としてレースを開催しています。レース参加者自身の安全とYRSレース
の安全を確保するためです。
  
  なぜスクールよりも危険度の高いレースが必要なのか?それは同じ勝利とい
う目的に向かって一生懸命走る人と時間を共有し、自分に対しては『見切る』
ことを学び、サーキット上で争う人に『思いやり』を持つことを学ぶためです。
サーキット走行でも競争のような状態になることはありますが、それはあくま
でも各個人の自由意志で走っているに過ぎません。レースでは予選からフィニ
ッシュまで常に結果がついて回ります。一連の流れの中で自分を律することが
できなければ結果がついてくるはずがありません。
  見切る、ということは勝ちたいという欲と自分のテクニックを計りにかけて
その瞬間に何をすべきかを決める判断力といってもいいでしょう。欲がまさっ
ていても、欲が足りなくてもライバルには勝てません。自分の限界を超えない
範囲でいかにクルマの性能を引き出すことができるか。ギブアップしそうな自
分を鼓舞し、無茶をしそうな自分に歯止めをかける。限界すれすれの所にいつ
づけること。それが見切るということで、まさにモータースポーツの真髄はこ
こにあります。
  思いやる、ということはどういうことでしょうか?実は見切るということの
裏返しなのです。レースでは傍若無人に走りまわっていてもいい結果は生まれ
ません。なぜならば回りのライバルも同じ勝ちたいという気持ちで走っている
からです。レースが進行していくうちに流れが出てきます。その流れの中でラ
イバルと争うわけです。流れから外れたところで一人だけ頑張っていても結果
はついてきません。つまりは、コース上にいるライバルのことを思いやること
で『自分を見切る』ことの手助けをしてもらうわけです。『見切る』ことと
『思いやり』は安全で白熱したレースに欠かせません。ユイレーシングスク
ールはそれを覚えていただくためにレースを開催しています。そして、それは
サーキットでも公道でもクルマを安全に快適に走らせることにつながるテクニ
ック以上に重要な、「ドライビングスクール主催者として受講者に覚えていた
だきたい項目」なのです。
  
  アマチュアのレベルでは個人の身体能力が速さに直結することはありません。
YRSで言うところの改造度9のクルマであろうとしょせんは生産車です。速
く走らせるにはクルマの性能を引き出すための冷静な操作があればいいのです。
冷静な操作はどこから生まれるのか?それは自分を分析することです。分析を
することで足りないものと過ぎるものがわかります。それを根拠にすれば次の
ステップに進むことができます。その過程で有効なのが『見切る』ことと『思
いやり』を体験することです。
  もし運転力という言葉があるならば、ユイレーシングスクールが主宰するド
ライビングスクールもレースもその運転力を向上させるためのプログラムに他
なりません。一度でもユイレーシングスクールを受講してクルマの運転が面白
いと思われた方は、今年こそYRSエンデューロかYRSスプリントに参加し
てみて下さい。クルマとそして自分に対する認識が新たになるはずです。

           ユイレーシングスクールシニアインストラクター   トム ヨシダ

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