≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
Go − Circuit No.208 (08/05/05発行)
---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマ安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと
楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クル
マさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングスク
ールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
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| 1)YRSオーバルレース第2戦終了
| 2) YRSエンデューロ&スプリント第5戦終了
| 3)参加申し込み受付中
| 4)グラスルーツモータースポーツ
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| 1)YRSオーバルレース第2戦終了
14秒180。大和田さんのノートに数字が踊る。
1周目に自分で思うところの90%で走り2周目に95%を目指したつもり
だった。その2周目のタイム。これまでの自己ベストを更新し、なおラジアル
タイヤを履くS2000のベストラップに並んだ。もちろんSタイヤで稼いだ
タイムではない。「やったー!」口をついて出そうになる言葉を深呼吸ともに
飲み込む。。
『雄太君、やったじゃない。』
『たいしたもんだよ。』
それぞれの結果を確認したのだろう。ロードスター仲間が声をかけに来てく
れる。
「たまたまですよ。全てがいい方向につながったんだと思います。」
そう言いながら、まさにその通り。無数にある速さを得るための要素が同じ
ベクトルにまとまった結果なんだよと自分にも言い聞かせる。これを忘れては
いけないとも。
昔はこうじゃなかった。頑張っているのに期待通りのタイムが出ない。ラッ
プタイムに波がある。手を抜いた時に思わぬタイムが出たりする。他人と比べ
ても遅くはないのだが、とにかく速さが読めなかった。自分の速さに確信がも
てなかった。運転が下手ではないと思っている自分が見当違いのことをしてい
るのではないかとさえ思った。先どころか今も見えない時があった。自分が向
いている方向と努力が結果と乖離している。スロットルを開けても思い通りの
加速が得られないような、どこか歯車がかみ合っていないようなもやもやとし
たもどかしさがあった。
しかしここ数ヶ月、かかっていた霞がゆっくりだが引いていくような感触を
得ることが多くなった。それはサーキットだけではない。町中を走っていても
そう思える時が増えている。
「だけど、これが言葉で言い表せないんだよなぁ。」
雄太にまだもどかしさがあるとすれば、自分の中で何が変わっているかとい
うことを理論的に説明できないことだった。
「まぁ、そのうちわかるかも知れない。焦ることが一番良くない。焦った結
果今までもずいぶんと遠回りしたもんなぁ。」
『10台ですので2グループでヒートレースをやります。第1グループのポ
ールは雄太さん。1列目イン側です。2番手が□□さん。1列目アウト側です。
3番手は・・・』
ファイナルではもちろん、ヒートレースでもポールからのスタートしたこと
はない。
「今回は前に目標がいないから走りづらいかな。慎重すぎればアウトからい
かれてしまうだろうし、突っ込みすぎて失速すれば並ばれる。ホント。どうす
らいいのさ、って。なるようにしかならないのはわかっているけど。」
ドラミを終えロードスター仲間との会話を再開しても落ちつかない。
「駄目だ、駄目だ。レースはもう始まっている。うろたえているなんて見ら
れたら相手を有利にしちゃうじゃないか。」
顔では笑いながら奥歯を強くかみしめ弱気になりたがる自分に嫌味を言う。
オープンクラスがヒート3まで進んだ。そろそろロードスタークラスの番だ。
いつもの通りドライビングポジションを確かめステアリングホイールに両手を
伸ばす。
「そうなんだよなぁ。ふつうにやればいいんだ。オーバルレースだって最初
のうちは接触しないかとか心配ばっかだったけど、今はそれほど意識しなくて
も危険だとは思わないもんな。やっぱり進歩してるんだ。立ち上がりのトラク
ションのかかり方も少しはわかるようになったし、ターンインの時のクルマの
理想的な状態も無理なくイメージできるようになったし。できることをやれば
いいんだ。予選1位だからって今日急に速くなるってもんじゃないし・・・」
FMラジオからアナウンスが聞こえる。
『ロードスター1グループはコースインして下さい。』
深い呼吸を続けながら1速にシフト。ゆっくりクラッチをつなぐ。歩くよう
な速度で進む。前に誰もいない光景が妙に新鮮なことに気づく。リアビューミ
ラーで後ろの3台を、頭は動かさず横目で□□さんが動き出したのを確認する。
ストレートでそっとブレーキをかけ停止する。
『OKです。ローリング開始して下さい。』
大和田さんの声。
「いよいよか。いつもの通り、いつもの通りだぞ!」
クラッチをつなぎ、すぐさま2速へ。駆動系をいたわるいつもの儀式。左足
をフットレストに移しつま先きを開く。下半身が安定するのがわかる。下っ腹
に力が入れやすい。少しずつスロットルを開ける。いつの日か、オーバルレー
スに参加したからだ。目で確認するわけではないのに周りのクルマの動きが感
じられるようになった気がしている。それが少し誇らしかった。
「でも第6感が発達するわけないから、ミラーを見るにしても無駄な動きが
少なくなったんでそう思うのかも知れない。視線を遠くに送り続けるようにし
たから視野が広がって左右の見える範囲が広がったのかな。」
これからスタートだというのに雄太は運転の意識を思い浮かべていた。
確かに2年前より速く走れるようになった。タイムも安定するようになった。
YRSオーバルでもそうだしコース1000でもそうだ。
「速くはなったけど何が変わったかというとはっきりしないんだ。変わった
気がするんだけど何か決定的なものがあるわけではないし。昔と比較すればあ
まり具体的な走り方を考えなくなったことかなぁ。以前はブレーキングポイン
トとかターンインポイントなんかを気にしてたけど、コーナリング速度を上げ
るように意識するようになったからかな。前よりクルマの動きに合わせて操作
している実感は確かにあるんだから、進んでいる方向はいいはずなんだよなぁ。」
ここ数ヶ月。サーキットでも公道でもふとした時に同じ思考におちいる。が、
雄太にとってそれは苦痛ではない。どこまで突っ込むとか、そんな具体的なこ
とばかり考えていた昔に比べれば疲れない。何かを感んじる余裕がある。
ローリング2周目。
「次がグリーンかな?」
「あれっ、□□さんが遅れている。」
ターン2で特に遅れるようだ。
「こっちにスロットル戻させようとしているのかな?ただ遅れているだけか
な?でも戻すわけにはいかないし。」
フラッグ台に立っているトムさんがあっちの方向を向いている。
「いつものことだ!」
正面を向いている自分の視野の右端にグリーンフラッグを持つトムさんが移
動する。
「ないな。トムさんは時々スタートのタイミングをずらすけど全車がストレー
トに乗っているのに振らないことはないからな。」
目線を動かさず、リアビューミラーで後ろの3台を確認する。
「セミファイナルがない分ローリングが多いのかな。」
ほとんど何も考えていない頭の片隅に情報だけを押し込める。気分は高まっ
ているのに冷静。これから訪れるだろう瞬間にワクワクしながらも雄太にはそ
んな状態を楽しむ余裕があった。相変わらず□□さんは遅れ気味。
ターン3が近づく。パドックにいる全員がこちらを見ているのがわかる。△
△さんもいる。大和田さんがマイクを持っているのも見える。目線を数秒後に
自分がいるであろう所に送りながら4台の位置関係を感じる。
「今度はあるかな?」
ターン1、ターン2をスロットルを抜きながら速度を保ちイーブンスロット
ルで回った雄太は、ストレートに出て速度があがらないように靴の中で右足の
つま先に力をこめる。トムさんが視界の正面から右に移動する。遠くにガード
レールの切れ目が見える。だらりと下げていたトムさんの右手が上がる。息を
飲み込むのと右足を踏み込むのとどちらが早かったかはわからない。確かなの
は、低い回転から少しもたつきながら加速度的に回り始めているエンジンとそ
れに反比例して近づいてくるターン3の入り口を示すパイロン。
いつそうしたのか明確な自覚がないまま最初のブレーキング。速度を落とす
ことよりもフロントを落ち着かせることに全神経を注ぐ。
「いいぞ。」
温まりきっていないタイヤだがステアリングがかずかに重くなる。加重が前
に移動しているのを感じる。これ以上は無理というぐらいステアリングホイー
ルを握る左手の力を抜きながらゆっくりと丁寧に引く。加速から減速。直進か
ら旋回。傍から見たら起きているかどうかわかないほどのピッチングでクルマ
のノーズがパイロンに沿って円運動を始める。
スタートしてからずっとそこにあるのを感じていた□□さんのノーズが、視
界の右奥で急激に大きくなる。
「大丈夫。ここなら。」
既に減速を終えている愛車のバランスを崩さないようにそっとブレーキペダ
ルを放し右足をスロットルペダルへと移す。無意識に予選での感触を思い出し
ながらクルマが減速しないように踏み込む。
「ターンインで並ばれるのは怖くない。勝負は頂点での速度と向きだ。」
視野の右端に感じる赤いノーズを意識しながらも腰に意識を集中しクルマの
滑り具合を計る。
「いい感じだ。」
コーナーの頂点を示すパイロンが数本先の視野に入る。リアタイヤのスリッ
プアングルがフロントタイヤのそれを少し上回りクルマが外に流れながら前に
進んでいく。
「よし。」
ターン3に入ってから同じような大きさを占めている赤いノーズはまだそこ
にいる。
視野の中央で規則的に連なっているパイロンのずっと向こうに広い空間も見
える。スロットルを開けたい衝動に駆られる。
「まだだ。」
自分の感覚だけでスロットルを開けクルマに裏切られたのは一度や二度では
ない。視界に入るライバルの姿に圧倒されて姿勢を乱してしまったこともある。
「俺なら大丈夫。自分を信じろ!」
軽く握っているステアリングホイールは絶え間なくこまかく動いている。
「行きたいところに行っていいんだよ。俺が行きたいところはわかっている
よね。」
円運動をしている愛車を解き放つポイントを探る。赤いノーズがわずかに小
さくなる。遠くストレートの終わりに目線を動かしながら円弧を作っているパ
イロンの列を意識する。ほんのわずかリアを振り出しながら進んでいるのをス
テアリングホイールを握る手の軽さで感じる。ターン4の終わりを示すパイロ
ンが近づく。
「まだだ。」
視界の左に規則正しく一列にパイロンが並ぶ。ストレートの景色が広がる。
両手を中立の位置よりほんの少しだけ多めに戻して力を抜きながら右足先をゆ
っくり踏み込む。瞬間。赤いノーズが視界から消える。大きくはないが確実な
加速度を下っ腹に感じる。
「これだ!」
リアビューミラーの右端に赤いロードスターの運転席が大きく映る。□□さ
んがこちらを見ているのもわかる。
次の瞬間。アウト側を走る赤いノーズが再び視界に入る。
「いいんだ。焦るな。」
じわじわと赤の量が増える。右を見ればおそらく□□さんの横顔が目に入る
はずだ。
「大丈夫。」
息を大きく吐く。ターン1が近づく。
「奥へ行ってはダメだ。」
慎重になりすぎたのか、首を左に振っているのに赤色の大きさが変わらない。
ブレーキペダルに乗せた右足の力をストップランプが消えそうなところまで抜
きながらステアリングホイールを引き始める。いつもよりパイロン1本分奥ま
でブレーキを引きづる。赤色の占める割合が急激に減る。しかしソコにいるの
は感じる。
「よし。」
タイヤのスキール音が聞こえる。フロントのそれが少しだけ大きい。左から
右へ流れる景色の速さが変わらないように微妙なタッチで右足先を踏み込む。
他人にはわからないほど少しだけ戻す。そしてまた踏み込む。運転席が大きな
円弧を描いているのが想像できる。
再度大きくなり始めた赤いノースが自分から離れていくのを感じる。赤いロ
ードスターが自分を上回る加速度でアウト側に遠ざかる。
「おそらく高いところから見れば真横に並ぶ瞬間があって、その後に赤いロ
ードスターが先行する場面も来るはずだ。それに慌ててはいけない。自分は決
して遅くない。相手がそれを上回るのであればしかたがない。それが俺の速さ
なんだから。自分はクルマを前に進めるためにやらなければならないことをや
るだけだ。」
自分では気づいていなかったが、雄太の中にはいつごろからかしたたかさが
確実に育っていた。押しつぶされそうになる自分をしっかりと受け止めつこと
ができるようになっていた。
* * 終わり * *
※この文章はフィクションです。
・2005年YRSオーバルレース第2戦結果
http://www.avoc.com/4circuit/4result_race/2005/20050709-yo-results.shtml
・2005年YRSオーバルレースシリーズポイントスタンディング
http://www.avoc.com/4circuit/4result_race/2005/2005-yo-point-standings.shtml
・YRSオーバルレース規則書
http://www.avoc.com/2school/2yos/yorf_guide.htm
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| 2) YRSエンデューロ&スプリント第5戦終了
7月30日。梅雨は明けたものの非常に湿度の高い暑い一日。筑波サーキッ
トコース1000では今年最後となるTRSエンデューロレースとスプリント
レースが開催された。
エンデューロはYRS初のフルグリッド15台の出走だったが、その中の1
0台は単独参加。一人で130分を走り抜く。参加車はフルノーマルのBMW
ミニからBMWM3まで性能差のあるクルマがそろい理想的な耐久レースの環
境が整った。
暑さと湿気のせいで車両性能を発揮できなかったのか、それとも人間の限界
が低くなっていたのか定かではないが、今回は最近のエンデューロにしては珍
しく優勝車の周回数が157周と低調だった。
エンデューロ優勝は山本忠雄さん。念願のエンデューロ初優勝。2位にはわ
ずか11秒差で高野 朗さん/松本朋樹さん/大熊孝治さん組のロードスター
が同一集回数で入賞。3位には1周遅れで岩崎淳臣さん/竹村 浩さん/赤池
公治さん組のロードスターが入賞した。
スプリントは4クラスで開催。全て10台以上の出走によるレースとなった。
特にロードスタークラスは15台の参加があり初のフルグリッドが期待された
が病欠の方がいて14台に。それでも過去最高の出走台数となった。
B(ビッグボア)クラスは11台の出走だったがGTRを駆る常勝の柿沼宏
禎さん。ファイナルヒートで40秒621のこの日のベストラップをマークし
ての優勝。2位にはランサーの村越雅人さん。3位にはインプレッサの塩原
肇さんが入った。
T(ツーシーター)クラスは13台が出走。優勝は渡辺雅則さんのフェアレ
ディ。2位にはS2000の池谷喜行さん。3位には同じくS2000の石井
裕樹さんが入賞。
S(スモールボア)クラスは13台が出走し優勝はインテグラを駆る渡辺秀
樹さん。2位にはシルビアの落合立成さん、3位にはMR2の柴山友則さんが
入った。
R(ロードスター)クラスは14台の出走。優勝は2001年のYRSエン
デューロ第1戦にも参加してくれた松下浩平さん。2位には高野 朗さん。3
位には前田広太郎さんが入賞した。
スプリント各クラスの上位3名にはユイレーシングスクールオリジナルが贈
られた。
次回のYRSエンデューロ&スプリントは10月1日(土)のFSW。今年
の最終戦となる。参加受付は9月1日からとなるが筑波サーキットコース10
00より出走可能台数が多いので多数の参加を期待したい。
・YRSエンデューロ第5戦結果
http://www.avoc.com/4circuit/4result_race/2005/20050730-ye-results.shtml
・YRSスプリント第5戦結果
http://www.avoc.com/4circuit/4result_race/2005/20050730-ys-results.shtml
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| 3)参加申し込み受付中
〓〓〓〓 以下のプログラムへの参加申し込みを受付中です 〓〓〓〓
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★ どなたでも参加できます ★
■ 8月31日(水)エンジンドライビングレッスン
今年4回目のエンジンドライビングレッスン。参加された方の走りを記録し
サイトに掲載します(参加された方以外には非公開です)。詳細はエンジン編
集部にお問い合わせ下さい。
・エンジンウェブサイト
http://www.shinchosha.co.jp/engine/latest/
・エンジン編集部電話
03−3267−9681
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| ★ どなたでも参加できます ★
■ 9月2日(金)YRSプラクティスデーFSW
アップダウンがあり攻略するのが難しいFSWショートコースでプラクティ
スを行います。FSWをまだ走られていないYRS卒業生、10月1日のYR
S最終戦に向けてトレーニングしたい方の参加をお待ちしています。
尚、プラクティスは午前中に終了するので午後は場所を移してアップダウン
のあるコースの攻略法とレースの戦い方などをお話したいと思います。もちろ
ん参加は自由です。
・YRSプラクティスデーFSW開催案内
http://www.avoc.com/2school/2fds/fds2005.htm
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| ★ どなたでも参加できます ★
■ 9月3日(土)YRSオーバルスクールFSW
週末にオーバルスクールを開催してほしいという要望に応えて始めたYRS
オーバルスクールFSWも今回が3回目。
YRSオーバルスクールはクルマの性能を引き出す走り方をお教えするだけ
でなく、受講生ごとの走りを客観的に観察し本人に伝え修正が必要なところを
直してもらいます。操作や速さに対する錯覚は誰にでもあります。理論と実践
のギャップを埋めるお手伝いをするのが運転を教えるということです。クルマ
が思うように動かない、タイヤのショルダーばかりが減る、もう一歩上のレベ
ルでコーナリングしたいという方は、44X104mの大きなYRSオーバル
を使うYRSオーバルスクールFSWに参加してみて下さい。
・YRSオーバルスクールFSW開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yos/yosi_guide.htm
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| ★ YRSオーバルスクール卒業生の参加をお待ちしています ★
■ 9月3日(土)YRSオーバルレース第3戦
日本では唯一YRSだけが開催しているショートオーバルレース。スタート
からフィニッシュまでドアツードア、テールツーノーズの接戦が続くオーバル
レース。ロードレースとは一味違った楽しみと興奮があります。
クラス分けはオープンクラスが1〜2クラス。それにロードスタークラスが
加わります。安全に楽しくレースを開催するためYRSオーバルスクールの卒
業生を招待して開催しますが、午前中に行われるスクールに参加される方の申
し込みも受け付けます。
・YRSオーバルレース規則書
http://www.avoc.com/2school/2yos/yorf_guide.htm
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| ★ どなたでも参加できます ★
■ 9月16日(金)YRSドライビングレッスンFSW
クルマを走らせる楽しさ。それはクルマを意のままに操ることです。あたか
もクルマが自分の身体の一部になったような一体感。それを得ることがまさに
人間能力の拡大です。
しかしクルマを意のままに操るには理論に裏付けられた知識と経験が必要で
す。その知識を提供し正しい方向で経験をつんでもらうのがユイレーシングス
クールnドライビングレッスンです。サーキットを走ったことのない方にも広
いジムカーナ場での練習はうってつけです。サーキットを走りこんでいる方に
はYRSスタッフの正確にクルマの挙動を把握する目で的確なアドバイスを行
います。
カリキュラムは、スレッシュホールドブレーキングに始まりイーブンスロッ
トルでのコーナリング、トレイルブレーキングを使ったトランジッションの練
習です。ドライビングレッスンではクルマを動かすイロハの全てを理解するこ
とができます。クルマの運転を楽しみたいと思っておられる方の参加をお待ち
しています。
・YRSドライビングレッスンFSW開催案内
http://www.avoc.com/2school/2ydw/ydwf_guide.htm
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| ★ どなたでも参加できます ★
■ 9月22日(木)筑波サーキットドライビングスクール
開催数の少ない今年最後の筑波サーキットドライビングスクールです。午前
中にジムカーナ場で定常円の練習を行い基本操作が身体に馴染んだところでコー
ス1000に移動しラッピングを行います。
すでに2000名を超える受講者を誇るユイレーシングスクール主宰の筑波
サーキットドライビングスクール。あなたも受講してみてはいかがですか?
・筑波サーキットドライビングスクール開催案内
http://www.avoc.com/2school/2tds/tds_guide.htm
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
| 4)グラスルーツモータースポーツ
7月30日のレースが終わってスプリントに参加された方からメールをいた
だいた。そこには予選からファイナルヒートまでのストラテジーが明快に書か
れていた。つまりどうやってあの日のレースに臨み戦ったかという報告だった。
必要がないと思うので名前は伏せるが、彼は最終的に3位に入り銅メダルを獲
得した。
読み終えて嬉しくなった。1コーナーで信号灯を点灯しながら全てのスプリ
ントレースを見ていたが、彼のメールを読んで納得。レース展開は実に理にか
なったものだった。スプリントに参加している方は多かれ少なかれ戦略を立て
て臨んでいるとは思うが、入賞という結果もさることながら、前のクルマを抜
くことを考え抜いて作戦を立てそれを実行した意味は大きいからだ。
ユイレーシングスクールが卒業生を対象にエンデューロとスプリントのレー
スを開催し始めたのは2001年。前年の10月末にコース1000がオープ
ンしたのを受けてのことだ。当時は前の年のコース2000を使った筑波サー
キットドライビングスクールとコース1000を使った座学+プラクティスの
YRSタイムトライアルの卒業生が対象だった。
なぜ卒業生が対象なのか?それはYRSのドライビングスクールを受講して
くれた方に学んだことを試してもらう場を提供するためだ。クルマの運転とい
うものは短時間で会得できるものではない。まして一回のドライビングスクー
ルで提供できる情報の量は限られているしアドバイスも万全ではない。しかし
一度でも受講してくれた方はいつまでたっても卒業生であるわけでその人の上
達ぶりを見てみたいのもあり、その人が運転を楽しむ過程でレースに興味を持
った時に手軽に参加できるレースが必要だと思った。卒業生の抵抗感をやわら
げるためにドライビングスクールと同じ決まりで同じ雰囲気でレースを開催し
人と競う場を設け、卒業生の運転技術の向上を計りながらより拡大した運転の
楽しみを提供したいと思ったからだ。
もちろん卒業生したからと言ってスクールレースに参加する必要はない。実
際、最初にドライビングスクールを受講してから3年たってレースに参加され
た方もいる。10数回ドライビングスクールを受講されたがレースには参加し
ていない方もいる。YRSにとって必要なのは、そしてドライビングスクール
を主宰している者の義務だと感じているのは、卒業生が思い立った時に手軽に
習ったことを競争という場で試すことのできる環境を用意しておくことだ。
ユイレーシングスクールはプロモーターではない。ドライビングスクールだ。
だからレースを主催することが本郷ではない。そのYRSがお手本とし目標に
しているのがアメリカのSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)
のクラブレースだ。それは同じSCCAが開催しているプロレースとは異なり
賞金もないアマチュアのための偉大なるグラスルーツモータースポーツだ。決
して草レースではない。
YRSのレースはYRSにとって必然があるから開催している。オーバルレ
ースにしても同じことだ。目指すのは安全で質の高い粋なレースだ。卒業生が
胸をはって参加することのできるレースだ。
* * 続く * *
・SCCAオフィシャルウェブサイト
http://www.scca.org/
********************************************************** 奥付け ****
□ メールマガジン " Go − Circuits "
□ 有限会社ユイレーシングスクール発行
□ 編集/ 文責:トム ヨシダ
□ オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
□ Copyright Yui Racing School Co.,Ltd.
□ Copyright 1986-2005 AVOC CORPORATION
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もしくは引用されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
宛先:発行人 publisher:mail@avoc.com
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