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≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
 
           Go − Circuit No.200 (02/03/05発行)
 
---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマ安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと
楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クル
マさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングスク
ールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
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1)ユイレーシングスクールの5年間
2)参加申し込み受付中
3)2005Awards
4)レースのススメ

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1)ユイレーシングスクールの5年間

  1月22日。筑波サーキットコース1000.ユイレーシングスクールがドライ
ビングスクール卒業生を対象に開催してきたYRSエンデューロシリーズとY
RSスプリントシリーズが40回目を迎えました。いつもの通りレース中に記
録されたベストラップタイムをYRSデータベースに加えた結果、ユイレーシ
ングスクールを通じてコース1000を走られた方の総数は3,855名に上りま
した。同時に卒業生の今までの最速ラップを抽出しました。ご覧下さい。

・YRS筑波サーキットコース1000名前順ラップタイム(3,855名)
http://www.avoc.com/4circuit/4circuit_record/t1k/03frame_name.htm
・YRS筑波サーキットコース1000ラップタイムランキング(1,379名) 
http://www.avoc.com/4circuit/4circuit_record/t1k/01frame_best.htm

  YRSデータベースにある最も古いラップタイムは2000年11月3日に記録
されたものです。コース1000のオープンが同年10月24日ですから、これら
の記録はまさにYRSの歴史であると同時に卒業生ご自身の履歴でもあります。
  データを整理していると、あんなこともあった、こんなこともあったなとつ
いつい手を止めて想いふけってしまうのが難点(笑)ですが、ここに到るまで
に様々なドラマがあったのは事実です。
  5年の間にクルマを乗り換えた方がおられます。YRSエンデューロに参加
するために乗ったことのないクルマで走られた方もおられます。1年半で11
秒あまりもラップタイムを縮めた方がおられます。かと思えば、クルマの仕様
を変えてないのに以前のタイムを上回れなかった例も少なくありません。
  速さだけがスポーツドライビングの全てではありませんが、ラップタイムは
その時のクルマと人間のかかわりを如実にあらわしているのを否定はできませ
ん。スポーツドライビングは楽しむために行うのですから、最大の喜びは自分
の努力が結果と結びついた時に訪れます。いつでも最高の喜びを得られるとは
限りませんが、だからこそその『気持ちいい瞬間』を求めてみんな走りつづけ
るのだと想います。
  ユイレーシングスクールではこれからもレコード数を増やし、卒業生のみな
さんと、そしてユイレーシングスクールの財産でもあるラップタイムデータを
大切にしていきたいと考えています。                         トム ヨシダ

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2)参加申し込み受付中

   ☆ ☆ ☆  以下のプログラムへの参加申し込みを受付中です ☆ ☆ ☆

|  ☆ ☆ ☆  今からでも間に合います  ☆ ☆ ☆
|  ★ ★ ★  どなたでも参加できます  ★ ★ ★

■YRSドライビングレッスン成田
カリキュラムは次のとおりです。
・座学と雑談
クルマを動かす時に必要な知識をお教えします。レッスン中の雑談ではインス
トラクターが経験したことなど運転の幅を広げるための情報を提供します。
・スレッシュホールドブレーキング練習
サーキット走行のブレーキングというとドカンと踏む人がいますが、それでは
期待する減速度が得られません。どういうタイミングでどういう踏力をかけて
いけば効率の良い減速ができるかお教えします。
・コーナリング練習
コーナリングというとコーナーを攻めることと誤解している人がいますが、サー
キットのコーナーは直線での加速の準備区間です。コーナリングの基本とサ
ーキット1周の走りをどう構築するかをお教えします。
・ラッピング
サーキット走行となるとガムシャラに走る人がいますが、どんなサーキットで
も速く走るためには各パートごとの優先順位をつけることが必要です。リアル
タイムアドバイスでメリハリの付け方をお教えします。
・同乗走行
理想的なブレーキ、スロットル、ステアリング操作を見ていただきます。
・逆同乗走行
参加者自身の操作を助手席から見て操作に間違いがあれば指摘します。    

  昨年の実績を踏まえ、ユイレーシングスクールだけは2台同時に走行するこ
とが許されたので、今年からは一人あたりの走行時間が大幅に増えます。サ
ーキットを走ったことのない方、ご自分の操作を見直したい方の参加をお待ち
しています。

・YRSドライビングレッスン成田開催案内
http://www.avoc.com/2school/2ydw/ydwn_guide.htm

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|  ☆ ☆ ☆  今からでも間に合います  ☆ ☆ ☆
|  ★ ★ ★  どなたでも参加できます  ★ ★ ★

■YRSオーバルスクール浅間台
カリキュラムは以下の通りです。
・座学とリアルタイムアドバイス
コーナーを速く走るために必要な知識と心構えをお教えします。スクールを通
じて走行中に速いコーナリング速度を達成するためのコツを伝え速く走るため
に檄を飛ばします。
・コーナリング練習
ユイレーシングスクール独自の方法でコーナリング速度の限界を探る方法をお
教えします。次に限界速度より高い速度でコーナーに侵入してバランスを崩さ
ない方法をお教えします。
・ラッピング
毎周コントロールライン通過直後にラップタイムを読上げ操作が速さにどんな
影響を与えるか確かめていただきます。さらに速くなるためのアドバイスを走
行中にお教えします。
・追いかけっこ
ラップタイムに開きがないクルマ同士で走り、追いかける状況の中でも自分の
リズムを崩さない練習をしていただきます。
○周回数
YRSオーバル浅間台は32X100mの短いオーバルコースですが、スク
ール1日で走る距離は150週に及びますのでコーナリングの練習を集中して
行えます。

・YRSオーバルスクール浅間台開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yos/yosa_guide.htm

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|  ★ ★ ★  どなたでも参加できます  ★ ★ ★

■YRSドライビングレッスンFISCO
カリキュラムは以下の通りです。
・座学
クルマを動かす時に必要な知識をお教えします。レッスン中の雑談ではインス
トラクターが経験したことなど運転の幅を広げるための情報を提供します。
・スレッシュホールドブレーキング練習
サーキット走行のブレーキングというとドカンと踏む人がいますが、それでは
期待する減速度が得られません。どういうタイミングでどういう踏力をかけて
いけば効率の良い減速ができるかお教えします。
・コーナリング練習1
ユイレーシングスクール独自の方法でコーナリング速度の限界を探る方法をお
教えします。次に限界速度より高い速度でコーナーに侵入してバランスを崩さ
ない方法をお教えします。
・コーナリング練習2
毎周ラップタイムを計測しながらラインを変えた時、操作を変えた時に速さが
どう変化するか検証します。
・ラッピング
毎周コントロールライン通過直後にラップタイムを読上げ操作が速さにどんな
影響を与えるか確かめていただきます。さらに速くなるためのアドバイスを走
行中にお教えします。
・追いかけっこ
ラップタイムに開きがないクルマ同士で走り、追いかける状況の中でも自分の
リズムを崩さない練習をしていただきます。

・YRSドライビングレッスンFISCO開催案内
http://www.avoc.com/2school/2ydw/ydwf_guide.htm

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■YRSエンデューロ、スプリント第2戦
  3月5日(土)開催。FISCOショートコースでYRSエンデューロシリー
ズおよびYRSスプリントシリーズの第2戦が行われます。どちらのレースも
YRS卒業生を対象にドライビングスクールの一環として開催しますから、安
全に対して共通の意識で臨むことができます。今の速さに満足していない方、
次のステップに進みたい方の参加をお待ちしています。

・YRSエンデューロシリーズ規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yte_guide.htm
・YRSスプリントシリーズ規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yts_guide.htm
・YRS年間カーナンバー
http://www.avoc.com/2school/2yrs/carnumber.htm

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3)2005Awards

  YRS第1戦に参加された方はご存知だと想いますが、今年からYRSエン
デューロシリーズとYRSスプリントシリーズの上位入賞者にメダルを贈呈す
ることになりました。といっても出来合いのものではありません。ユイレーシ
ングスクールオリジナルです。
  また2005年末をめどに受講者の中から優秀卒業生を選び表彰する予定です。
トロフィーのプロトタイプも完成しました。ご覧下さい。

・YRS Awards
http://www.avoc.com/info_award.htm

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4)レースのススメ

             △▽△△  すごい、凄い、スゴイ  △▽△△ 

  1月22日。とんでもなく寒い日にYRSエンデューロシリーズとYRSス
プリントシリーズの第1戦が行われた。本当に泣きそうになるぐらいの寒さで、
スタッフ同士の無線連絡でもロレツが回らない!

  当日の結果は既に掲載してあるが、今回のレースはほんとに凄かった。エン
デューロとスプリント合わせて88名の参加があったが、なんとその中の39
名がご自身のベストラップタイムを更新した。
  もちろん低い空気温が充填効率を高めエンジンパワーが暖かい時に比べて出
ていたかもしれない。低い路面温度がタイヤのタレを最小限に抑えたという側
面もある。しかしタイムは出そうと思って出せるわけではない。いつも言って
いることだ。クルマの走行性能や動力性能にアドバンテージがあっても、それ
を生かせなければ結果はついてこない。
  だから、この日これだけのレコードラッシュになったのはまぎれもなく参加
した方の意識が速さを導き出したのだ。

  意識とは。それは限られた条件の中でできる限りのことをやってやろうとい
う貪欲な意欲であり、無理したら全てを失うという危うい状況で自分を律する
余裕のことだ。
  実際、何人かの方がタイヤのグリップレベルを読み違え寒さの餌食になった
のも事実だが、レースに参加されたみなさんの成熟された走ることに対する意
識は立派なものだった。レース後の総括でも触れたが、方向性は間違っていな
い。あとは参加者個人が微調整さえすればレースのレベルはもっと上がり、参
加者が得るものも大きくなるはずだ。いい流れができている。3月のFISC
Oではもっと凝縮したレースを見ることができることを期待している。

  仲間が足を固めハイグリップタイヤを履く。それを承知でノーマルのまま走
り続ける。到達するまでに時間はかかったかもしれないが、足を固めた人と同
じ速さにまでこぎつける。
  数年前のスプリントだったら間違いなく接触していただろう目前でのスピン
を、巻き込まれないだけではなく失速もせずに回避する。
  とにかくパドックでの会話が増えた。初期にはもくもくと走ってだまって帰
る参加者もいた。話すネタがなかったのかも知れない。話すと集中力が切れる
と思っていたのかも知れない。それが今や談話の花盛り。

  個人的には、レースをすることは『非日常』を体験することだと思う。たま
たま使う道具がクルマであるだけで、我々が求めているものはそれだ。少なく
とも自分ではそう思いながら走り続けている。
  『非日常』とは日常とは違う。それに対峙する時、身体も五感も意識も欲も
日常とは異なる次元の『それら』を体験することができる。異なる次元の自分
を創りだすことが『非日常』をのぞく鍵になる。
  それは、ふだんは見えない日常を見ることだ。言葉を換えれば、生命感の昂
揚であり自分自身の発見だ。だから『非日常』を体験する環境には秩序がなけ
ればならない。なんでもありの世界にはそれは存在し得ない。それは日常でこ
と足りる。その環境を用意するのが、モータースポーツの場合は主催者の役目
だ。

  しかし、ただ走り回るだけのモータースポーツに秩序だった環境を用意する
ことが難しいのも事実だ。主催者と参加者が同じベクトルで考え、行動するこ
とが不可欠だ。その意味でユイレーシングスクールは恵まれている。YRSの
スタッフも幸せ者だ。参加してくれるみなさんに感謝してもしきれない。少な
くともこれだけの社会を形成することができたのだから。
  そして、次の5年に向けて勝者を称えることにした。車両規則もなくレース
規則も柔軟すぎる状況に長い間逡巡してきたが、「今日無事にフィニッシュラ
インを横切ることができた人は全員勝者です」の言葉を胸に、メダルとトロフ
ィーの授与に踏み切ることにした。

  みんながみんなレースに出たほうがいいとは言わない。出る必要もない。し
かしそれが『他人との競争』の名を借りた『自己発見の旅』だったらどうだろ
う。まだYRS卒業生でレースに参加したことのない方は、ぜひ次回のレース
を見に来てほしいと思う。

           ユイレーシングスクールシニアインストラクター   トム ヨシダ

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