≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
Go − Circuit No.5.5 (10/27/99)
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●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかし安
全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと楽しく
もないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クルマさん
との正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●当サイトからの提案です。
<<標語>> 公道では安全運転、サーキットではそれなりに。
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【No.5.5の目次】
■ お知らせ − カリキュラムを追加と来年の暫定日程
◇ 君は何派? − ミジェットの写真をサイトに掲載
□ 連載 − フロム マイレーシングダイアリー (2)
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■ お知らせ
◎来年からカリキュラムを追加します
現在、来年の日程を調整中ですが、今年12月9日にも行うドライビングワー
クショップという最もベーシックなカリキュラムに加え、その受講生を対象と
したドライビングクリティークを実施します。
改めて、Yui Racing Schoolのカリキュラムを説明すると:
DW−ドライビングワークショップ
ブレーキング、コーナリングの基礎と過重移動のコントロールに重点を置いた
カリキュラム。ドライビングワークショップを受講することで、走りの理論を
実際の走行に応用できるようになります。
DC−ドライビングクリティーク
原則としてドライビングワークショップを受講された方のためのカリキュラム
です。サーキットの連続走行の中で運転が理にかなっているかどうかを判定し
、より速く走るためのテクニックとコツを復習しながら、改善の余地のある場
合は受講生に個別にアドバイス(クリティーク)します。
の2種類です。
◎来年のDW、DCの暫定的な日程です。
1月8日(土) 桶川スポーツランド DW/DW
1月9日(日) 桶川スポーツランド DW/DC
2月11日(金) 桶川スポーツランド DW/DW
2月12日(日) 桶川スポーツランド DW/DC
3月18日(土) スポーツランド山梨 DC/DW
3月20日(月・祝日) スポーツランド山梨 DC/DC
4月29日(土・祝日) スポーツランド山梨 DC/DW
5月1日(月曜日) スポーツランド山梨 DW/DW
日程はあくまでも予定です。変更される可能性があります。最終的な日程は日
本に拠点を構えてからになりますが、11月中旬には発表できる思います。
各クラスとも定員は20名を予定しています。参加申込が10名に満たない場
合は中止になる場合があります。
受講料金、申し込み開始日、同締め切り日についても同時に発表します。
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◇ 君は何派? − ミジェットの写真をサイトに掲載
「ドリフトの醍醐味を存分に味わえるミジェットと言われても何のことかわか
らない」というお叱りがありました。確かに指摘される通りで、遅まきながら
Yui Racing Schoolのサイトの通信販売のページにミジェッ
トの写真を掲載しました。
左側の写真、運転しているのはトム ヨシダで、日本のカーグラフィック誌の
ためにカリフォルニアのウイロースプリングスレースウエイでミジェットをテ
ストした時のものです。
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□ 連載 − フロム マイレーシングダイアリー Part 2
(AVOC発行のニュースレター、アメリカンモータースポーツシーン2月号
より抜粋)
まず驚いたのが、クラスの多さ。カテゴリーの分類は、フォーミュラカー、ス
ポーツレーシング、プロダクション、GT、IT、ショールームストックの6
つだが、それぞれにクラス分けがあるので、なんと当時ですら25クラスもあっ
た。
これには感激した。簡単に言えば自分の好きな車や持っている車で出られる可
能性が高い。
レースに出るとかレースに興味があるのは車が好きだからだ。ならば誰しも自
分が気に入っているか、あこがれている車があるはず。ところがメーカー主導
のFIA→JAF路線ではレースに参加する資格のある公認車両の数も限られ
ている。レースに参加する車は好きな車というよりレースに参加するための道
具という意味合いが強い。
SCCAが参加者のために用意した膨大なメニューを順番に紹介する。
フォーミュラカーは文字どおり単座レーシングカーで、一番上からFアトラン
ティック、Fフォード2000、Fフォード、Fヴィー、F440の5つ。
スポーツレーシングはいわゆる2座席レーシングカーのことで、昔日本にあっ
たGCレースや現在行われているSJレースのようなもの。排気量に応じてC
SRとDSRのふたつ。以上のクラスが純レーシングカーのカテゴリー。
純レーシングカーとあえて分けたのには理由がある。フォーミュラカーとスポ
ーツレーシングは専用の部品で構成され、かつ車両規則で改造できることとで
きないことが明文化されている。つまり製造者が異なっても基本的な車両性能
は一元的な数値に落ち着くものだ。従って、車の性能はおおむね単位重量あた
りの出力で決まるから、クラス分けは単純に排気量別でさしさわりはない。
他の4つは量産車車から派生した、あるいは移行したカテゴリーになる。
まずツーシータースポーツカーをベースとしたプロダクションクラスがある。
モデルとしては、古くはオースティンヒーレースプライト(あの蛙目、フロッ
グアイ)やMGのモデルA、B。ちょっと前ならフィアット1/9。新しいと
ころではマツダのミアータ(日本名はロードスター)。
と書いてくると、「エッ?スプライトが走っているの?ヒストリックカーレー
スの間違いじゃないの」なんて声が聞こえてきそうだが、SCCAのクラブレ
ースは決してヒストリックカーレースではない。古いモデルも走れるが、れっ
きとした現役の車を集めたロードレースだ。1960年製のモデルが、それよリ30
年も後に作られたモデルが一緒に走れるのには理由があるのだが、これは後に
ゆずるとしてカテゴリーとクラス分けの話を終えてしまおう。
プロダクションクラスはD、E、F、G、Hの5クラスに分けられる。Dには
ポルシェのような大排気量で比較的高価な車が走る。Hには先のスプライトの
ような1000ccにも満たない排気量の、比較的古い年代のモデルが属する。
GTクラスはセダンが対象で、1〜5までの5クラス。クラス1にはアメ車の
カマロやムスタングといった排気量5リッターを超える車が、クラス5にはミ
ニクーパーやスターレットなどのスモールボア(小排気量というアメリカのス
ラング)がリストアップされる。2〜4クラスはその中間を埋めるモデルが勢
揃いする。
プロダクションとGTは改造範囲がかなり広く、昔日本にあった特殊ルーリン
グカーの規定をはるかに上回る。もちろんオーバーフェンダーをまとうことも
できるし、潤滑装置をドライサンプに改造することもできる。
その上、グラスルーツレースだからほとんどの参加者はユニボディ(生産車の
モノコックボディ)をそのまま流用しているが、その気になればチューブフレ
ームのマシンを作ることも許される。このふたつのクラスのマシンは見ている
だけでも面白い。参加者がそれぞれに施した工夫が随所に見られるからだ。当
然ハイテクなどでは決して見当たらないが、レースは走るだけでなくマシンを
作る過程も十分に楽しいことを教えてくれる。
次のITクラスとはインプルーブドツーリングカーの略。基本的に公道を走行
できる範囲の改造しか許されてないから、エンジンはストックで組み付け誤差
を修正することしか許されていない。が、安全規定とサスペンションはGTに
準じるから、立派なレーシングカーであり、最も過激なレース(?)が見られ
るのもこのクラスだ。タイヤは、プロダクションとGTがスリックタイヤの使
用を許可しているのに対し、いわゆるレーシングラジアルまでとされる。
このIT。クラス分けは速い方からGT、A、B、C、の5つ。地区によって
はRX−7とかのワンメイククラスもあるが、全米規模では5つのうちのどれ
かに属す車両が公認される。
最後のショールームストックは文字どおり、ディーラーのショールームから出
てきた状態の車両で行われるクラス。安全規定を満たす必要があるほかレーシ
ングラジアルの使用も認められるが、あくまでも日常使用している車でレース
を行うというのが建前になっている。クラス分けはGT、A、B、Cの4つ。
さて、6つのカテゴリーに25のクラス。それはもう、見たことがあるひとでな
いと想像できないと思うが、パドックはさながら自動車の品評会。参加者やオ
ーナーの人となりが表れている車ばかりだから、見ていても飽きることがない
。
ひとつ残念なのは、日本のモータースポーツ界がJAF主導で動いている限り
、SCCAのクラブマンレース的な多彩な表情を持つグラスルーツレースが実
現しそうにないことだ。
<続く>
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