≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
Go − Circuit No.14 (12/22/99)
------------------------------------- from California, USA ------
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかし安
全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと楽しく
もないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クルマさん
との正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●当サイトからの提案です。
<<標語>> 公道では安全運転、サーキットではそれなりに。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
◇第一回ドライビングワークショップを終えて
9月のスポーツランド山梨に始まり、11月の桶川、そして12月のドライビ
ングワークショップと皆さんの走りを見させてもらった感想です。
結論を先に言うと、次の3点が気になりました。
1)クルマの高性能化が運転技術をかなりスポイルしていること
2)情報の取りこみが不足していること
3)クルマさんとの対話が十分ではないこと
1)に関しては、特にサスペンションを固めてあるクルマに慣れている人に見
られたのですが、一言で言うと「クルマの性能に頼った運転」をしています。
逆の言い方をすれば、もしクルマの性能が低ければ間違いなく危ない状態に陥
るような運転です。おそらく、ふだんの運転でもクルマが自分の思う通りに動
くものだと確信しているのだと思いますが、これは極めて危険な考えです。ク
ルマは人間からの入力がなければ動きもしないただの機械ですが、入力次第に
よっては人間の想像をはるかに超えた動きを見せます。
クルマを安全に走らせるのにはスムーズに運転することが必要です。速く走ら
せるのにもスムースに運転することが必要です。目的は違っても、クルマと言
う「人間能力拡大器」を扱う最低限のルールはスムースな操作です。速く走り
たいとか、前のクルマに追いつきたいといった人間の感情が入り込んだ情緒的
な操作では、クルマは正確に走りません。
もし今まで事故もなく、そこそこ満足できる走りができていたとしたら、この
方達は幸いにもクルマさんの性能に助けられて無事だったので、運転が理にか
なっていたからだとは思えません。
2)に関しては、走行会でアドバイスした時もワークショップでブレーキング
やコーナリングの繰り返し練習をした時にも感じたのですが、ブレーキングや
ターンインのポイントを指摘してもそこにクルマを持っていけない人が多く見
られたのがひとつの例です。
コース際には何かしら目印になるものがあるはずですし、ワークショップでは
要所にコーンを立てています。しかし多くの方が、基本となるラインをトレー
スできません。といっても、見ていないわけではなく、顔の動きから想像する
に見てはいるのです。
ところが、実際にはポイントを逃す結果になっている。
おそらく、目から情報は入っているのでしょうが、その扱い方(重要な情報を
選択しどうでもいい情報は瞬時に捨てる)がチグハグなのかも知れません。あ
るいはトンネルビジョンになっていて、物が近づくほどに前後関係が曖昧にな
るのかも知れません。
速く走ればそれだけ多くの情報の中を通過することになります。必用な情報の
取りこみが重要なことは言うまでもありませんが、多くの情報の取捨選択も必
要です。
3)どの場合でも、一人の例外を除いてはふだん使っている自分の車を運転さ
れていました。ところが、サーキットで走るとクルマさんとの関係がギクシャ
クしているように映るのです。
サーキットという特殊な場所で走るというのも関係しているのでしょうが、走
っている速度域は高速道路で体験済みの範囲に過ぎません。
サーキットを走るという非日常の昂揚感が慣れ親しんだクルマの操作にすら影
響を与えていると思えなくもありませんが、実際のところは本人にもわからな
いでしょう。
ただ、基本的にはどんな情況であろうとクルマの運転は普遍であると思います
し、クルマの動きに対応して走らなければならないという決まり、「Do No
t Anticipate、Do React」は同じはずです。
皆さんの走行を見せていただくたびに、私自身が多くのことを学ぶことができ
ます。この点は感謝してもしきれないものです。
まだ始まったばかりのユイレーシングスクール日本ですが、これからもどうぞ
よろしくお願いします。
* * * * * * * * * * * * *
◆ドライビングワークショップ参加者募集
◇スポーツ走行参加者募集
1月のドライビングワークショップは、結局1回だけ開催することになりまし
た。1月8日(土)です。日程を集約したので参加できなくなった方がいらっし
ゃいます。余裕がありますので、これはと思う方はご参加下さい。
また、ワークショップは午前中に終るので、午後はスポーツ走行にあてたいと
思います。過度の改造車は走れない日ですが、興味のある方は走りに来てみて
はいかがですか。
15分1500円で、時間の許す限り何本でも走れるそうです。ワークショッ
プ参加者の同乗走行が終ったら、当日来られる方にも同乗走行でアドバイスし
たいと思います。
ただ余り台数が集まると混雑しますので、念のため桶川スポーツランドに事前
に問い合わせして下さい。電話は、090-3234-8888 です。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
発行人からのお願い
過去オリジナルサイトのフォームで質問を寄せられた方には個別に回答してき
ましたが、メールマガジン上で回答し多くの人と情報を共有できる質問を募集
しています。初歩的質問も大歓迎です。どしどしお送り下さい。
宛先は、mailto:publisher@avoc.com です。
*************************************************** 奥付け ******
Mail Magazine " Go − Circuit "
発行元:AVOC、 Fountain Valley, CA 92708 USA
発行人:トム ヨシダ
メール宛先:publisher@avoc.com
オリジナルサイト:http://www.avoc.com
Copyright 1986-1999 AVOC CORPORATION
本メールマガジン、オリジナルサイトの全部、または一部を複製
もしくは引用されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
ユイレーシングスクールhttp://www.avoc.com/ の増
刊号として、このメールマガジンは発行されています。
----------------------------------------------------------------
このメールマガジンは以下の配信システムにより発行しています。
◇まぐまぐ◇ココデメール◇Macky◇パブジーン◇クリックインカム
(発行開始順)
下記のURLで購読中止・配信先変更の手続きが行えます。
◇ まぐまぐ から登録された方
http://techno.tegami.com/mag2/scripts/magsearch.dll
◇ ココデメール から登録された方
http://mail.cocode.ne.jp/kaijyo.html
◇ Macky から登録された方
http://macky.nifty.ne.jp/
◇パブジーンから登録された方
http://www.pubzine.com/detail.asp?id=2150
◇クリックインカムから登録された方
http://clickincome.net/mg_lt/car1.html
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ Presented by Yui Racing School≡
|