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Go − Circuit No.192 (07/09/04発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマ安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと
楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クル
マさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングスク
ールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
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1)YRSバラエティオブスクール参加申し込み受付中
2)7月10日筑波スプリント&エンデューロ
3)トム ヨシダのドライビングチップス
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1)YRSバラエティオブスクール参加申し込み受付中

6月30日のYRSオーバルスクール浅間台、7月3日のYRSオーバルスク
ール富士とも定員での開催となりました。カーコントロールの習得に効果的と
評判のYRSオーバルスクール。受講を希望される方はお早めにお申込下さい。

■7月29日(木)筑波サーキットドライビングスクール入門クラス

筑波サーキットドライビングスクール入門クラス
主にサーキットを走ったことのない方を対象にしたカリキュラムです。もち
ろんサーキットの走行経験のある方にも効果的な内容となっています。教室で
の座学に始まりジムカーナ場での定常円旋回、コース1000に移動して実際
にサーキットを走ります。最後に計測を行い受講者各自の速さの基準を設定す
るというカリキュラムになっています。1日を通じてインストラクターと質疑
応答の時間は十分にありますから、ふだん抱えている疑問を解くのにも有効で
す。 基本的にどんなクルマでも参加できます。ワンボックスでもワゴンでも
かまいません。サーキット走行に耐えられるよう通常の整備が行われていれば
参加できます。オープンカーの場合もロールバーを装着する必要はありません。
幌を閉めるかハードトップを装着すればコース1000の走行も可能です。
これからサーキットを走ろうとしている方、あるいはサーキットを走る予定
はないがクルマの運転というものについて合理的な理解を深めたいtおいう方
は参加してみて下さい。シニアインストラクターの運転にまつわる話を聞くだ
けでも受講料を払う以上の価値があります。

・ 筑波サーキットドライビングスクール案内頁
http://www.avoc.com/2school/2tds/tds_guide.htm

■8月2日(月)YRSドライビングスクールFUJI

ユイレーシングスクールが日本で活動を開始して以来、初めて多摩川以西で
ドライビングスクールを開校します。筑波サーキットドライビングスクール同
様に午前中にオーバル定常円練習、午後ショートコースの走行を行います。Y
RS独自のプログラムはカーコントロールを集中して練習した後にコースを走
りますから、自然な流れで高速走行を体験できます。サーキット走行が初めて
の方にも基本に戻って理屈にあった操作を習得したいという方にもうってつけ
のカリキュラムです。
またFISCOのショートコースはアップダウンのある変化に富んだレイア
ウトなので操作の結果がはっきりと表れます。クルマを正確に操らなければ速
さにつながらない工夫のしがいのあるコースです。既にYRSの各種ドライビ
ングスクールを受講された方も、まだYRSの理論的なカリキュラムを体験し
たことのない方も、この機会にぜひ受講してみて下さい。

・YRSドライビングスクールFUJI開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yds/yrs_fisco.htm

■8月2日(月)YRSプラクティスデーFUJI

今年はYRSドライビングスクールFUJIの開催日の午前中にFISCOショ
ートコースを走りこむことができます。原則としてYRS卒業生が対象ですが、
FISCOショートコースを走ったことのない方も大歓迎です。初めてのコー
スでどうやって走り方を組み立てていくか、舞台がアップダウンのあるFIS
COショートコースなので操作の幅を広げるのにうってつけです。
筑波サーキットコース1000のラップタイムを元にクラスを分けますから、同
程度の速さのクルマと走ることができます。YRSで得た理にかなった運転を
実践してみたい方は、この午前中に集中して走りこむプログラムを活用してみ
てはいかがでしょう。
尚、FISCOショートコースでは現在計測装置が設置されていないことを
ご了承下さい。

・YRSプラクティスデーFUJI開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yds/yrs_fisco_lap.htm

| 同日午後二行われるYRSオーバルスクールFUJIにも参加される方には特典
| があります。<下記参照>

■8月2日(月)YRSオーバルスクールFUJI

YRSオーバルレースの舞台、FISCOジムカーナ場のYRSオーバルFU
JI。44x104mとYRSオーバルの中では最大のものです。コース幅も18
mと十分な広さを備えたコースです。ロードスタークラスのクルマでも時速6
5Kmのコーナリングが可能です。
YRSオーバルスクールFUJIにはどなたでも参加することができます。クル
マの限界付近でのカーコントロールを体験してみたい方にうってつけのプログ
ラムです。また希望者にはオーバルレースに参加するためのスタート練習や追
い越しの練習を行います。

・YRSオーバルスクールFISCO開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yos/yosi_guide.htm

| 同じ日にYRSプラクティスデーFUJIとYRSオーバルスクールFUJIの両方
| に参加される方は、参加費を合わせて22,000円に割り引きます。申し
| 込みは両方の申込フォームに記入して送信して下さい。参加費は一括して振
| り込んでいただいてかまいません。

■8月4日(水)YRSオーバルスクール浅間台

すっかり定着した感のあるYRSオーバルスクール浅間台。ユイレーシングス
クールを受講して速くなった方はYOSAで操作と挙動の因果関係を無意識の
うちに理解する力をつけられた方ばかりです。運転という自己表現の精度を高
めたい方にうってつけのカリキュラムです。

・YRSオーバルスクール浅間台開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yos/yosa_guide.htm

■8月7日(土)YRSオーバルレース

いまだにジムカーナ場でレースなんかできるの、という声もありますが、で
きます。アメリカのモータースポーツのルーツを知り尽くしているYRSなら
ではのノウハウで安全で楽しいレースを開催しています。
同じクルマの競争ですが、ロードレースとオーバルレースは基本的な部分が
異なります。『運転のうまさ』はオーバルコースを速く走ることができるかど
うか、オーバルレースで上位を走れるかどうかを見ればわかります。オーバル
レースはクルマだけの競争ではありません。運転する人間だけが全ての結果を
引き出すスポーツそのものです。
原則的にいずれかのYRSオーバルスクールを卒業された方はオーバルレー
スに参加することができます。ロードコースにはない運転の難しさに挑戦して
みようという方の参加をお待ちしています。第1回と同様にロードスタークラ
スはワンメイクレースとし雑誌ロード&スター杯をかけて争います。

・YRSオーバルレース規則書
http://www.avoc.com/2school/2yos/yorf_guide.htm

| ユイレーシングスクールではオーバルレース参加者を対象にダートオーバル
| のレースを計画しています。競技車両は主催者が用意しヘルメットひとつで
| レースに参加できるプログラムです。ダートオーバルに興味のある方、クル
| マを使ったスポーツを楽しみた方はYRSオーバルレースに参加してみませ
| んか?

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2)7月10日筑波スプリント&エンデューロ

7月10日(土)。筑波サーキットコース1000でYRSスプリントとYRS
エンデューロが行われます。エンデューロは130分耐久レース、スプリント
は3ヒートレースとして開催します。観戦は無料です。YRS卒業生が繰り広
げる日本で最も手軽なレースを見にきませんか?

・YRSエンデューロ&スプリントスケジュール
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yrs_timetable.htm

※観戦の方にお願いです。パドックの駐車スペースが限られていますのでレー
ス参加車両以外のクルマはパドック南側のスペースに駐車していただけるよう
お願いします。

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3)トム ヨシダのドライビングチップス

今年から富士山麓にあるyetiスキー場の駐車場でオーバルスクールを開
催しています。既に2回が終わり毎回定員いっぱいでの開催で参加者にも評判
は上々なのですが、難点がひとつ。高地特有の霧です。場合によってはパイロ
ンが見えなくなるほど視界が悪くなることがあるのです。しかし天候が安定し
ないという欠点はあるものの、YRSオーバルyetiには捨てがたい魅力が
あるのも事実なのです。

yetiの駐車場は傾斜しています。気にとめずにあるいているとわかりま
せんが、実は明確な傾斜があります。そしてYRSオーバルyetiはその最
大傾斜線に沿って接地しています。ということは、32x92mのオーバルコ
ースの2本のストレートは1本が下りでもう1本が上りになります。ふたつの
コーナーのひとつにはカントがつき、もう一方のコーナーは逆バンクになりま
す。同じ半径のコーナーでありながらコーナー自体の特性が異なる。つまり速
く走るのには同じ半径のコーナーなのに走り方を変えなければならない。その
『いやらしさ』が走っていて面白いのです。
みなさんは想像できますか?ブレーキを踏んでいるのに速度が落ちない。結
果としてコーナーにオーバースピードで侵入することになりアンダーステアを
出してしまう。ブレーキを残して前輪に過重をかけてターンインしたいのだけ
ど、それだとコーナリング速度が落ちすぎてしまう。何かおかしい。どうした
らいいの?という状態を想像できますか?
クルマを安全に速く走らせるということは、クルマの状態を把握することな
しには達成することができません。クルマの状態は路面の状況によって刻々と
変化します。そんな場面でクルマを速く走らせるには運転の幅がなくてはでき
ません。フラットな筑波サーキットコース1000にはそれなりの難しさがありま
す。しかし起伏のあるコースもそれなりの操作ができなければ速く走るのは難
しい、ということです。

実際、第1回の時にはほとんどの参加者が上りのコーナーでスピードを落と
しすぎていました。路面の状況を読まずに自分の先入観だけで操作をした結果
です。事前に傾斜していることを伝えなかったのは参加者の適応力を見てみた
かったからですが、残念ながら上と下のコーナーで明確に走り方を変えた方は
いませんでした。ですから2回目からはあらかじめ説明することにしました。
では2回目の参加者は全員が速く走れたかというとそうでもないのです。も
ちろんオーバルスクールの最後には、オーバルスクールを受けた人は信じられ
ないほどのスピードでコーナーを回ってましたが、そこに至るまでは試行錯誤
の連続でした。つまり、それほど人間は先入観というか経験則で運転している
のです。
速く走りたい。その意欲や良し、です。しかし速く走るのはクルマです。と
いうことは、クルマの状態と路面の状況を無視しては速さは手に入らないもの
なのです。ユイレーシングスクールは一貫して運転する人が総合的なポテンシ
ャルを上げられるようにカリキュラムを作ってきました。速さは運転の結果の
ごく一部にすぎないからです。

YRSオーバルスクールyetiに2回連続で参加されたOさんはみごとで
した。非力なATセダンにも関わらず最後にはクルマの性能のほとんどを連続
的に引き出しながら走っていました。
エンジンブレーキが効かない。過重移動が起こらない。スロットルを開けて
も加速しない。だけど速く走りたい。そんな状況にありながら、どうすればい
いのかを自分の感性で探し出したのです。速さに対してネガティブな要素はク
ルマにもありますし路面にもあります。そして人間の頭の中にもあります。そ
のネガティブな点に正面から向き合ったからこそポジティブな要素に変えるこ
とができたのです。
いかにも『かったるそう』にストレートを加速してきます。コーナーが迫り
ます。しかし速度は劇的には落ちません。これ以上だとクルマの限界を超えて
しまう。これ以下だと速くはない。というギリギリの『おいしいところ』でター
ンイン。トレイルブレーキングを使わなければアンダーステアが出てしまう。
踏力が強すぎれば速度が落ちてしまう。その狭間でクルマが安定するところを
探します。結果として、コーナーの中の速度は倍のパワーがあるツーシーター
と同じような速度でコーナリングを実現したのです。もちろんラップタイムは
ツーシーターのほうが速いに決まってます。しかしその差は単にストレートで
の加速性能が劣っているだけで、それはOさんにはどうすることもできない問
題です。

もちろん、Oさんに限ったことではなく参加者全員が十分以上に速く走って
いました。2台のツーシーターが参加していましたが、どちらもクルマの特性
を生かして走っていました。ファミリーセダンもロードスターも参加していま
した。どのクルマも生き生きと走っていました。嬉しいことです。参加された
方がどんどん上手くなるのを見ていると本当に幸せな気持ちになります。日本
でドライビングスクールを初めて良かったと思う瞬間です。YRSに参加され
た方はまず事故を起こすことはないでしょう。でもクルマの性能を引き出す方
法は身に付けている。安全にクルマの運転を楽しむ。それがクルマさんとお友
達になることだと思っています。

今週末のレースが終わると一時アメリカに帰ります。久しぶりにサタデーナ
イトレースのはしごをしようと思っています。7月末からはドライビングスク
ールやレースが続きます。それまでには戻りますが、異常に暑い今年の夏。み
なさんご自愛を。またサーキットでお会いしましょう。

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