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Go − Circuit No.153 (01/27/03発行)

--------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかし安
全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと楽しく
もないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クルマさん
との正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●当サイトからの提案です。

<<標語>> 公道では安全運転、サーキットではそれなりに。
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◎ サイト更新

● YDWAに求めるもの トム ヨシダ

□ ジムカーナ事始め 菊地 学

○ 筑波サーキット公式ドライビングスクール受講者募集中

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◎ サイト更新

・浅間台フリー走行コースレイアウトを掲載
・浅間台フリーコースのインカービデオを掲載
・浅間台スポーツランドへの道順を掲載
・YRSイベント第1戦ラップチャート掲載
・YRSドライビングワークショップ浅間台結果掲載

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● YDWAに求めるもの トム ヨシダ

第1回YRSドライビングワークショップ浅間台が終りました。予報は雨でし
たが、9時過ぎまで雨が落ちてこなかったのでこれはひょっとしたらと思って
いたのもつかのま。結局かなりの雨が降り気温は低く、大変なYDWAデビュ
ーの人なりました。コースのあちこちに冠水している部分もあり決してベスト
な状態ではなかったものの、逆に参加された10名の方がたともどもクルマを
コントロールを楽しんだものです。

そもそもYRSのプログラムにYDWAを追加したのは昨年よりカーコントロ
ールの習得に焦点をあてたカリキュラムを開催したいと思っていたからです。
しかし日本の現状ではなかなか思うようなプログラムを実施することが難しい
のも事実です。サーキットに行けば単純に速さを求めてしまう。ジムカーナに
は主にサーキットを走らない人が集まりジムカーナ流のテクニックを競い合い
。どちらも根底にはカーコントロールという遠大なテーマがあるのに、結果を
出すことが優先されるあまりプロセスがおざなりになっている。アメリカから
日本を見ていた時も、日本にきてからもずっと思っていたことです。

余談ですが、サーキット人口とジムカーナ人口が日本ほど明確に分かれている
のも珍しいと思います。これは想像に過ぎませんが、JAFのライセンスを取
得する過程でまずB級ライセンスで参加できるジムカーナに出走しなければな
らないという規定がジムカーナとサーキットに格差をつけているのかも知れま
せん。つまりジムカーナは初歩的なもので、サーキットが最終的なものなのだ
と。両方ともカーコントロールが楽しむ上で同じように欠かせないものである
のにおかしなことです。

多分。だからでしょう。ジムカーナをやっている人の中にサーキットで人と一
緒に走るのが怖いとか、サーキットを走るのはお金がかかるという声がありま
す。人と一緒に走るのが怖い状態で限界までクルマを操るのが安全だとは思い
ません。サーキットを走らないまでもジムカーナだけでかなりのお金をつぎ込
んでいる人を知っています。形態が違いますから求めるものも変わるかも知れ
ませんが、ジムカーナとサーキット。そこに共通してあるのは「カーコントロ
ールの醍醐味」という『楽しさ』です。

さて。とにかくジムカーナ場であろうとサーキットであろうと走っている間が
楽しくてしょうがない環境ができないものかと考えた結果がYDWAです。す
でにお知らせしていますが、YDWAでは浅間台スポーツランドのフリーコー
スを使います。これは年初に設定され1年間同じレイアウトが使われるもので
す。浅間台スポーツランドにはフリー走行の日が設けてありますが、この日に
行けば誰でも同じコースを走ることができます。平日には3〜4台しか来てい
ないこともありました。そんな場合、走行量3800円プラス入場料300円
で半日走ることができます。連続周回はできませんが、それでもかなりの回数
を走れます。

YRSではこのフリー走行コースに目をつけました。YRSが憂慮している走
行時間の不足をフリー走行で補えるのではないかと。調べているうちに、なん
と同じコースを使った競技会も開かれていることがわかりました。それで浅間
台スポーツランド代表の平野さんに相談してYDWAを今年から開催すること
に下のです。

YDWAはスクールですからカーコントロールのハウツーを伝えることに徹底
します。参加者全員が受信機を付けて走りながらアドバイスを聞けるようにし
たのもそのためです。YDWAではオーバルの練習も組み込みました。究極の
姿勢制御を体験してもらうためです。したがって走行時間が十分にあるわけで
はありません。「何をどうしたらいいのか」をお教えすることを唯一無にのテ
ーマにカリキュラムを進めます。

過去に浅間台スポーツランドのスリー走行を経験したことのある人もない人も
、フリー走行に行けば習ったことを反復練習することができます。さらにスピ
マイアタックという競技会に参加すれば練習の成果を試すことができます。

まだボクがイメージするドライビングスクールとは少し違いますが、浅間台ス
ポーツランドフリー走行とスピマイアタックを使わせていただくことで「その
人なりのペース」でカーコントロールの習熟に努める環境を用意することがで
きたのではないかと思っています。

実は、ボクはジムカーナが苦手です。コースを覚えてしまえばいいのですが、
覚えるまでが大変なのです。初めて浅間台を走った時には8回もミスコースし
てしまい泣きたくなりました。それでも覚えてしまうと楽しさはサーキットに
勝るとも劣らないものになります。パイロンの右か左かを間違えなければどこ
を走ってもいいわけですからラインは無数にあります。しかし、乗っているク
ルマにとってできるかぎり短時間で1周できるラインは何本もないはずです。
そうなるとイメージの勝負です。走りながら前方の地面にラインを描いて生き
ます(もちろん頭の中の話です)。

サーキットと違い難しいのはちょっとしたタイミングのズレが大きく結果を左
右することです。サーキットでちょっとオーバースピードで進入してもごまか
すことができます。どこかのコーナーでロスしてもそれを取り返す方法はあり
ます。でもパイロンコースではラインの自由度が大きすぎるのでどこまでやっ
ていいのか見きりが難しい。判断を誤ればクルマの性能を引き出すことはでき
ません。

実は、ボクはまだサイドブレーキターンができません。と言うより、これから
も使わずに使う人と同じような速さで走れるようになりたいと思っています。
確かに今年のレイアウトにある270度ターンなどはサイドブレーキを使った
ほうが速いようですが、使わないと曲がれないわけではありません。「そこ」
をなんとかすることで、次のテーマが見つかるような気がするのです。

日本では、どこもかしこも速さ、速さ、速さ。実体のない絶対的な速さをやみ
くもに求める風潮が蔓延しています。もう少しカーコントロールに目を向けて
その人なりの速さを探してもいい時期に来ていると思います。結果的にはそれ
が自分自身の楽しさに繋がるはずです。

ぜひYDWAに多くの方に参加していただいて一緒にクルマを操る楽しさを求
めてみたいと思います。

| 尚、YDWAをよりよいものにするため定員を20名としましたので、参加
| を希望される方は最新のエントリ状況を確認の上でお申込み下さい。

スピマイアタックホームページ;
http://www.spm-attack.com/

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□ ジムカーナ事始め 菊地 学

 「カーコントロールはどんなモータースポーツに於いても基本であり、重要
なことだな。」2003年明け早々の1月3日、改めて感じたことです。

 2003年よりユイレーシングスクールでもジムカーナ走行を取り入れたスクー
ルが始まった。昨年からYRSに参加してオーバル走行メインのTDOを中心
に、そして今年から始まったYDWAにも年初から参加している。オーバルの
走行はだいぶ慣れたが、ジムカーナについては競技はもちろん練習会の参加や
競技会の観戦も経験がない。そこで一念発起。今年はジムカーナにチャレンジ
してみようと思い立った。

 ジムカーナデビューの舞台に選んだのは、YDWAが開催される浅間台スポ
ーツランドで行われるスピマイアタックの第1戦。こちらは特にレギュレーシ
ョンといったものもなく、もちろんライセンスも必要ない。気軽に楽しめるの
がスピマイ。そしてここを選んだもうひとつの理由はコースが1年間同じであ
るということ。ジムカーナというと毎回コースが変わる。しかもそのコースが
当日発表されるというものが多い中で、年間同じコースというのはジムカーナ
初心者にとっての第1のハードル、ミスコースの不安がかなりやわらぐ。しか
も今回は1ヶ月前に極秘(?)入手したコース図を1月間かけて覚えてきたのでだ
いぶ安心感があった。それでも、慣熟歩行では「あれ?どっちだっけ」と思うこ
とがあり、イメージと実際のギャップに戸惑うとともにコース習得もまだまだ
修行がいるなと思った。

 当日の走行は午前中に2種類の練習走行コースを走り、午後から本番コース
でタイムアタック。計測走行は、練習1本と本番2本の計3本。今回の参加に
あたっての課題は2つ。第1の課題は3本とも完走すること。これは幸いにし
て本番1本目でスピンを喫したものの、3本完走の目標はクリア。当日はYR
Sのスタッフも何人か見学にきていたのでプレッシャーがかかったが何とかカ
ッコがついた。第2の課題。というか知りたかったのは自分は今どの位置にい
るのかということ。昨年のTDOで習得してきたものだけでどの程度ジムカー
ナに通用するのかということをタイムや順位といった客観的な数字で確認して
みたかった。

クルマはホンダビート。足回りは少しいじってあるもののその他は全てノー
マル。タイヤもフツーのラジアルだから他のエントラントが履いているSタイ
ヤやハイグリップラジアルに比べるとパフォーマンス的には恐らく全参加者中
最低だった(はず)。その反面、これで他車をカモれればうれしさもひとしお
というもの。

 結果は、やっぱりという感じで出走39台中33位。でも他にもう1台出て
いたハイグリップラジアル履いた軽のターボ車には勝てたので、デビュー戦と
してはまずまずか。自分より下には280馬力の4DWもいたし、3本全部ミ
スコース(涙)というエントラントもいた。

 ジムカーナは初体験だったけれども、ジムカーナ特有のテクニック(サイドタ
ーン等)なしでも、ハイグリップタイヤなしでも、昨年のTDOで習得してきた
カーコントロール術があればジムカーナも十分楽しめるし、ある程度の結果も
出せることがわかったのは大きな収穫だった。

 コースが覚えられないからとか、特別なテクニックが必要だからと思ってジ
ムカーナ走行をためらっている方。YDWAなら年間同じコースで開催されま
すし、オーバル走行もあって1回で2度おいしいスクールです。特に浅間台は
、ドライでも雨の筑波より滑ります。普段、路面のグリップ力に助けられて現
れない無理な操作やラフなコントロールの結果が、浅間台の路面ではすぐにク
ルマの挙動として現れます。ですから、カーコントロールの練習にはもってこ
いです。YDWAはクルマを速く走らせることよりも、上手く走らせることを
目指している方に強くお薦めします。

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○ 筑波サーキット公式ドライビングスクール受講者募集中

過去3年ユイレーシングスクールは財団法人日本オートスポーツセンター(筑
波サーキット)の委託を受けドライビングスクールを開校してきました。ユイ
レーシングスクールの理論に裏付けされた教習方法が評価された結果だと自負
しています。2003年もYRSが筑波サーキット公式ドライビングスクール
(TDS)の運営をまかされることになりました。

今年のTDSはカリキュラムが変更になります。今までと異なる点は受講者の
レベル毎のクラスを設けたことです。日程とスクール案内はウェブサイトに掲
載してありますが、サーキット走行の経験の無い方を対象としたビギナークラ
ス、既にサーキットを走行している方でステップアップを目指す方のための中
級者クラス、レースに参加して好成績を修めたいと思っている方を対象とした
上級者クラスの3つです。

もちろんどのクラスに参加されてもかまいませんが、カリキュラムはそれぞれ
の想定したレベルを対象としています。尚、TDSを受講された方には筑波ラ
イセンス取得のための講習会が免除になる特典があります。

既に申込まれた方もいらっしゃいますし、どのクラスに参加したら良いのかわ
からないというメールもいただいています。スクール開催時には今まで通りで
きる限りマンツーマンのアドバイスを心がけますので、上級クラス以外はどち
らのクラスを受けられても十分に対応は可能です。

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□ メールマガジン " Go − Circuits "
□ 有限会社ユイレーシングスクール発行
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□ Copyright Yui Racing School Co.,Ltd.
□ Copyright 1986-2001 AVOC CORPORATION

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