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Go − Circuit No.169 (08/15/03発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかし安
全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと楽しく
もないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クルマさん
との正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングスクールか
らの提案です。
<<標語>> 公道では安全運転、サーキットではそれなりに。
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1)8月24日YDCA参加者募集中
2)筑波サーキットコース1000改修のお知らせ
3)筑波100分耐久練習会
4)ハウツースタート 何から始めよう
5)ユイレーシングスクールからのお知らせ

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1)8月24日YDCA参加者募集中 = 参加費当日払いでOK

まだ日本ではなじみが薄いオーバルコースですが、ユイレーシングスクール
はこれからも180度のコーナーがふたつしかない最も単純でありながら奥の
深い周回路の楽しさを追求していきます。日本にはショートトラックがないの
でパイロンでコースを設定するしかないのですが、YRSオーバルを経験され
た方は延べ2千人以上に上ります。

そのオーバルコースを使った競技の第一弾を8月24日(日)に浅間台スポ
ーツランドで開催します。参加申込みは申し込みフォームを送るだけ。参加費
は当日にお支払いいただきます。クルマの運転が好きな方はぜひ参加して下さ
い。今回はドライビングスクールの一環として行いますが、走り方についての
アドバイスはありませんので一度でもYRSオーバルを経験された方にお薦め
です。
 YRSオーバルを経験し面白さと楽しさを知っている方はぜひ参加して下さ
い。

・YRSドライビングコンペティッション開催案内
http://www.avoc.com/2school/2yrs/ydc_guide.htm

YRSオーバルでカーコントロールの極意を極めたい肩は9月26日(金)
に開催するYRSオーバルスクールへの参加をお薦めします。受信機をつけて
リアルタイムのアドバイスが受けられる唯一のドライビングスクールです。

・YRSオーバルスクール開催案内
http://www.avoc.com/2school/2ydw/yosa_guide.htm

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2)筑波サーキットコース1000改修のお知らせ

筑波サーキットでは18日よりコース1000のピットを建設する作業に入
ります。筑波サーキット公式ドライビングスクール、及びYRSのイベントで
はこれまでと違った進行を行う場合がありますのでご承知下さい。
尚、完成は11月初旬の予定とのことです。

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3)筑波100分耐久練習会

8月だと言うのにまるで梅雨のような天気の今年。今にも雨が降り出しそう
な曇り空の下で筑波100分耐久練習会が行われました。このイベントはYR
S卒業生を対象に告知し開催したもので、筑波サーキットコース2000での
耐久レースを想定したプログラムです。
ドライバーは2人〜4人。車両には特別な決まりはなくノーマルカーでもN
1仕様車でも参加できる100分間の走行練習会。

今回参加したのは30台の車両と、82名のドライバー。一部を除いてコー
ス2000でも連続走行も同時スタートによるチェッカー優先の走行も初めて
の体験。それでも無事に練習会は終わりました。

30台分のドラマがあり、走行した距離に満足する人、あそこをこうすれば
良かったと悔しがる人、スポーツドライビングの楽しさを満喫した練習会でし
た。ユイレーシングスクールでは今後も同じようなプログラムを開催する予定
です。予定は決まり次第ウェブサイトとメールマガジンで告知しますので、耐
久レースに興味のある方はご注目下さい。

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4)ハウツースタート 何から始めよう

季節はずれの雨に見舞われたここ数日。何件かの事故を目撃しました。ユイ
レーシングスクールのそばにある下りのゆるい右カーブでも、曲がりきれなか
ったクルマが電柱に衝突。ラジエターが電柱を抱き込むほどにクルマは変形し
ていました。テレビのニュースでは番組撮影中のクルマのクラッシュシーンが
繰り返し放送されていました。どちらもクルマ好きにとってはいたたまれない
出来事です。
現在のようにクルマが工業製品として成熟した時代では、クルマ自体の欠陥
が原因となった事故が起きるのはまれです。事故の原因のほとんどは運転手に
あります。さらに言えば、『人間の能力をはるかに超えた力、速さを備えたク
ルマという機械を、あいまいな人間が客観的にではなく主観で操作する』とこ
ろに事故の原因のほとんどがあると言っても過言ではありません。皮肉なこと
ですが、人間に自由な移動を可能にしてくれるクルマだからこそ、事故は起き
るのです。

 ユイレーシングスクールはクルマの運転を楽しむことを第一の命題にしてい
ます。避けられない事故があるかも知れませんが、それでも可能な限り事故を
起こす可能性のある運転はしないようにしましょう、というわけです。
 それには理由があります。検証したわけではありませんがジムラッセルレー
シングスクールやSCCAのドライビングスクールなどの経験から、『速く走
ることのできる運転』と『事故を起こさない運転』には共通点があることを確
信しているからです。
 言うまでもなく、速く走ることのできる人はクルマの性能を存分に引き出す
ことのできる人です。どうやったらクルマが走りやすいかをわかっている人で
す。と言うことは、裏を返せばクルマがいやがる操作をしない人でもあります。
正確に言いましょう。どういう操作をするとクルマが言うことを聞いてくれな
くなるかをわかっている人なのです。
 読者の中にも事故を起こしたことのある人はいるでしょう。筑波サーキット
公式ドライビングスクールの受講者の中にも事故の経験者は少なくありません。
事故を起こした時の状況を思い浮かべて下さい。事故に至る過程はどうであれ、
そこにはクルマが(運転手の)言うことを聞いてくれない瞬間というものがあ
ったはずです。なぜそうなったかと言うと、それ以前に運転手が「クルマがい
やがる操作」をしたからです。本人に自覚があろうとなかろうと、クルマ本来
の機能を妨げるような操作が行われたのは事実なのです。

 前述の例はどちらもアンダーステアを誘発した結果の事故です。つまりアン
ダーステアが発生した時点でクルマは運転手の思い通りには動いてくれなくな
っていたのです。問題はアンダーステアを発生させるに至った運転にあります。
 もちろんアンダーステアに陥っても的確に対処できていれば事故は避けられ
たかも知れません。でも、間違ってはいけないのは、ドライビングテクニック
の習得というものは、何かあった時の対処の方法を学ぶのでも練習するのでも
なく、何かが起きないような運転の方法を学ぶことです。
 サーキットでレースに参加しているとしましょう。その時に必要なテーマは
できるだけ速く連続して走ることです。しかし、速く走ろうとするがあまりそ
こかしこでクルマのバランスを崩しその対応にばかり終われていては、速く走
れないばかりか疲れてしまうに違いありません。そして対応をしなければなら
ないということは、対応が間違っていれば取り返しがつかない、ということで
もあるのです。つまりレースに勝つためにはひとつひとつの操作に対応が必要
な運転をしないことが条件です。それが前提の速さでなければ、それは本当の
速さではないということです。
 
 公道での運転も同じです。何かが起きて対処しなければならない状況に陥ら
ないように運転することが本当の巧さです。ただ公道での速度域ではクルマの
バランスが崩れることはめったにありません。ですから運転手に危機意識が希
薄なのも事実です。もしクルマがいうことを聞かなくなったとしたら、それは
運転手の走行状況を読む力がなかったか、確信が持てないままで操作を行った
ことが原因です。
 
 おわかりでしょう。サーキット自体決して特殊な場所ではありません。サー
キットを走るのに特別なテクニックが必要なわけでもありません。サーキット
の速度に慣れるための練習は必要でしょうが、操作自体は公道で使っているテ
クニックと変わりありません。むしろ必要なのは高い速度に対する危機意識を
しっかりもつことです。そうすればクルマがいやがる操作をすることなく安全
に走れます。
 試験に受かるための運転を教える自動車教習所では操作とクルマの挙動の関
係まで踏み込んで教えてはくれません。クルマを運転する人すべてが筑波サー
キット公式ドライビングスクールのような総括的な運転を教えるカリキュラム
を体験し、自分でサーキットを走るようになれば、未然に防ぐことのできる事
故は飛躍的に増えるはずなのですが。
 ひやっとした経験のある方は、そこに至るまでにどんなプロセスがあったか
らそうなったかを考えてみて下さい。クルマが求める運転というものがおぼろ
げながら分かるかも知れません。それこそがスポーツドライビングを楽しむ我
々が目指すべきところなのです。

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5)ユイレーシングスクールからのお知らせ

8月2日にYRSメンバーに「YRS通信」を送信したところ、相当数のメー
ルが不達で戻ってきました。YRSメンバーの方で受け取っていない方はアド
レスの再確認をお願いします。

・YRSメンバー登録・変更フォーム
http://www.avoc.com/7info/7member/7member_apply.htm

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