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Go − Circuit No.174 (10/02/03発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかし安
全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと楽しく
もないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クルマさん
との正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングスクールか
らの提案です。
<<標語>> 公道では安全運転、サーキットではそれなりに。
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1)筑波スプリント&筑波エンデューロ参加申し込み受け付け中
2)YRSオーバルスクール浅間台参加申し込み受け付け中
3)YRSオーバルスクール参加者の声
4)ハウツースタート 何から始めよう
5)吉田塾参加者募集中

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1)まだ間に合います = 筑波スプリント&筑波エンデューロ参加申し込み

10月11日(土)に開催される筑波スプリント&筑波エンデューロの参加
申し込みを受付中です。入校時でスプリントに47名、エンデューロに8チー
ムの申し込みがありました。
エンデューロは130分レースです。追い越しや追い越される機会が増える
とスキルアップにつながります。12台以上で開催したいと思いますので、予
定の立つチームは参加して下さい。
今回スプリントはS2000クラスが単独で成立します。ロードスターもワ
ンメイクレースになります。ロードスターにお乗りの肩はぜひご参加下さい。
尚、最終的なスケジュールは調整中ですが、今回のスプリントの予選はご要
望の多い1台ずつのタイムアタックに戻すことを考えています。また時間に余
裕がある場合にはサーキットを走ったことのない方を対象とした体験走行を行
う予定です。案内はウェブサイトで行います。

※YRAメンバーはスプリントについては参加費を後払いで申し込みことがで
きます。エンデューロについては参加申し込み金を払い、残額は当日払いで申
し込みことができます。

・YRS第5戦エントリリスト
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yrs_entry.htm
・筑波スプリント規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yts_guide.htm
・筑波エンデューロ規則書
http://www.avoc.com/2school/2yrs/yte_guide.htm

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2)YRSオーバルスクール浅間台参加申し込み受け付け中

10月21日(火)に開催するYRSオーバルスクール浅間台の参加申し込
みを受け付けています。まだYRSオーバルを走ったことのない方、クルマの
セッティングを確かめたい方、コーナリングにいまいち納得がいかない方はぜ
ひ参加して下さい。YRSオーバルの設定はカーコントロールの修得に絶妙で
すし、受信機からのリアルタイムアドバイスは「目から鱗」に間違いありませ
ん。
当日、希望される方はYRS所有のタイヤ温度計を使うことができます。タ
イヤ温度からご自身の走り方を検証してみたい方もぜひご参加下さい。

過去にオーバルスクールに参加された渡辺さんに提供していただいたデータ
もサイトに掲載してありますので、参考にして下さい。

・YRSオーバルスクール タイヤ温度の話
http://www.avoc.com/3media/3article/0717tire_temp.htm

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3)YRSオーバルスクール参加者の声

今回もYRSオーバルスクールは盛況でした。今回はYRSオーバルを走る
のが初めての方と30mx100mのYRSオーバルは経験していない方が多
かったので、日を改めて感想を聞きました。参加を検討されている方はご一読
下さい。感想の中にもありますが、1日中オーバルコースを走るからと言って
決して飽きることはありません。むしろもっとたくさん走りたくなるものです。
まだYRSオーバルを体験していない方はぜひ参加してみて下さい。クルマ
さんとお友達になれること間違いなしです。

------------------------ 以下、設問と回答 -------------------------

| 設問1 YRSオーバルスクールに参加して良かったと思いますか?

・参加して大変良かったです。
・もちろんです。
・間違いなく良かったです。
・心よりとても良かったと思います。
・よかったと思います。
・良かった。
・はい。非常にためになる内容だったと思います。
・良かったと思います。
・大変良かったと思います。
・非常に良かったです。

| 設問2 良かったと思う方はその理由をお聞かせ下さい。

・是非このまま、間を開けないで連続して受講したいと思っています。FMで
適切にアドバイスしていただけるの画期的です。色々レッスンに参加していま
すが、殆どは一人でサーキットを走っているだけなのであまり勉強にはなりま
せん。今回のように、リアルタイムで指示していただけるがBESTです。
・ロードコースと異なり、自らの操作にのみ集中することができました。YR
Sスプリントでは、自分の操作の拙さは分かっていましたが、どうして改善で
きないのか悩んでいました。昨日のオーバルスクールでは、ステアリング操作、
トレールブレーキングの使い方、イーブンスロットルの仕方等々、改めてひと
つひとつの操作の細部を検証できたことが大きな収穫です。ただ、たまたま巧
くいくことがあっても、再現性は低いのですが(笑)。またオーバルコースに
参加させて頂きたいと思っています。
・まず「理論ありき」というポリシー。同じコーナーの反復練習による効果の
高さ。FMを使ったアドバイス(見学者も聞こえる点)。フレンドリーなトム
さんはじめスタッフの方々。私はSIA(Professional Ski Instructors Aso
ciation of Japan)の
インストラクターもやっております。「明確な理論付けをして、反復練習する。」
という方法は非常に有効だと思います。コーチングという側面からも勉強させ
ていただきました。
・車の動きやタイヤの働きを物理的に解説していただいて、もちろん物理学は
不変なものですから、その全てが納得できました。特に頭に残っているのは、
フロントタイヤは進入時に減速と方向転換の2つの働きがあり、それを受け止
める限界のトータルエネルギーは一定であるというところです。(↑言葉のニ
アンスが間違っているかもしれませんが^^;)ステアの切れ角とブレーキン
グ量のトータルを一定に、というところですね。で、実際にそれを実践すると
なると、やはり頭でなんとなく分かっていても、上手くいかないんですね。と
ころが少台数のオーバルでは同じコーナーを繰り返し練習できたので、徐々に
出来ていくのが実感できました。今まではと言えば、とにかくコーナー進入ま
でにブレーキングを終わらせろとか、ガツンと踏んでブレーキングはとにかく
短く、といった今考えれば全くの偏見を頼りに走っていたわけで、クリッピン
グまでブレーキを残すという走り方は全く考えていませんでした。もちろん、
まだ車の本当の限界を見つけたわけでもありませんし、常に同じ走りが出来て
いるわけでもありませんので、とにかく反復練習が必要だと思いますので、ま
た参加したいと思っています。一方で今まで走っているサーキットのあのコー
ナー、このコーナーを、こうやって走ればいいのか!というイメージがすでに
湧きはじめているのも事実です。たった1日で、これは素晴らしいことだと思
いました。少し長くなりましたが、以上のようなことで、とにかく貴重な体験
でした。次回参加させていただく時は、またよろしくお願いします。ありがと
うございました。
・サーキットに行く前に講習を受けておくべきでした。サーキットをただ走っ
ていてもドラテクは向上しません。何か目的をもって走らないと、誰も教えて
くれませんので・・・。とにかくクルマの、ポテンシャルがわかっただけでも
参加してよかったです。次回は、どのコースを受講すればよろしいですか?出
来れば、今回はは初参加でしたので、もう一度受講したいと思っています。
・私は、今回のような「一見地味だけど、実はすごくレベルアップする」とい
う練習を探していました。基本操作と理論のヒモヅケは正しく教えてくれる人
がいない限り、判らないままだと思いますので、自分の周りの人達にも是非受
講してほしいです。また参加させていただきます。ありがとうございました。
・平均して、タイムが出せるように心がけたいです。同乗して頂いて非常に勉
強になりました。驚いたのが、ストレートもコーナーも同じスピードで走って
いてそれが安定していて・・・。感動しました。
・他のドライブスクールと違って、インストラクターの皆さんに疑問をたくさ
ん質問できて解答していただけることが一番嬉しいです。また走行中に自分の
走行技術について、(FMラジオにて)細かにご指摘していただけるのもありが
たいです。タイムの読み出しも大変精神的な勉強になります。そして、一日の
走行がたくさんあるのも、しかし疲れない程度であることも良いポイントだと
思いました。素晴らしいバランスのスクールだと思います。
・いくらなんでも一日中楕円の同じコースでは、さすがに飽きるかも?という
予想は思いっきり外れました。そしてオーバルの奥深さと自分の技量の浅さを
痛感させられました。またロードスター仲間の三名に大きく差を付けられてし
まい、オートマロードスターの実力をもっと引き出せない自分を歯痒く思いま
した。かくなる上は「ATロードスターはスポーツ走行の夢を見るか?」とい
う疑問に自分なりの納得いく解答を見出すまでは、頑張り通してみようと思い
ます。そしてロードスターなのにAT?と言う多くの人達に、その知られてい
ない魅力と実力を漫画作品やホームページにて公開していきたいものです。ヨ
シダさんに教えてもらったATの有利な点、不利な点も作品に活かす知識とし
て役立たせてもらいます。詳しくお話していただきありがとうございました。
・自分の車に対する勘違いが分かった事と走ることに対するイメージを持てた
ことがよかったと思います。自分自身の反省として、午後になってから頭で考
えすぎて迷いが出てしまった事が残念なことだと思います。
・以下に良かったと思う理由を箇条書きします。1、一度に色んなことを教え
ようとせず、的を絞った内容だった。2、講習の目的が明確であった。3、F
Mラジオでリアルタイムにアドバイスを受けられたこと。4、自分の車を使っ
て同乗走行をして頂けたこと。5、自分の車のポテンシャルが明確に判る。6、
自分が車を乗りこなせてないことがハッキリすると同時に、具体的な走りの目
標を持つことができた。以上です。また機会があれば(休みが取れれば)是非
とも参加したいです。
・一日たっぷりと走らせて頂いたおかげで、操作と挙動の関係、限界のスピー
ドが少し感じ取れるようになったと思います。これからも都合の付く限り参加
していくつもりでおります。
・1)走りながらその場で指導を受けられた事。自分では出来ていると思って
間違った操作をしている時に瞬時に的確な指導をもらえたことで、同じ周回を
するのでもより内容の濃い練習になったと思います。筑波のスクールでも無線
で指導を受けながら走れると良いのですが、運営上難しいのでしょうか?2)
メンタルトレーニングにもなった事。同じくらいのタイムの2台で走ることで、
タイムを意識したときの操作の乱れがはっきりと感じられました。技術だけで
なく、メンタル面のトレーニングにもなったと思います。
・コーナーの曲がり方を理論と実践で教えて頂いたので、自分の操作と正しい
操作の間に随分と差がある事が分かりました。同じコーナーを何度も走るので
練習になりました。またオーバルに練習に行きたいと思います。その時はまた
よろしくお願いします。
・自分の操作の荒い部分が良くわかりました、日頃からうすうすとは感じてい
たのですが、どの部分がそうなのかがハッキリとわかりました。オーバルは単
純なコースですが、それだけに基本が出来ているかどうかがハッキリと出ます、
左回りが苦手だなあと思っていましたが、タイムにもそれがハッキリと出てい
て思わず笑ってしまいました。27日は応援ありがとうございました。前日の
成果をもっと出したかったのですが、遅い車にひっかかって思うように走れま
せんでした、それでも最後に何とかパスできたのは、これまでのスクールの成
果だと思います。同じコーナーをラインを変えて走ることなど、大変勉強にな
ります。練習している割にはタイムは相変わらずですけど、自分ではそれなり
に手応えがあります。続けていれば、いずれ結果は着いてくると思っています。
これからもよろしくお願いいたします。
・今回、ドライビングスクールというものに初めて参加ということでとても緊
張していたのですが、スタッフの皆様がとてもフレンドリーでスクールの雰囲
気も良く、楽しく勉強することが出来ました。また、内容の方も、コースは単
調でも走ってみるととても奥が深く、一日中走っても納得の行く様には走るこ
とが出来ませんでした。走行中のアドバイスも大変的確で、次のコーナーで直
す事が出来れば自分でも速くなるのがすぐに分かりました。ただ、緊張してい
るせいもあり、なかなか頭で分かっても思うようにミスを直す事が出来ません
でした。これからは指摘された通り、丁寧で、安定した動作を心がけて運転し
ようと思います。初めてのスクールでしたが、本当にとても楽しく勉強になり
ました。これからも積極的に参加したいと思いますのでそのときはよろしくお
願いします。今回は、どうもありがとうございました。

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4)ハウツースタート 何から始めよう

何度かYRS主宰のドライビングスクールに参加していただいた方から質問
をいただきました。スクール開催時には概要を説明しますが、走ることが優先
されて見落としがちなのがドライビングポジションです。参考のために回答に
加筆して掲載することにします。

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| ドライビングポジションについて(というか横Gに対する対応でしょうか)
| 先のYOSAの結果から、どうして右周りよりも左周りのほうが遅くタイム
| が安定しないのだろうという疑問が生まれました。理由は幾つかあると考え
| られますが、どうやらその内の一つがドライビングポジションにあるようで
| す。というのは、右周りの時は左足が頑張ってくれているので上半身には余
| 裕がありますが、左周りの時は右足は微妙なブレーキ/アクセルワークで手
| 一杯なので、右肩で横Gに耐えようとしている為に右腕にも余計な力が入り
| スムーズにステアリグを回せていない自分に気付いたからです。これはドラ
| イビングポジションが悪い事がもたらすものでしょうか?それとも右肩で支
| えようとする事自体が間違っているのでしょうか?

ドライビングポジションについては下半身が安定していないからだと思いま
す。膝が伸びてしまっていませんか?シートを少し前に出してみてはどうでし
ょう。肩や腕で上体を支えるのは間違いです。背骨だけでシートバックに張り
付くイメージのポジションを探してみて下さい。腕が伸びているとステアリン
グホイールで上体を支えようとしますから繊細なステアリングワークにも支障
をきたす恐れがあります。それと左コーナーの時に空いている左足の踏ん張り
方で下半身が安定することもありますから試してみて下さい。
理想はどんな横Gがかかっても尾底骨と背骨がシートの中心から動かない姿
勢です。シートの奥深く座ることも有効かも知れません。奥深く座ってみると、
ほとんどの人がペダルが遠すぎることに気づくはずです。限界で走る時に忙し
いステアリングワークもペダルワークも必要ありませんから、まず下半身を安
定させられるお尻の位置を探してみて下さい。

| 車の挙動の感じ取り方について
| 受講以来、車の挙動を感じとろう感じとろうと呪文のように念じながら車さ
| んを動かしていますが、あまり感じとる事が出来ないように思うのです。例
| えばアンダーは、急な操作をしない限りスリップアングルが大きくなるにつ
| れ、チビッコアンダー、中くらいアンダー、どアンダーと変化すると考えら
| れるのですが、YOSAの時は明らかにそれと分かるどアンダーが出るまで
| 分からない事が多かったです。チビッコアンダー或はオーバーを感じるには
| 何かコツがあるのでしょうか?やはりこればっかりは車さんと付き合った時
| 間に比例するものなのでしょうか?

挙動を感じる件についてはクルマの性格もあると思います。スープラは重く
て前後のオーバーハングが重い(ヨー変化が急になります)クルマですから、
俊敏に動くことは期待できません。しかし一方では旋回性能の高いパワーのあ
るクルマですからその特性を生かせば速く走れます。
この手のクルマの操作で重要なのは、ターンインから脱出までの間でブレー
キとスロットルによる過重移動(ピッチングです)を最小限に抑えることです。
旋回を始めている場合はほんの少しの過重移動で前後のスリップアングルが変
化しますからバランスが崩れやすいからです。

もうひとつ注意すべきはアンダーステアなりオーバーのステアの強さの変化
が直線的に現れないことです。どういうことかと言うと、例えばアンダーステ
アが出る場合、1、2、3、4、と強くなっていくのではなく、0.5、1.
0、1.8、2.9のように強くなっていきます。アンダーステアにおちいっ
た時には既にフロントのスリップアングルがリアのそれより大きくなっている
わけですから、その時の操作を続けている限り加速度的にアンダーステアの度
合は増えていきます。ですので、肝心なのはターンイン時のアンダーステアが
小さいうちにリアのスリップアングルを増やす努力をすることです。それはリ
アをロールさせることで達成できます。

「挙動変化を感じる」という言葉を使ってはいますが、最終的にはタイヤの
滑り量を感じることなのです。感じられないというのはコーナリングへのトラ
ンジッションでクルマのバランスが崩れている可能性があります。奥へ突っ込
みすぎるとかステアリングワークが急すぎるとかです。トレイルブレーキング
時に過重が前にかかりすぎるのもバランスを崩す原因です。一度トランジッシ
ョンに「やりすぎ」と思うくらい時間をかけてみてはどうでしょう。その代わ
りイーブンスロットルの区間の速度をできるだけ高く保てるようにトレイルブ
レーキングからの抜力に注意します。クルマが直線運動からできるだけスムー
スに旋回運動に移行するようなイメージを創ってみて下さい。

| 操作に対する結果の評価方法について
| 自分がどのくらいの速度でコーナーの最下区間を通過したかの検証方法につ
| いてですが、クリップ付近ではコーナー出口を見ているのでタコメーターを
| 見る事が出来ません。やはり音で回転数を読む必要があるのだと思いますが、
| 私のようなビギナーにはそれが判断出来ません。どのようにして判断すれば
| 良いのでしょうか?

自分の操作を検証するためでもコーナリング中は速度計や回転計は見ないほ
うがいいと思います。と言うのもコーナリング速度で大切なのは瞬間の速さで
はなく、スロットルを離した時からスロットルを全開にする時までのいわゆる
コーナリング区間全体の速さです。奥へ突っ込めばスロットル離すまでの時間
はほんのわずか長くなりますが、それで稼げる時間はコーナリング全体の時間
よりはるかに短いものです。ですから奥まで突っ込むのが一概にいいとは限ら
ないのです。コーナリングで大切なのはコーナリング全体の速度を底上げする
ことです。目安となるのはコーナリングフォースをどれだけ発生させているか
です。身体的には遠心力の大きさでわかります。コーナリング中のできるだけ
長い時間にできるだけ大きな遠心力を感じられるような操作を目指してみて下
さい。

コーナリング速度を検証するのはコーナーの中でないほうがいいでしょう。
コーナーから脱出してある程度加速した地点にある目標物か、次のコーナーの
手前でスロットルを戻す少し手前の地点での回転計を読みます。回転が高けれ
ば脱出速度が速かったことを示します。脱出速度が速かったということは、
(コーナリング中の加速に多くは期待できませんから)コーナリング速度が速
かったということになります。コーナリング速度が速かったということはター
ンインからのトランジッションでロスがなかったことになります。
コーナリングの良し悪しはその大部分がターンインまでのトランジッション
で決まってしまいます。コーナーに入ってから何とかしようと思わず、スロッ
トルを離そうとする瞬間から横Gがなくなるまでの区間を意識してコーナリン
グを組み立てて下さい。

スープラのようなパワーがあって重いクルマはメリハリをつけて運転するこ
とが必要です。抑えるところは抑えて(と言ってもゆっくり走るわけではなく、
クルマなりに走るという意味です)、踏める時はしっかり踏む、というように
です。操作が雑になるとバランスを崩しやすいのが重量車ですから、ゆっくり
としたペースから徐々にリズムをこわさないように速く走ってみて下さい。

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質問された方は10月21日のYOSAに参加されるそうです。今度こそ納
得のいくポジションを探し当てて、クルマのポテンシャルに見合ったコーナリ
ング速度が見つけられるようにアドバイスするつもりです。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5)吉田塾参加者募集中
11月1日(土)。YRSのシニアインストラクターが吉田塾を開催します。
場所は千葉県八千代市。時間は午後1時〜5時。上手にクルマを運転したい方
を対象に開講します。
当日はビデオを使った座学の他、ドライビングポジションの検証、ヒールア
ンドトーの説明などを行います。ご自分の運転を撮影したビデオをお持ちの方
には講評を行います。少人数制で納得のいくまでクルマの運転についてお話し
ます。
参加費は5000円。定員は6名です。参加を希望される方は「参加希望」
の件名で、本文にお名前、住所、電話番号を記入し次のアドレス宛にメールを
送って下さい。折り返し詳しい案内をお送りします。

・吉田塾参加申し込み先アドレス
admini@avoc.com

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