Home > YRS Media-Info >

≡≡YuiRacingSchoolpresents≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

         Go−CircuitNo.274(07/17/09発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。思い通りに走らせるのはもっと楽しい●しか
しクルマがなかなか思うように動かない時がある●クルマの運転は簡単そうで
難しい●が、難しいことに感謝しなければならいない●難しいからこそうまく
できた時の喜びは大きい●うまくなろうとする過程がまた楽しい●うまくなろ
うとするから工夫する●今の時代、クルマを使い倒さなければもったいない。
||    Proud of Our Tenth Anniversary     ||
》》》Be Smarter, Drive Sater, and Drive Faster! You can do it!!《《《
         【  Yui Racing School Offers Serious Entertainment  】
======================================================================
|1) YRSウエブサイトアップデート
|2) YRSフォトギャラリーについて
|3) YRSオーバルスクールFSWカリキュラム変更
|4) タイヤの回る音を聞きながら  その4
|5) 参加申し込み受付中

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

|1) YRSウエブサイトアップデート
・YRSフォトギャラリー 2008YRSオーバルレース第3戦
http://www.avoc.com/9misc/info/page.php?p=photogallery
・2009YRSオーバルレースFSW第3戦結果
http://www.avoc.com/3result/pt09/0705yorf.shtml/
・YRSフォトギャラリー 2009YRSオーバルレース第3戦OP
http://www.avoc.com/9misc/info/page.php?p=photogallery
・YRSラップタイムランキング FSWショートコース
http://www.avoc.com/3result/pt09/fsw_best.shtml/

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

|2) YRSフォトギャラリーについて
  ユイレーシングスクールではYRSスクールレース参加者を対象に、画像の
掲載、閲覧ができるフォトギャラリーを開設し既に多くの方に登録していただ
いています。
  しかしながらスクールレースに参加されたことのない方の登録申請があるの
も事実です。せっかくのフォトギャラリーなので一般に公開したいのですが、
現時点では諸般の事情からYRSスクールレースに参加した経験のある方に限
り登録を受け付けています。ご了承下さい。

・YRSフォトギャラリー
http://www.avoc.com/9misc/info/page.php?p=photogallery

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

|3) YRSオーバルスクールFSWカリキュラム変更
  今後、FSWP7でYRSオーバルスクールを開催する際にはカリキュラム
を以下のように変更いたします。
・44x100mオーバルイーブンスロットル練習
・44x100mオーバルトレイルブレーキング練習
・40x140mオーバルトレイルブレーキング走行
・44x140mオーバルアウトインアウト走行
  車種によっては3速を使用する必要が出てきますが、その場合はシフトアッ
プ、シフトダウンのアドバイスも行います。

・YRSオーバルFSWロング開催案内
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=os&p=osf

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

|4) タイヤの回る音を聞きながら  その4 

 最初に下のリンクをクリックしてYRSオリジナルビデオの「働くタイヤ」
を見てほしい。
・YRSウェブサイト
http://www.avoc.com/5media/video/movie.shtml  > 働くタイヤ
・ユーチューブ
http://www.youtube.com/watch?v=GdwpxnwPqfc
 ユイレーシングスクールでは運転操作の教材になるものを積極的に公開して
いる。教科書もそのひとつだし、一連のYRSオリジナルビデオもそうだ。
 他の動画は改めてみてもらうとして、この「働くタイヤ」を撮った時の話を
したい。
 撮影した場所は富士スピードウエイのジムカーナ場。YRSオーバルスク
ールFSWが終わってから収録した。目的はコーナリングを始めてから終わる
までタイヤがどんな動きをしているかを確認してもらうことだった。誰に?も
ちろんYRSオーバルスクールを受講した人たちに。そして運転に興味を持っ
ている方々にである。
 実は、この走行中のクルマのタイヤを低いアングルから撮ることをカリキュ
ラムに取り入れようとした時期があった。受講者のクルマにカメラを取り付け
て撮影し、操作がどのようにタイヤを動かしているかを見てもらうプログラム
を検討したこともあった。
 しかし、カメラの取り付けにかなり時間がかかるので走行時間を削ることに
なる。実際に走ってもらいながらいろいろな操作を試してもらうことがドライ
ビングスクール本来の目的なので、時間的に効率の悪いビデオ撮影は最終的に
正式なプログラムにはならなかった。
 YRSオリジナルビデオを撮るために作ってもらったカメラ取り付け用のス
テーやブレイスはかなりの数になる。いろいろな角度から運転中のドライバ
ーや、走行中のクルマの状態を記録したいと思い特注した。
※オリジナルビデオの中にも様々なアングルの動画があるからぜひ見てほしい。
 回っているアウト側前輪を撮るために用意したのは細い3本のステーと3つ
の吸盤。ボディに取り付けた3つの吸盤からステーをのばし、それを1カ所で
まとめる。まとめる金具に雲台を取り付けてアメリカで売られているヘルメッ
ト用カメラを固定した。
 カメラの位置と高さはステーの長さと吸盤の位置で自由に決めることができ
る。撮影に選んだのはスタッフの手伝いをしてくれている卒業生のロードスタ
ー。NB型のNRAでサスペンションはショックアブソーバーの変更のみ。エ
ンジンは1.6リッターの、もちろんノーマルだ。
 最初、44x104mのYRSオーバルFSWをインベタで走る時にどのく
らいロールするかデータがなかったので、だいたいこのくらいだろうで固定し
てみた。
 走ってみて録画したものを確認するともう少し下げたほうがよかろうという
ことで調整した。カメラの位置は地面から15センチほどのところになった。
 撮影の目的はクルマが旋回を始める時にどのような動きをするか確認するこ
とだった。ある程度の速度で不用意にステアリングを切ればアンダーステアが
発生する。そのメカニズムも記録してみたかった。おそらく、瞬間的に横滑り
を起こすだろうから、タイヤが滑るありさま見てみたたかった。
 コーナリング中はアウト側のタイヤがたわむように変形する。どのぐらい変
形するのか、変形は急激に起きるのか。当初はインストラクターの運転とアン
ダーステアを出してしまう走りをする人の対比を撮るつもりだった。
 とりあえずインストラクターが走って基準となるタイヤの動きを撮影した。
相当な速さで走っているのにも関わらず、予想に反してタイヤの変形量は少な
かった。
 「あまり迫力ないなぁ」とアイディア倒れに終わりそうな企画をどうするか
検討した。
 「とりあえず乗ってみる?」とクルマのオーナーに走ってもらうことにした。
 そのオーナーはレースにも参加している人でクルマの制御は下手ではない。
アンダーステアを出すタイプのドライバーでもない。
 外から走りを見ていても、やはりタイヤがたわんでいるのが確認できない。
なんとかタイヤが地面にはりつきながら回転することろを撮りたかったので、
少しペースをあげてもらうことにした。
 トレイルブレーキングを使ってターンイン。リアがグリップしたらイーブン
スロットルにしてコーナーを抜ける。入り口から出口まで聞こえていたスキ
ール音がわずかに大きくなった。
 何周か走った後、突然『ガッ』という鈍い音が聞こえた。「何?」何が起き
たか想像するのに時間はかからなかった。

 クルマを停めてもらって確認すると、案の定ビデオカメラのハウジングが地
面にこすれて削れている。
 ほぼドアの前縁で1mほど張り出したところに取り付けてあったビデオカメ
ラが地面に接触したのだ。あれほどフロントとリアを均等にロールさせるよう
に言って送りだしたのに。しかし起きてしまったことは仕方がない。
 そのシーンを再生すると確かに一瞬画像が乱れている。しかし、その直前直
後でタイヤが不規則な変形をしていたわけでもない。軌跡が変わっているよう
にも見えない。しかし前車軸に近いところに取り付けてあった地上15センチ
のビデオカメラは接地した。
 ということは、ある瞬間にアウト側前輪に加重が集中してサスペンションが
バンプしたと想像できる。おそらく、厳密に言えばその瞬間にはアンダーステ
アが顔をのぞかせたはずだ。しかし次の瞬間にはスリップアングルが小さくな
り右前だけのロールが減った、と考えるのが妥当なところだろうという結論に
落ち着いた。まさか細いステーに支えられたビデオカメラが接地した反力でロ
ールが収まったとは誰も考えないはずだ。
 『ロールが深まらなかった原因』がどこにあるのかわからない。ステアリン
グとブレーキの操作の仕方なのか、それともクルマ本来の復元性によるものな
のか。
 
 結局、当初の目的のタイヤが横に流れるところを撮影して、『これがアンダ
ーステアだ』というオリジナルビデオを制作することはできなかった。しかし
逆に、アンダーステアが発生していなくてもクルマのノーズが簡単にダイブし
てしまうことがわかった。
 もうおわかりだろう。前輪が大きくたわみ横滑りを起こしているのにそれと
気づかないのは、クルマの姿勢がどうなっているかわかりませんと白状してい
るようなものなのだ。
 クルマがどういう状態で走っているか瞬時に頭の中に反映されれば、間違い
なく運転は上達する。が、そんなことは望むべくもないから、想像力を働かせ
ながら、クルマの動きを最大もらさず感じながら運転することでしか上手くな
ることはできない。
 そんな話をオーナーにしながらその日の撮影は終了した。

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

|5)  参加申し込み受付中
  現在、以下のカリキュラムの参加申し込みを受け付けています。
|   ◆ ◇ ◆  クルマの運転の楽しさを味わってみませんか?  ◆ ◇ ◆
| ※申し込み期日を過ぎても定員に達しない場合は引き続き受け付けを行いま
| す。枠がある場合は当日受け付けも行いますが電話でご連絡下さい。開催日
| 前3日を過ぎてからの申し込みは受講料を当日の受け付けでお支払い下さい。
| 振り込まれた方は振り込んだことを証明するものを受付で提示して下さい。
----------------------------------------------------------------------
|■ 7月18日(土) YRSオーバルスクールFSWロング
  速いクルマではストレートエンドで110キロに達するYRSオーバルFS
Wロング。今回からアウトインアウトの走行練習をカリキュラムに加えます。
シフトダウンしながらのコーナリングの醍醐味を味わいたい方の参加をお待ち
しています。

・YRSオーバルFSWロング開催案内
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=os&p=osf

----------------------------------------------------------------------
|■ 7月25日(土) YRSエンデューロ
  YRSスクールレースの中核をなすYRSエンデューロ。今回は筑波サーキ
ットコース1000が舞台です。レースはチェッカー優先の130分耐久レ
ース。ソロエントリも受け付けます。
  また初めてYRSエンデューロに参加される方には特典がありますのでお問
い合わせ下さい。
  
・YRSエンデューロ規則書&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/2race/guide.php?c=sr&p=yes

----------------------------------------------------------------------
|■ 7月25日(土) YRSスプリント
  数々の名場面を記憶に残してきたYRSスプリント。筑波サーキットコース
1000の1,039mコースでの戦いになります。今回は気温の上昇が予想
されるので、ターボ車の参加があるオープンクラスのヒートレース数をオリジ
ナルの3ヒートに戻します。
  初めてYRSスプリントに参加される方には特典がありますのでお問い合わ
せ下さい。

http://www.avoc.com/2race/guide.php?c=sr&p=yss

********************************************************** 奥付け ****
□メールマガジン"Go−Circuits"
□有限会社ユイレーシングスクール発行
□編集/文責:トム ヨシダ
■問い合わせ:090−6539−4939(朝8時〜夜9時)
□オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
□Copyright:Yui Racing SchoolCo.,Ltd.
□Copyright:1986-2008  AVOC CORPORATION
本メールマガジン、オリジナルサイトの全部、または一部を複製もしくは引用
されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  Presented by Yui Racing School≡