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Go ★ Circuits No.126 (03/16/02発行)

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【 126号の目次 】

◎ YRSウェブサイト更新

● 筑波ドライビングスクールツーデープログラム参加申込み受付中

△ テクニックの汎用性 鈴木孝保

○ 筑波スプリントを終えて

☆ ハウツゥスタート クルマをキチンと走らせる

★ コーナーの向こうに 第六話 青春の旗 第7回 トム ヨシダ

□ 筑波エンデューロ記録

※ メールマガジンとメールアドレス

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◎ YRSウェブサイト更新

・歴代ラップタイム
3月2日開催のYRSイベントで記録されたラップタイムまでを掲載しました。

延べ1621名のラップタイムが『History』に掲載されています。各
自が記録した今までのベストラップタイムは『The Best』に掲載されて
います。全599人分の記録です。

その他、見やすいように『名前順』や『タイム順』にソートして200名単位
で掲載してあります。特に『名前順』は何回かYRSに参加されている方にと
っては自分の速さの遷り変わりがわかります。

http://www.avoc.com > Lap Time of Record > 筑波コース1K

・3月2日YRSイベント結果
3月2日開催の筑波スプリント、筑波エンデューロ、筑波タイムトライアルの
競技中に記録された結果を掲載しました。筑波エンデューロは全ラップを掲載
してあります。

http://www.avoc.com > Reports > イベント

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● 筑波ドライビングスクールツーデープログラム参加申込み受付中

>>>> どなたでも参加できます <<<<

4月28日、29日にユイレーシングスクール念願のツーデープログラムを開
校します。

1日目はジムカーナ場でブレーキングと定常円の練習をします。圧巻は午後の
大定常円を使った追いかけっこ。2台ずつ間隔をおいて定常円を走ります。お
そらくいろいろなクルマが参加するでしょうが、性能のいいクルマが必ずしも
速いとは限らないのがオーバルコース。クルマの性能を100%引き出すこと
のできる人だけがオーバルコースを速く走れます。一瞬たりとも気の抜けない
オーバルコース。クルマのコントロールを習得するにはうってつけです。ゲー
ム性を加味し楽しみながらクルマのコントロールを自分のものにしてもらおう
というカリキュラムです。

2日目は1日中コース1Kを走行します。いやというほど走ります。クルマの
整備が十分でない方は参加を見合わせたほうがいいかも知れません。

筑波サーキット正面のレストランモナークを宿泊場所に選びました。参加申込
み者の予約はYRSが行います。宿泊費は当日お支払い下さい。参加費には宿
泊費が含まれていません。一泊朝食着きで大部屋が3600円。5人部屋が4
000円です。

ジムカーナ場の走行が終わった後、定常円旋回を撮影したビデオを放映します。
もちろん解説付きです。夕食後はYRSの懇親会を行います。

・筑波ドライビングスクールツーデープログラム開催案内
http://www.avoc.com > その他のイベント

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△ テクニックの汎用性 鈴木孝保

* * 公道での運転テクニックをサーキットへのフィードバックする * *

初めて乗った車はEP82スターレットでした。

家の車だったのですが、乗る人間がいなかったので自分の車のように乗りまわ
してました。ですが、まだ学生でお金が無く、ガソリンを買うお金すらないよ
うな状況で運転を楽しんでいました。

そこで思いついたのが燃費走行。つまり、いかにしてガソリンを使わずに多く
の距離を走るかでした。そこで、試行錯誤の末、「一度出したスピードをわざ
わざブレーキを使って落とすのはもったいない。」と考えました。一般道でな
るべくブレーキを使わないで走るということは非常に難しく、周りの車をよく
観察し、その後の動きを予測しながら走らないと事故につながってしまうかも
知れませんし、同時に微妙なアクセルワークで車間距離も保ちながら運転しな
いとすぐに前走車に追いついてしまってブレーキを踏んでしまうことになるの
で、常にアクセルを踏む右足に気を使いながら走っていました。

「お金が無く、燃費走行して節約したい。」という動機で始めた運転の仕方で
すが、いざサーキットを走ってみると、燃費走行で培った技術の役に立つこと。

どんな風に役に立ったかというと、クローズドのコースに複数のクルマが混走
するサーキット。当然速い車もいれば、そんなには速くない車、遅い車と様様
です。そんな状況では、自分が追い抜く立場であった場合、対象車の動きをよ
く観察し、次の動きを予測しながら追い抜かないと、接触事故等の原因になっ
てしまいます。また、サーキットではただアクセルを踏めば、速く走れるとい
ったものではありません。その場その場によって、アクセルをあけるタイミン
グ、量、時間といったファクターは変化します。そんなときに、長年公道で培
ってきた微妙なアクセルワークが役に立つわけです。

ほんの些細なことでも、自分で考えながら運転すれば、公道でも、運転技術を
学ぶことが出来ます。みなさんも是非、日頃から目的をもって運転してみてく
ださい。

* * * * * *

編集部注;鈴木孝保はユイレーシングスクールのスタッフです。

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○ 筑波スプリントを終えて

筑波スプリント第1戦が終わりました。結果はウェブサイトに掲載してありま
すが、YRSが筑波スプリントを数字で振り返ります。

参加は33台。全てのクルマがたった1周の予選を行います。想像してみて下
さい。1周の予選がどのようなものか。

スタッフの合図でコースイン。ウォームアップの開始。コースを1周すると計
測開始です。もちろん計測は1周。タイムがよければ好位置からスタートでき
ます。ですが、タイムは出そうと思って出るものではありません。過去に蓄積
した経験を100%正確に反映することがドライバーにできることの全てです。

しかし予選。それも1周しかタイム計測が行われないとすればドライバーの心
中は穏やかではないはずです、ホントは。ところがです。今回は実に7名の方
がYRSで過去に記録した自分のタイムを『たった1周の予選』で更新しまし
た。これはすごいことです。評価されるべきことです。今までに蓄積してきた
ものを全て正確に発揮し、その上で『速くはしりたい』という意識を明確に持
っていたからに他ならないからです。

それができるのは、間違いなくドライバーの心が平和だったからです。レース
とはそういうものです。無闇な闘争心はミスを誘います。見栄や欲もミスを誘
います。極限の状態で自分の持てるものを全て出すことのできた7名は間違い
なく自分をコントロールする術をみにつけています。

心拍数が増す。速く走らなければというプレッシャー。その中で自分をコント
ロールすることこそ、ユイレーシングスクールが全ての参加者に期待する『生
命感の高揚』です。レースは興奮を求めて参加するものではありません。興奮
がドライバーを速く走らせることもありません。レースに必要なもの、そして
レースがもたらしてくれるものこそ生命感の高揚です。

もちろん予選でタイム更新のならなかったドライバーもそれなりに自分のレー
スを戦いました。8周で行われたヒート1とヒート2。12周で行われたファ
イナルヒート。今回はそのレース中に11名のドライバーがYRSで過去に記
録したラップタイムを更新しました。これもすごいことです。

予選とは違い、まわりには少しでも順位を上げたいドライバーが走っています。
前を走るクルマに追いつきたい。後ろから追い上げてくるクルマを引き離した
い。様々な思いが錯綜します。そんな中で自分の走りを貫き通す。その結果が
ラップタイムの更新です。短いようで長いレース。集中力を持続することも必
要です。周囲の状況を把握することも必要です。自分の状態を確かめることも
必要です。全てをまとめあげる、つまりコンロロールできた結果なのです。

さて、第1戦のヒート1はレースとしては単調でした。ヒート1でこの日のベ
ストラップを記録したドライバーも4人いましたが、レース自体は予選順位の
ままの膠着状態で進みました。では面白くなかったかというとそんなことは全
くありません。2、3周目に落ち着いたポジションのままレースは進む。しか
し全てのクルマがある間隔を保ちながら糸で結ばれたように走る。もしあるド
ライバーがミスをしたら流れは変わったはずです。レースは動いたはずです。

ところが誰もミスをしない。ミスをしてもそれを取り戻す方法を身につけてい
る。レースは淡々と進みますが、そこにはレースを走るドライバー全員のピン
と張り詰めた緊張が感じられる好レースでした。

ヒート2からレースは動きます。ドライバーの目が速さに慣れたのでしょう。
人より先にゴールしたいと思う気持ちと自分をコントロールしなければならな
いという思いがせめぎあいます。ヒート2で8名、ファイナルヒートで15名
がこの日のベストラップをマークしています。

例えば、Dグループに出走したKさん。10台中予選7位。ヒート1が7位。
ヒート2が4位。ファイナルヒート優勝という結果を残しています。しかしK
さんは前を走るクルマを抜いて1位でゴールしたのではありません。ヒート1
からファイナルヒートまでDグループに出走した他のドライバーよりミス、と
いってもごくわずかなミスですが、そのミスをしなかったからレースを通じて
他のドライバーより速く走れた。その結果が優勝につながったのです。

レースでは相手を抜こうと思っても抜けるものではありません。軽自動車とG
TRが一緒に走れば確かに抜けるでしょう。ですが、今のクルマの性能やタイ
ヤの限界を考えればラップ1秒違うクルマなら追い抜くことは不可能です。も
う一度言いましょう。Kさんは抜こうとして前のクルマを蹴散らしていったの
ではありません。Kさんに比べて他のドライバーのミスがほんのわずかですが
多かったのです。レースでは競っているドライバーにミスがあった場合にのみ
抜くことができます。速いドライバーが強いドライバーとは限らない、と言わ
れるのはそのためです。

例えば、Fグループに出走したOさん。ファイナルヒートでは2位に入りまし
た。12周の間に2台のクルマを抜いた結果です。注目したいのはOさんのフ
ァイナルヒートのベストラップが3位に入ったドライバーのベストラップタイ
ムよりコンマ256秒遅い点です。なのに何故前に行くことができたのか。そ
れはOさんが42.114秒という自分のベストラップに限りなく近いところ
で全ての周回を走りきったからです。3位に終わったMさんは41.888秒
という一発の速さはあったもののラップタイムの推移を見ればOさんより多少
ばらつきがあったということです。

KさんはKさんなりにレースを戦い、OさんはOさんなりにレースを走り、M
さんはMさんなりに初レースを体験しました。結果はそれぞれ違います。しか
し、ここに登場しなかったドライバーを含め、筑波スプリントに参加した方は
すべからく自分の限界を見極めたはずです。そして生命感の高揚によってその
限界が高まることを経験したはずです。

当日見られた『生の人間が繰り広げたドラマ』はこれだけではありません。最
下位でフィニッシュしたドライバーの高揚感が勝ったドライバーのそれより低
いかと言うとそんなことは決してありません。参加者が自分の速さを見きって
走っている限り、レースには無限のドラマがあります。

レースは楽しい。それはドライバー同士の争いがあるから楽しいのではありま
せん。ドライバーの『内なるせめぎあい』が結果として現れるから楽しいので
す。それを見つけることができた時、観客もレースの参加者になり得るのです。

ユイレーシングスクールがレースをお勧めする理由はそこにあります。内面の
充実と高揚があるからこそレースなのです。それが「速さばかり追いかけてい
ると見落とすものがある」と口を酸っぱくして言う理由です。

ウェブサイトに筑波スプリントはもちろん、筑波ドライビングワークショップ
の結果まで掲載するのはそのためです。ラップタイムにこだわっているわけで
はないのです。参加した方にはその時の自分の内面を思い出してもらうため、
サーキットを走ったことのない方には内なるせめぎあいを想像してほしいと思
うから掲載しているのです。

筑波スプリントに参加するドライバーは全員が大人です。自分を処する方法を
知っています。だからレースが面白いのです。

あなたも筑波スプリントに参加してみませんか?

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☆ ハウツゥスタート クルマをキチンと走らせる

ユイレーシングスクールに参加した方は着実に速く走れるようになっています。
しかも速さが後戻りすることがありません。それはYRSに参加しながらクル
マをキチンと走らせるコツをつかんだからです。

もちろん進歩の度合は人によって異なります。それは当然です。人それぞれ速
さに対する座標軸が違うからです。特に初めてYRSに来られた時の座標軸は
見事にバラバラです。

ユイレーシングスクールでは最初に理にかなった方法でクルマを運転できるよ
うにカリキュラムを組んでいます。運転手の意思だけで操作するのではなく、
クルマの状態に合わせて操作することを覚えていただくためです。

その筑波ドライビングワークショップ卒業生から質問を受けることがあります。

「YRSでは教えていないけどもっと速く走る方法があるんじゃないの?」と。
例えば「パワーのあるクルマならYRSが教えるラインでは無駄があるのでは
ないのか?」と。

答えは、「その通り」です。

「では何故最初からそれを教えないんだよ!」とは言わないで下さい。

ユイレーシングスクールが一貫して教えているのはクルマをキチンと動かす方
法です。一方、速く走るためにはいろいろな方法があります。いろいろなテク
ニックがあります。同じ日に同じクルマで走っていても走り方を変えなければ
ならないことがあります。タイヤがタレてきた時。路面状況が変わった時など
です。サーキットを安全に速く走るには『これでいい』という走り方はありま
せん。ユイレーシングスクールが教えるのは、あくまでもクルマをキチンと動
かすための公式に過ぎません。そこから何を引き出すかは、何を引き出せるか
は、むしろ受講者の意識にかかっています。

では、なぜ最初から『それ』を教えないかと言うと、例えば『コーナリング中
に何らかの方法でスライドを誘発しクルマの向きを積極的に変えてトラクショ
ンをかせぐ』ことが全ての人にできるとは思わないからです。そういう走り方
はクルマをキチンと動かせる人には有効な走り方ですが、クルマの動きを理解
できない人には危険ですし、決して速い走り方ではありません。スライドさせ
ることができたとしても、その時点での速度が遅ければ速さにはつながりませ
ん。走り方はファッションではありません。流行り廃りがあるものでもありま
せん。

大切なのは、ノーマルカーでいいですからまずキチンとクルマを操作できるよ
うになることです。

そうすると『次』が見えてきます。前述の「では何故最初からそれを教えない
んだよ!」と言う方は、とにもかくにもクルマをキチンと動かせるようになっ
たからこそ、その疑問を持つことができたのです。

サーキットを走る時。まずタイヤをキチンと限界近くまで使うことを考えなが
ら走って下さい。横Gがかかってない時は必ず床までスロットルペダルを踏ん
で下さい。コーナー手前ではリリース時のスピードコントロールに気を受けて
できるだけ直線的にブレーキングして下さい。コーナリングではタイヤのグリ
ップを100%使うためにコーナーの中間3分の一は前後の加速度が生じない
ようにイーブンスロットルで走って見て下さい。もちろん挙動変化の間にある
トランジッションをできる限りスムースに行うべきなのは言うまでもありませ
ん。

そうするうちに『次』が見えてくるはずです。

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★ コーナーの向こうに 第六話 青春の旗 第7回 トム ヨシダ

ミニF1とも言われた当時のFL500。日本が世界に誇るオリジナルのレー
シングカー。前後のウイング。インボードサスペンション。4分の3モノコッ
ク。10インチスリックタイヤ。

パワーに勝るスズキの2ストロークエンジンがホンダの4サイクルを駆逐して
久しい。キーンという独特の排気音を残して40台近いFL500が走りまわ
る。FL500がコースに出ると緊張感が高まる。客観的に見て根拠のないス
ピンや必然のないコースアウトが多いからだ。

案の定、何台かが回る。すばやく黄旗を振動で提示し後続車に危険を知らせる。
コースをふさぐ形で止まってしまった場合は2本の黄旗を振る。1本の振動で
は前のポストは1本を静止で提示。2本の振動の場合は1本の振動。その前の
ポストで1本の静止。ドライバーは黄旗を見て先を読む。

いつまでも頭に残っているような甲高い排気音をなかば楽しみ、なかばうっと
うしく思う。「今チェッカーが出ました。」「最後尾の車両は×番です。」一
斉放送を聞きながら広げてあった旗を巻き、電話機を元に戻し、ポストのドア
を閉める。

「そうなんだよな。多分田中選手のほうが3速のギア比が高いんだ。だから4
速から3速へ間髪を入れずにシフトできるんだ。でも当たってないかも知れな
いしなぁ。」マイクロバスを待たずにパドックへと急ぐ。

Bピットと呼ばれる1コーナーよりのゲートからパドックに入る。最終コーナ
ーに向かってかなりの登りになっているパドックを進む。

ピットに沿って歩いていくとスポンサー名のスタンレーと書かれたマーチ72
2が目に入る。既に私服に着替えた高原選手がマシンの傍らで、高原レーシン
グの小倉チーフメカニックと何やら話しこんでいる。「明日のセッティングに
ついてかな?」二人の話しが一段落するまで待つ。

何事かうなづいていた高原選手がこちらを見る。オッ、とした表情でピットか
ら出てくる。「で、吉田君。どうだった?」

「あの〜ぅ。ボクの見た範囲でのことなんですけど。4速から3速に落とすま
での間が長いと言うか、時間がかかっているというか・・・。」

「ふ〜ん。」顎を突き出し目を細め何かを考えている様子。「どうなんだろ。」

「やぱっり。」小さくうなづくとピットの中でマーチ722をいじっている小
倉メカに歩み寄り、太いスリックタイヤに足をかけ何かを話している。小倉メ
カは立ちあがり高原選手と正面を向き合って何か話し合っている。「何を話し
ているのかな。ピンと外れのことを言ってしまったのかな?」

しばらくして高原選手がピットから出てくる。「吉田君。ありがとう。参考に
なったよ。」

「何がどうだったんですけ?」と聞きたいのをこらえる。「それならば良かっ
たです。」

「じゃ。」と言ってもう一度ピットに戻る高原選手の後姿を見ながら思う。
「良かった〜ぁ。」

「さぁあとは風呂に入って夕飯食べて・・・と。」サーキットホテルへ向かう
ためパドックとグランドスタンドを結ぶ地下道をあるく。スキップしている自
分に気付き苦笑する。

オフィシャルが宿泊するのはF棟と呼ばれる修学旅行の生徒が使う8人部屋。
2段ベッドが4つ。通路を挟んで壁に取り付けられている。荷物をおろし風呂
場に向かう。入り口にはかなりの数のスリッパ。既に風呂に入っているオフィ
シャルがあれこれ話し合う声が聞こえる。

服を脱ぎ浴場の扉を開ける。湯気と同時に声高で話すオフィシャルの声に包ま
れる。「俺んとこのポストでさ、○○選手がスピンしてさ・・・。」、「やっ
ぱり××選手は速いよな!」その日見たこと、経験したことを話さずにはいら
れないといった勢いで続く会話が大浴場の壁にこだまする。

=== 続く ===

※ 文中の登場人物の敬称は略してあります。

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□ 筑波エンデューロ記録

過去のYRS筑波エンデューロに参加しながらウェブサイトの歴代ラップタイ
ムに記録の載っていない方、あるいは記述に間違いのある方は連絡して下さい。

mailto:mail@avoc.com

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