|
≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
Go ★ Circuits No.143 (08/19/02発行)
==【目次】=============================
※ サーバメインテナンス
■ YRSからのお知らせ
◎ YRSウェブサイト更新
● 筑波ドライビングワークアウト参加者募集中
○ 筑波ドライビングワークショッププラス参加者募集中
▲ 秋の感謝デー開催日決定
☆ ハウツゥスタート 挙動を知る
★ レースウエイ in the states No.3c
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
※ サーバメインテナンス
サーバーのメインテナンスのために一時期BBS@YRSと各種申込みフォー
ムの使用ができませんでしたが、予定より早く終了しましたので再開していま
す。ご迷惑をおかけしました。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
■ YRSからのお知らせ
ユイレーシングスクールのウェブサイトは容量を大幅にアップしました。これ
に伴い筑波サーキット公式ドライビングスクールとユイレーシングスクールの
活動の模様をレポートしているHPをYRSのウェブサイトとメールマガジン
で紹介していきたいと思います。該当するHPを開いている方で、紹介を希望
される方はご連絡下さい。
ユイレーシングスクールのスタッフが次の点を確認した後に紹介させていただ
きます。
| ・URLから直接筑波公式ドライビングスクールあるいはユイレーシングス
| クールの活動に触れている頁に飛べること。
| ・もしくはURLがホームページであり筑波公式ドライビングスクールもし
| くはユイレーシングスクールの活動に触れている頁にわかりやすいリンク
| が貼られていること。
過去にURLを連絡していただいた方もあります。今回は正式に募集しますの
で該当するサイトを運営する方で希望される場合はお申込み下さい。
連絡先:mail@avoc.com
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
◎ YRSウェブサイト更新
> スクラップブックを一新
スクラップブックの写真集に筑波スプリントで撮影した画像(撮影:菊地 学
)を掲載しました。ユイレーシングスクールではロードスターを素材に操って
楽しいクルマの開発を進めていきます。ご期待下さい。
http://www.avoc.com > Scrap Book > 写真
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
● 筑波ドライビングワークアウト参加者募集中
8月22日(木)に開催される筑波サーキット公式ドライビングスクールの筑
波ドライビングワークアウト(TDO)の参加者を募集しています。入校時で
7名の余裕があります。
TDOはカーコントロールの習得を最優先の課題にしたカリキュラムです。Y
RSオーバルを連続して周回することで操作と挙動の関係の理解が深まります。
TDOでは参加者全員が受信機を持ってリアルタイムのアドバイスを受けなが
ら走ります。思い違いをしていた操作方法の修正、限界が探れない操作の打開
に絶大な効果を発揮します。
カリキュラムの中にはFJ1600の試乗も含まれます。ご自分のクルマでY
RSオーバルに慣れた後に乗りますから、どなたでも安全に風のあたるマシン
を体験することができます。
FJ1600はTDOに参加される方で身長180センチ以下ならばどなたで
もお乗りいただけます。カーコントロールを極めたいと思われる方はぜひTD
Oに参加してみて下さい。
筑波ドライビングワークアウトへの参加は次の頁から行えます。
http://www.avoc.com > School > ワークアウト
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
○ 筑波ドライビングワークショッププラス参加者募集中
8月27日(火)に行われる筑波サーキット公式ドライビングスクール、筑波
ドライビングワークショップはプラスとして開催します。受講者数を制限しス
レッシュホールドブレーキングとコーナリングの練習を加えたカリキュラムで
す。また全員が受信機を持ち、定常円旋回、コース1Kでのコーナリング練習、
ラッピングの際にリアルタイムのアドバイスを受けることができます。
入校時で8名の余裕があります。参加を希望される方はお早めにお申込み下さ
い。
原則としてTDWPには筑波ドライビングワークショップを経験された方に優
先的に参加していただきます。客観的にご自分の走りを分析してみたい方はぜ
ひご参加下さい。
筑波ドライビングワークショッププラスへの参加は次の頁から行えます。
http://www.avoc.com > School > ワークショップ > 15)TDWP
━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ タイヤについての情報満載 >>> デジタイヤは知っている ■■■
■■■ ダンロップタイヤ ドライバーズアイ ホームページ ■■■
■■■ http://tyre.dunlop.co.jp/ ■■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━
▲ 秋の感謝デー開催日決定
春の感謝デーで植えたさつまいもはスクスクと育っています。間違いなく秋に
はおいしい焼き芋が食べられるはです。
ユイレーシングスクールでは秋の感謝デーの開催日を10月20日(日)と決
定しました。参加を希望される方はスケジュールに無見こんでおいて下さい。
今回は参加者にさつまいもを掘り起こしていただき、その場で『石焼芋』にし
て味わっていただきます。もちろん、いつものようにバーベキューとベンチレ
ーシングを行います。
詳細は後日発表します。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
☆ ハウツゥスタート 挙動を知る
カーコントロールの習得に特化したカリキュラムである筑波ドライビングワー
クアウトではFJ1600に乗っていただいています。使用するマシンは現役
を退いたものですが立派なレーシングカーです。まだそれほど多くの方が体験
しわけではありませんが、ビークルダイナミックスを理解する上では、それな
りに得るものがあったようです。
逆説的に言うと、その最たるものが『簡単にスピンしてしまう』ということ。
実際、かなりの人がスピンを体験していました。
なぜスピンするのでしょう?自分のクルマならYRSオーバルをかなりの速度
で回れる。カーコントロールも身についている方がなぜスピンするのでしょう
?決してFJ1600は乗りにくいクルマではありません。
原因は、クルマの挙動がつかみにくいからです。FJ1600は速く走ること
を目的に作られたクルマです。車両規定でエンジンの性能が抑えられています
から、その範囲でいかに速く走るかを工夫されたクルマです。サーキットを高
速で走ることを前提にしていますから、高速でも安定性を確保するためにサス
ペンションはセッティングされています。
概して、このようなクルマは挙動変化が少ないのが特色です。もうひとつは運
転手の操作を正確に伝えるためにサスペンションのコンプライアンス(あいま
いさ、とでも解釈して下さい。)を排除しているので、操作がダイレクトに結
果=挙動に現れます。
TDOのフォーミュラライドでスピンした方も、オーバースピードでターンに
進入してスピンしたのではありません。ですから無謀さが原因ではありません
。ほとんどの方がターンの中間か立ち上がりでのスピンをしていました。では
、スピンしなかった方はそれなりに乗りこなしていたか、というとそうでもあ
りません。もちろん初めて乗るクルマ。それがレーシングマシンとあっては乗
りこなすのは容易ではありませんが、FJ1600であろうと知識としては操
作のしかたを身につけていたはずです。正確に操作できなかった理由のひとつ
は、間違いなく『クルマの挙動変化』がわかり難かったからです。
順を追って目に付いたバランスを崩していた例をあげてみます。
まずターンの進入。速度を落とすのにエンジンブレーキに頼っている人を見か
けました。エンジンブレーキに減速を期待するのは間違いです。エンジンブレ
ーキは駆動輪にしか減速度が働きません。減速する場合は必ず、踏力の強さは
別にしてフットブレーキで行います。
次に、みなさんイーブンスロットルにする努力をされていましたが、スロット
ルに右足を乗せた時に踏みこみ量が大きいのかマシンが加速状態になっていた
ケースを多く見ました。原因として考えられるのはスロットルのストロークが
短いのとスロットルレスポンスが敏感だということです。タイヤに最大限のコ
ーナリングフォースを期待するには前後のバランスがイーブンでなければなり
ません。
最後にターンの立ちあがりでほぼ全員がスロットルを踏みすぎていました。結
果としてマシンはアンダーステアのまま加速を開始していたのです。レーシン
グマシンのロール剛性(ロールし難い性癖)は高いのでついついスロットルを
踏みすぎます。しかし舵角が当たっている以上、本来の加速度を得ることはで
きません。実際、ストレート部分に出てからもステアリングを戻せない(強い
アンダーステアが出ていた!)ケースもありました。遅いばかりでなく前後の
過重移動でマシンが簡単にバランスを崩します。あるいはアンダーステアのま
ま思わぬ方向に進んでしまいます。
フォーミュラライドで見られた操作の間違いの主なものをあげました。清算車
の半分の重量しかないということは、すなわち輪過重が少ないということです
。それを考えればよりスムースに走る方法が見つかります。
FJ1600に乗ると自分のクルマとは全く異なる挙動、あるいは挙動変化が
起こらない場合のクルマの動きを体験することができます。その意味でFJ1
600を体験することはご自分のクルマのカーコントロールにフィードバック
できるものが隠れているはずです。ぜひ皆さんもFJ1600に乗ってみて下
さい。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
★ レースウエイ in the states No.3c
リバーサイドレースウエイのコース図でいうターン6がヘアピン。直前のエッ
セスを5速全開でヒラリ、ヒラリと抜けた後に現れる前半3分の1がかなり上
り、クリップ付近からフラットな極めてトリッキーなコーナーだ。しかもアウ
ト側にエスケープゾーンはない。コンクリートウォールの手前にハーフインチ
のベニア板が5枚ほどボルトで固定してある。と言ってもベニア板とベニア板
の間には古タイヤが縦に納まっている。衝撃吸収体=デフォーマブルストラク
チャーというわけだ。コースから見ると最も手前のベニア板には赤と白のペイ
ントが施されている。
日本人にとってエスケープゾーンのないコーナーは馴染みが薄い。富士GCレ
ースのチャンピオンの故佐藤文康選手がIMSAのGTレースに参加するため
にRIRを訪れた時にもこんな会話が会った。
「まいったなぁ。そのヘアピンだっけ?アウト側が壁だよ!」現トムスの舘
信秀選手と童夢セリカのシェイクダウンをやっていた故佐藤選手の一言だ。
アメリカのロードコースには絶対にスピンしてはいけない、あるいは絶対にア
ンダーステアを出してはいけないコーナーがたくさんある。運転手もそれを承
知で走る。
アウト側にエスケープゾーンがないぐらいで驚いてはいけない。自然の地形を
生かしたレイアウト、すなわち建設にお金をかけないアメリカのサーキットに
はまだまだとんでもないコーナーやストレートがある。
ターン6の出口は先へ行くほど局率がゆるくなる。だから加速に有利なコーナ
ーだと思われがちだが、それは間違い。
日本のサーキットではコーナーにほとんどカントがついている。おそらく誰も
がその恩恵を意識していないだろうが、わずかなカントでも実際は横向き加速
度が重力に置き換えられるのでタイヤが発生するコーナリングフォースは高ま
る。
しかしフラットな路面では横向き加速度はあくまでも横向き加速度。コーナリ
ング速度が少しでも高すぎると、遠心力の方がタイヤのコーナリングフォース
を上回りクルマはいとも簡単にアウト側に流れ出す。あるいは先を急いでスロ
ットルを早く開けすぎれば、こらえ性のない駆動輪は簡単に限界を超えてFF
なら強いアンダーステアに陥り、FRならあっと言う間にスピンする。つまり
、フラットなディクリーシングラジアスコーナーは甘い罠だ。
下記のコース図を見て欲しい。ターン6からターン8に伸びるストレートがあ
る。図では灰色になっている。RIRで過去に行われたレースでNASCAR
ストックカーレースだけがこの外周コースを使った。80年代初期にオンタリ
オスピードウエイが閉鎖になってから南カリフォルニアのメジャーリーグスト
ックカーレースは開催地をRIRに移した。少しでもコース距離を短くして周
回数を多くしようという苦肉の策だ。
ターン6を抜けてストレートに出る。図では単純な直線で描かれている。実際
、上から見れば直線には違いない。しかし走ってみると様相は違う。ターン6
を過ぎてしばらく行くと路面が下り始める。じょじょに下り始める。遠くには
ターン7が見えるはずなのだが、それが見えない。一旦下ってフラットになっ
た部分を進むとターン7間際になって路面が上っていることに気付く。図を見
ただけではなかなかイメージはできない。全開で走っていなければその実体は
わからない。
当然、ターン7のブレーキングは上りで開始する。かけすぎれば速度が落ちて
しまう。タイミングを誤まれば減速できない。運転手に正確な判断を求める。
ブレーキペダルに右足を乗せた時点では、まだターン7のクリッピングポイン
トは丘の向こうに隠れている。空中で途切れたように見えるコースのどこでス
テアリングを切り出していいかもわかりづらい。しかもターン7の先にはエス
ケープソーンはあるが、こちらを向いた観客席もある。みっともないことをす
るとすぐにわかってしまう。コーナーポストは視界を確保するために、高いや
ぐらの上にある。
とことん考えてから進入するか、ある程度の仮説を立ててとりあえず入ってみ
るか、どちらがいいかと聞かれれば、もちろん後者だ。スポーツドライビング
とは本来そういうものだ。
ターン7に向けて切りこむと路面は下り始める。ようやく全貌が明かになる。
ターン7はほぼ180度のコーナー。前半がかなりの下り。後半がフラットな
コーナー。進入ではいきおい前過重が大きくなる。反対に軽くなったリアは外
に逃げようとする。速く走ろうと思えば思うほど難しくなるコーナー。アメリ
カのロードコースにはそんなコーナーが多い。
無事ターン7回っている最中。右への横Gが残っている間にターン7Aへのラ
インを考える。そう。図の黒い実戦で書かれたレイアウトはグランプリコース
と呼ばれ、IMSAなどのプロレース以外では耐久レースに使われるだけだ。
ターン7につづいてターン7Aを回るコースが一般的に言われるリバーサイド
レースウエイだ。
… この項続く …
○アメリカのレース場(YRSオリジナル原稿)
http://www.avoc.com > Scrap Book > 原稿 > Over View > ネーム
○YRSオリジナルRIRコース図(pdfファイル:120K)
http://www.avoc.com/images/image_cover/map-rir.pdf(pdf:120K)
http://www.avoc.com/images/image_cover/map-rir.jpg(jpg:51K)
○リバーサイドインターナショナルレースウエイヒストリー
http://home.san.rr.com/fsheff/rirpicts.htm
○アメリカンレースウエイ−RIR
http://www.na-motorsports.com/Tracks/Riverside.html#TrackMap
******************************************************** 奥付け ******
□ メールマガジン " Go − Circuits "
□ 有限会社ユイレーシングスクール発行
□ オリジナルサイト:http://www.avoc.com
□ Copyright Yui Racing School Co.,Ltd.
□ Copyright 1986-2001 AVOC CORPORATION
本メールマガジン、オリジナルサイトの全部、または一部を複製
もしくは引用されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
publisher:mail@avoc.com
----------------------------------------------------------------------
下記のURLで購読中止・配信先変更の手続きが行えます。
◇ まぐまぐ: http://mag2.com
◇ ココデメール: http://mail.cocode.ne.jp/kaijyo.html
◇ パブジーン:http://www.pubzine.com/detail.asp?id=2150
◇ クリックインカム: http://clickincome.net/mg_lt/car1.html
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ Presented by Yui Racing School≡
|
|
|
|