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Go − Circuits No.72 (01/21/01)
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【 72号の目次 】
★ 2月10日速度計測開始
☆ 2月10日筑波プラクティス&タイムトライアル参加受付中
● 2月20日筑波サーキットドライビングワークショップ参加受付中
○ コーナーのむこうに。 第三話 WIR その4
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★ 2月10日速度計測開始
YRSは理にかなった操作で安全に速く走ることを目指します。
その目的を達成するために、今後はスピードガンを使用してストレート速度と
コーナリング速度の測定を行っていこうと考えています。
コース1000での測定個所は1月29日に行うスタッフミーティングで決め
ますが、2月10日に開催するYRSプラクティス&タイムトライアルから測
定を開始し希望される方の速度をサイトに掲載する予定です。
どうすればよりよい加速が選られるか?どのセッティングだと最高速が伸びる
のか?など。みなさんの参考になると思います。
案内は、
http://www.avoc.com/data/information/speed_trap_pre.htm
尚、筑波サーキットドライビングワークショップではスラロームの通加速度を
測定し、参加者の同意を得た上でサイトに掲載します。
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☆ 2月10日筑波プラクティス&タイムトライアル参加受付中
2月10日に開催する第4回プラクティス&タイムトライアルの参加申し込み
受付を行っています。
規則書は、
http://www.avoc.com/school/program/time_trial/ttt021000.htm
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● 2月20日筑波サーキットドライビングワークショップ参加受付中
今年から始まる筑波サーキットドライビングワークショップ。ジムカーナコー
スとコース1000を組み合わせたプログラムで、走りながら「クルマを速く
走らせる」コツを見つけてもらおうという企画です。
スラローム走行では、スロットルコントロールとステアリングワークの目安と
なるように通加速度を測定します。走行毎にお知らせしますので、どの走り方
が速いか見極める参考になります。
詳細は、
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm
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○ コーナーのむこうに。 第四話 WIR その4
アメリカのロードコースには日本にはないような勾配が見られる。
と言っても、日本で走ったことがあるのは筑波サーキット、富士スピードウエ
イ、オートポリス、鈴鹿サーキット、中山サーキット、谷田部だけなので、上
り下りがあるという菅生、西仙台についてはわからない。
が、勾配がコーナーについていた場合。これはもう日本では全く見られないは
ずだ。なにそろ、アメリカのコースはFIAやACNの認可を取るつもりがな
いのだから、コーナー自体が「図に描いたような」曲線ではない。突然曲率が
変わり、それがまた変わることなどよくある話。
4コーナーを立ち上がるとクルマの荷重は前に移動する。右にステアしながら
加速するのだが、簡単には前荷重が抜けない。生半可なスロットルオンでは追
いつかないほど。荷重が前にあるということはリアが軽いわけで、加速に躊躇
しているとますます荷重が前に移動し、いとも簡単にテールが出る。
右回りの下りを3速全開で駆け下りれば、右コーナーのGが消えないうちに5
コーナーのアプローチ。5コーナーは左周りの短いコーナーだが、全くカント
がついていない。走りながら見ると「逆バンク」がついているようだ。
だから。延々と続く最終コーナーまでの初速になる5コーナーは大切ではある
が難しい。
右コーナーを早めに離れれば5コーナーに対して直線的にブレーキングできる
が、それでは5コーナーのアウトからは入れない。
右コーナーをなめ続け、最後の最後でブレーキングすれば5コーナーに対して
アウトから進入できるが、かなりのGを受けたままのフルブレーキングを強い
られる。
とにかく、アメリカのコースを走ると「速く走るためにはトレードオフが必要
」なことがよくわかる。
#日本のコーナーは極めて理路整然とした曲率ばかかりだから、それほど細か
い調整は必要ない。しかし、結果としてこの「単純さ」が「オンオフ的な走り
」が蔓延する遠因になっている可能性は捨て切れない。
で、どのラインを通れば5コーナーの立ち上がりが速いか、ラインと速さの因
果関係を数値化したわけではないからわからない。
5コーナーの要点は、ただただできるだけ早く左のGを消すこととできるだけ
早いタイミングでスロットルを開けはじめること。この2点だけ。ラインで悩
むより、どこを走ってもこの2点を達成できるよう瞬間的に対応するほうが気
が楽だ。もちろん、通加速度が低下してしまっては元も子もないが。
5コーナーにアンダースピードで入っては話しにならないが、オーバースピー
ドで入ってはもっと悲惨。なにしろ「逆バンク」。ターンインの地点は下って
いるから意識してトレールブレーキングを使わなくても前荷重。アンダーステ
アが顔を見せることはない。まずフロントが逃げることはない。
だからと言って、いい気になってオーバースピードで進入すると、クリッピン
グポイントでもまだわずかに下りの5コーナー。4輪とも「ドバーッ」と外に
流れ出す。レースになるとコースアウトが多いのもこのコーナー。
その上、一度スライドを始めたタイヤのグリップは車速が落ちるまで回復しな
い。結局ステアリングで修正できたとしても、その時点で失速してしまってい
るのはあきらかだ。
まぁ無事に5コーナーを抜けたとしよう。3速にアップ。アウトまではらまず
3分の2程度に抑えて立ち上がれば、次の6コーナーのインにうまく入れる。
そのゆるい右回りの6コーナー。3速全開で抜けようとするとクリッピングポ
イントで、リミテッドスリップデフの入った後輪が空転する! ンッ!?♪
<WIR編は第五話に続く>
WIRコースレイアウト
http://www.willowspringsraceway.com/images/WillowSpring.GIF
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