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Go ★ Circuits No.92 (06/04/01)

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【 92号の目次 】

● 第2回筑波エンデューロ:6月9日(土)開催

○ ローリングスタートプラクティス開催:6月9日(土)

□ 参加申し込み受付中

★ アメリカのストックカースクール 大石恭士(YRSスタッフ)


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● 第2回筑波エンデューロ:6月9日(土)開催

今度の土曜日に第2回筑波エンデューロが開催されます。現時点での参加は9
台。普段の足で2時間の耐久レースを走ります。

スタートはルマン式。ドライバーがクルマに駆け寄り乗車。エンジンを始動し
てスタートする「最も古典的」な耐久レースのスタート方式です。

既にお伝えしているように、当日はスズキ自動車が製作した3種類のレーシン
グカーが日本で初めて公開されます。

また、アメリカンカートレースは中止とし、代わりに4ストカート試乗会を行
います。4ストカート試乗会の募集人員は36名。7周+8周で15周を走行
します。費用は5、000円。YRSのイベントに参加したことのない方でも
走ることができます。

筑波タイムトライアルも同日開催。今回も盛だくさんのメニューを用意したユ
イレーシングスクールのイベントにぜひお出かけ下さい。

週間予報によると雨の心配はないようですが、万が一雨天になった場合は事務
所棟2階からご覧いただけます。ご家族連れ、お子様連れでおいで下さい。


4ストカート試乗会に参加ご希望の方は以下のアドレスに氏名と電話場号をメ
ールして下さい。受付けは当日のみですので、受付け方法の案内を折り返しお
送りします。

4ストカート試乗会申し込み
mailto:admini@avoc.com


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○ ローリングスタート練習

6月9日。筑波タイムトライアルの終了後にタイムトライアル参加者を対象と
したローリングスタートのプラクティスを行います。

YRSが開催している筑波スプリントで採用しているローリングスタート。言
葉では言い尽くせないほど、「まさにスポーツ!」のローリングスタートを体
験していただくのが目的です。

ローリングスタートプラクティスに参加するには追加料金が2、000円かか
りますが、7月の筑波スプリントに参加される場合にはエントリーフィーをそ
の分割り引きます。


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□ 参加申し込み受付中

YRSでは、6月12日の受講者を募集しています。

そろそろ日本は梅雨。12日開催の筑波ドライビングワークショップも雨の可
能性があります。ご承知の通り、低μ路ではクルマの限界が低い速度で現れま
す。

ブレーキコントロール、スロットルコントロール、ステアリングワークに繊細
なタッチを求めたい方にはお勧めです。

12日のドライビングワークショップはまだ余裕があります。ぜひご参加下さ
い。

・筑波サーキットドライビングワークショップ:
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm


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★ アメリカのストックカースクール

ご承知の通りYRSのスタッフがアメリカモータースポーツ三昧の日を送って
きました。頭のてっぺんから足の先まで「走り」で洗脳された毎日でした。今
回はなNASCARストックカーに乗れるレーシングスクールを受講した大石
の感想文を掲載します。

参考ウェブサイト:メサマリンレーシングスクール(CARS)
http://www.carsracing.com/


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 ストックカースクール体験記 in USA 大石恭士(YRSスタッフ)

5/22、朝6:30にファンテンバレーのトムさんの家を出発しLAからけ
っこう北にある砂漠の中にあるらしいメサマリンレースウェイをめざす。

途中、マックで朝食をとりコンビニで水をひとり1ガロン仕入れる。昼間の砂
漠はかなりヤバイ気温になるらしく水分の補給のためらしい。といっても1ガ
ロン。3.8リットルだよ3.8リットルゥ〜そんなに飲むかよ〜?と思いつ
つもトムさんの言うとおりに買っておいた。

あ、ちなみにYRSスタッフの新君も一緒に受講します。

10:30くらいにメサマリンレースウェイに到着!LA名物の渋滞のせいで
ちょっと遅刻気味だったのだが・・・・・・。スクールの社長でありインスト
ラクターでもあるダンはまだ来ていなかった。

じゃあ、とガレージの中やコースを見ながら時間つぶすことにした、するとほ
どなくしてダンは黒いピックアップに乗って愛犬のパグとともにやってきた。
日本人の感覚でいうと大遅刻なんだけどダンはすげー陽気に「ハーイ!」とオ
フィスに入ってきた、アメリカ人の時間感覚にあきれる。

さぁやっとスクールだ〜。しかし暑い・・・。40度は超えてるみたい。
うぅぅ。がんばるぞぉぉぉ。

スクールは座学から始まる、内容は、なんのことはない、いつも某トムさんが
話していることと同じ、だけどYRSの座学のほうがより丁寧でわかりやすい
かな?(過保護なのかな?)とも感じた。

午後は、いよいよレイトモデルストックのスクールカーを走らせられる!!

ポジションのフィッテングをし、いよいよコースイン!

イグニッションをオンにしギアがニュートラルに入ってるのを確認しスタータ
ーボタンを押すと・・・、轟音とともに380HPほど出ているというV8エ
ンジンが目を覚ます!!

軽〜くブリッピングをくれてさしあげる。すんげー音だ〜腹にくるっつーかす
げー振動だ〜!

で、まずはリードフォローから始まる(YRSと一緒っす)。まずは発進。

思ってたよりも重くないがスロートの長いクラッチペダルを踏み込みハイとロ
ーしかないギアをローにぶち込む(うそ、実はゆっくりそっとギアを入れさせ
ていただく)。

ダンから発進の時は、ちゃんとアクセルと半クラッチを使うように、と言われ
ていたが試しにアクセルを開けずにクラッチペダルだけをゆっくりとリリース
してみたらスルスルと動き出す。クラッチミートに気を使う必要など一切ない
。まるで乗用車のように発進させることが出来た。まぁトルクがあるのだから
当然といっちゃ当然なのだが。

で、リードフォローなんですがぁ・・・。これまたYRSと同じ。ダンのうし
ろを1〜2台分の間隔をあけながら追っかける。コースが単純なだけにライン
も単純(笑)要はそのラインをどうやって舵角を最小で走らせるかっつーこと
だな・・、とか思いながらダンのケツを追いかける(注:ケツ≠お尻)

ここのハーフマイルオーバルは、けっこうバンクがきつくストレート部分では
、気持ちバンクと逆にステアしていないとまっすぐに走れない、そのかわりコ
ーナーでのターンイン(ちなみに左まわり)ではフッと力を抜いてジワッとス
テアしていくとスッとラインに乗れる←なんか長嶋監督みたいな表現だ(自爆
)、そしてバンクの下まで下りてクリッピングライン(ポイントではない)を
トレースし、出口の壁にむかってスムースなラインを描きながらアクセルを踏
み込んでゆく。

ダンのリードフォローが終わると、今度は自分なりに少しずつペースアップし
ラッピングする。

このセッションのテーマを正確なラインのトレースとアクセルをストレート部
分でできるだけ全開にすることに絞りつつ楽しむ。380HP出ているとはい
え重い車重のせいで驚くような加速はしないんだけどトルクフルな加速フィー
ルがなかなか気持ちいぃぃ!!

しかし、ラインのトレースはそんなに簡単ではなかった・・・・・・。なんで
かって? 路面に凸凹がけっこうあるのだ、今まで日本の、ドライバーに対し
て過保護なまでにスムースな路面のコースしか知らない自分にとってはものす
ごく新鮮だった、つまりキックバックがすごいんです。

とくにクリッピング近くでバンクの一番下まで下りたトコなどは感激!?(笑
)しかもコースは砂まみれだわゴミは落ちてるだわで、ハッキリいって汚かっ
た。(笑)

ま、普段のスクールならちゃんと整備しているのかもしれないけど、急遽頼み
込んで開いていただいたので文句は言えない。(笑)なんてったってコースは
僕と新君のふたりでの貸切状態!

30ラップ前後に一回の休憩をいれて3セッションほど走らせる。

いわゆるシート合わせは一応したんだけど、僕の背中にはコースのオフィシャ
ル用のレーシングスーツと自分が着てきた洋服を詰めてある、それ以上やると
ハーネスのバックルがステアリングと干渉してしまうし、せっかくのレーシン
グバケットのサイドのサポートがまったく意味をなさないものになってしまう
ので完全に納得のいくポジションは得られなかった。

そして太いスリックタイヤはすごいグリップなのでステアリングは重いし、当
然感じる横Gはものすごいし、気温は暑いしで運転は想像以上に大変だった。


話がそれるけど・・・。
ストックカーのアクセルは細めのスチールパイプをT字に溶接したものを使っ
ている。そしてこれはストックカーだけではなくスプリントカーなどもそうな
っているのだが、T字のアクセルが上下2段式になっている。普段は下側のア
クセルを使っているのだが上側のアクセルは何のためにあるのかというと・・
・・・。

もしもの時、足の先でアクセルを戻す(ダンはリフトアップといっていた)た
めにあるのだという。

そしてローとハイのギアしか持たないストックカーは走り始めてしまえばハイ
のギアしか使わないためヒールアンドトーなど当然必要なく、各ペダルの間隔
が大きくクラッチペダルにいたってはブレーキペダルのはるかかなたフットス
ペースの左端においやられてしまっている。

アクセルは適度な重さで扱いやすい。ブレーキはノンサーボなのでコントロー
ルしやすい。が、重い。(笑)

しかし、ひさびさに味わうレーシングカーの感覚だった!

話を戻そう。
セッションが終わるごとにダンとトムさんと新君とで少し話しをするが、水分
の補給をするだけですぐに次のセッションのために車に乗り込む。基本的にク
リティークというかアドバイスは乗車中に無線で飛んでくる。トムさんオンタ
イムでブレーキングポイント、ライン、荷重のかけ方等、理想と現実の差を指
摘してくれる。トムさんが写真を撮っている間に突然英語が・・・。やはり日
本語の方がわかりやすい。(笑)

セッションがすすむごとに少しずつ新しいことを試してみる。だんだんとその
挙動がわかりかけてきた。

難しい、別にビビっているわけではないんだけどダンが教えてくれたトコから
ブレーキングをするとターンインまでにスピードが落ちすぎてしまう、コーナ
ーの中では限界のはるか手前だ。(笑)

それを少しずつ調整していく。ブレーキングで少しケツが出始めた。コーナー
の出口でも少しケツが出始める。しかしその修正はものすごくイージーで、す
べての操作をいったんとめるだけ。

ある操作をした時の限界はなんとなくわかってきた。しかしまだまだぜんぜん
納得がいかない。

全部の操作がつながらない。振り回してみようか・・・とふと思う。(笑)

しかしアウト側はコンクリ君が待っているし、もしその車重ゆえスライドが止
まらなかったらエライことなので我慢することにした。借り物の車だしね。(
笑)

んなカンジでラッピングは物足りなさを残しつつ終了。ってゆーか、これでス
クールの全カリキュラム終了!!

で、結局レイトモデルストックカーそのものの限界を知ることはできなかった
。今まで走ったことのあるコースの中でオーバルは見た目一番単純だが一番難
しかった。


車から降りるとダンは「Good Job!!」とキマリ文句を言ってくれた(
笑)あらゆる意味でマッチョな男だった。(爆)


わたくし弱冠○○歳、はじめてアメリカのレーシングコースを走った。別に記
念日マニアではないんだけど一生忘れることのないだろう一日になった。今度
はレースを走ってみたいとも思った。


アメリカばんざい!!

荷物を片付けながら朝買ったミネラルウォーターのボトルを手に取る。これが
ほとんど空。暑さのせいで喉が渇いたのか、それとも集中して走っていたから
か。

運転は楽しい。まさにスポーツだ。


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