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Go ★ Circuits No.90 (05/17/01)
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【 90号の目次 】
☆ 334人
□ 参加申し込み受付中
★ VOICE
○ コーナーのむこうに
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☆ 334人
ユイレーシングスクールがドライビングスクールの次ぎのステップとして筑波
タイムトライアルを開催したのが昨年の11月3日。コース1000がオープ
ンして間もない時のこと。
以後、試行錯誤を続けながら昨年3回タイムトライアルを開催。今年に入って
からは筑波スプリントあるいは筑波エンデューロと併催。5月12日で7回目
を迎えました。
一方、今年から始めた筑波サーキットの公式ドライビングスクールである「筑
波ドライビングワークショップ」。5月15日で5回目を迎えました。
ユイレーシングスクールでは筑波タイムトライアル、筑波スプリント、筑波エ
ンデューロをYRSイベントとして、また筑波ドライビングワークショップ、
筑波ドライビングワークショップEXをドライビングスクールとして位置付け
ています。
しかし、いずれも同じコース1000を使うことから、参加された方がその日
に記録されたベストラップは全て同じ扱いにしています。
5月15日の筑波サーキットドライビングワークショップを終えて「歴代ベス
トラップ」に名を連ねた方は総勢334名。複数回参加されている方がいるの
で実際の参加者数はもっと少ないのですが、それぞれがタイムアップを果たし
たり調子が出なかったりで、必ずしも時間とともに速くなるわけではありませ
ん。
つまり、「歴代ベストラップ」の中には334通りの「走り方」が込められて
いるのです。
今日の時点では総合の歴代ベストラップしか更新できませんでしたが、近日中
に名前順、車両の改造度に応じたリストアップも更新します。
初めてサーキットを走った方はご自分の速さの座標軸の原点として、何度も走
られている方は気候や体調や意識によって変わる速さの目安として、ぜひ活用
して下さい。
YRS筑波コース1000歴代ベストラップ:
http://www.avoc.com/result/ttt/lifetime_record/lap_table_history.htm
5月15日開催筑波ドライビングワークショップレポート:
http://www.avoc.com/result/tdw/tdw2001/0515/0515report_1.htm
(画像を多数掲載しています)
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□ 参加申し込み受付中
少し日差しが強くなると、思いの外サーキットの気温はあがります。パドック
やコースの照り返しがあるからです。これからの季節、クルマにも人間にも速
く走ることが苦手な時期になりますが、「走りを管理」することを会得するに
はうってつけの季節です。
クルマが速いからといって速く走り続けられるわけではありません。これから
の季節こそ人間主体の速さが求められます。
ユイレーシングスクールの日程も目白押し。ぜひサーキットを走ったことのな
い方も、ベテランの方もご参加下さい。
筑波サーキットドライビングワークショップ第6回(5月29日):
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm
筑波タイムトライアル第8回(6月9日):
http://www.avoc.com/school/program/time_trial/trial2001rule.htm
筑波エンデューロ第2戦(6月9日):
http://www.avoc.com/school/program/enduro/enduro2001rule.htm
筑波アメリカンカートレース(6月9日):
http://www.avoc.com/school/program/kart/kart2001rule.htm
※担当者の都合で参加費の振込みが確認できない場合があります。これから申
し込まれる方は、郵便局で送金した時に渡される「振替の控え」を保管し、当
日お持ち下さい。
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★ VOICE
ユイレーシングスクールのチーフインストラクターはいつもこぼしています。
「なんで日本人は練習ばかりするんだろう?」と。
モータースポーツはもともと、「君の車と僕の車のどちらが速いか競争してみ
ようじゃないか?」「よかよ、ヌシには負けんけんね。」てな調子で始まった
ものです。
アメリカのドラッグレースにしても公道でシグナルGPにうつつを抜かす連中
が集まって始まりました。
「練習の鬼」のような人に限って言います。
「最近、タイムが伸び悩みでさぁ」、「行き詰まってんだよナ」。
当然です。サーキットで「絶対的な速さ」を求めているうちは本当の速さはわ
かりません。他人と競う「相対的な速さ」の中にこそステップアップする余地
が残っているのです。
「絶対派」から「相対派」に転向した何人かの参加者の声です。
∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
≪スプリントとエンデューロの両方に参加する大森さん≫
今回のスプリントでは、レースの楽しさを発見しました。私は元々ースがした
かったんです。
参加者も少ない、どこまで継続して開催されるかこころもとないようなほんの
草レース(トムさん、ごめんなさい)でも、レースの楽しさはちゃ〜んと味わ
えました。
参加者が少なかったので、トムさんが急遽指導してくれたローリングスタート
、これは面白い。今までもローリングスタートみたいなことはやってましたよ
ね。
でも、今までのは車間が広くて、ただ、漠然とスタートするだけだった。
密集隊形でいきなりブワッとスタートするまともなローリングスタートは、私
の車のように非力であっても、他を出し抜くチャンスがある。他車の挙動を冷
静に見る余裕があれば、瞬間できるエアポケットみたいな隙間にスルリと入れ
るかもしれない。
他車との車間を測りながら、全車がもつれるように1コーナーになだれ込む。
間違いない、これはテレビでしか知らなかったあのレースの冒頭シーンだ!
わくわくする。嬉しい。タイムアタックもいいけど、俺はこれがやりたかった
んだ!
周回を重ねるうち、たった6台のレースは2つのグループに分かれる。後方集
団は私のビリー号と軽のターボ。軽に抜かれる訳にはいかない。必死に振りき
ろうとするが、ちょっと気を抜くと、真後ろに迫ってくる。
バランスくずしてタコっただけで確実にビリだ。トムさん、スピン2回で退場
なんて言わなくっても、レースになったら誰もスピンなんてできないよ〜。
レース終盤で先頭のシビックがせまる。今度は周回遅れが嫌で必死に逃げる。
ついに抜かれた〜っと思った瞬間、とんでもない至近距離に軽がせまる。やっ
べ〜、仕掛けてきた。後ろの彼氏もきっちりレースしてたのねん。と、あわて
たところでレース終了。ふ〜、楽しかった。
終わったところで、参加者みんなが自然に集まってしまった。俺、人見知りな
のに結構熱込めてしゃっべてる。みんなもそう。なかなか余韻がさめない。
まだ参加してない人達にも是非参加して欲しい。楽しいんだから。遅くたって
大丈夫。なんせ、草レースなんだから。
∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
≪スプリントに参加したレースの経験もある矢野さん≫
今回のレースから何より人との駆引きを満喫できました。やはりこれがレース
、スポーツと思います。ローリングスタートの面白さ、難しさ、人との駆引き
(これにはスターターも含まれるかも)が、何よりでした。
抜きつ、抜かれつ、とっても楽しいです。でも皆さんの考えが一致しているの
で、安全にレースできるのも、座学でルールをはっきり提示されているからと
思いました。
自分としては、あの天気でコンスタントに46秒台を出せるようになったのも
、大きな成果です。しかし次の45秒台に乗せるためには、細かいところを考
える必要もあり、これからが本当のタイム短縮への研究かもしれません。クル
マの仕様を変えたり、ライン取りを変えたり、いろいろ考え、試すのが面白い
のかもしれません。
車に関しては、一日のイベント中で「走りを組み立てる」と言うことを、考え
る必要を感じました。あの天候では、全て全開走行では最後のファイナルまで
、良いコンディションを保つのは難しいと思います。すると、どこで全開にし
、どこはセーブするか?と言うことも必要と思いました。
クルマさんもヘトヘトと思いますし、体調を相談しながら攻める!と言うこと
も、次のステップで考えたいと思います。
またイベントを通して、多くの皆さんと知り合いになれた事も大きいと思いま
す。仲間が多くなるということは、サーキットに来やすくなると思います。み
んなで楽しくクルマでスポーツするって事も、アマチュアスポーツとしては重
要と思いました。
∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
≪スプリントに参加した軽自動車で孤軍奮闘の石山さん≫
・レースで前車に追いつき、離されることで、即座に操作の適不適がわかるの
で勉強になる。
・レースでは強制的に違うラインを取る羽目になるので、余裕を持った運転が
実践でき、しかも新しい発見があった。一部で、カプチーノ(あるいは自分)
にあった、今まで(定石?)と違うラインが発見できました。本当にそれが速
いラインかどうかは分かりませんが。。。
・周りを見つつ走ることで、マシンコントロールを無意識下に置くことができ
るTTだと、そうしてるつもりでも、他に考えることがないのでやっぱり考え
てしまっていたんですね。レース参加後のフリー走行で、精神的にすごく余裕
をもって運転している自分を実感しました。おかげで、同じラインをもっとハ
イスピードで走れるようになりました。
・ずっとベストな走りをキープしなければいけないので、安定した操作の練習
になる。
今回、ファイナルヒート、最終ラップで全ヒート(さらに午前のDWを含めて
も)を通じたベストラップがでました。実は、この周は、今回の参加者で唯一
タイムの近かった黒ロードスターにおいついて、なんとか抜けないか?!と強
烈に燃えていた周なんです。この事実がレースは楽しいだけでなく、タイムを
出す上でも必要だ、ということを示しているのでは?
∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
感想を送っていただいたみなさん、ありがとうございます。今後もYRSの参
考にさせていただきますのでご意見などお寄せ下さい。
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○ コーナーのむこうに
実は、このメールマガジンを発行したら、大急ぎで成田に向かいます。今日か
らしばらくの間アメリカに帰ります。
本来なら時間がないせいにしてはいけないのですが、「コーナーのむこうに」
は大事に書きたいコラムです。ですから、次号をアメリカからお送りすること
をご了承下さい。
そして、今回ボクがアメリカに帰っている間にユイレーシングスクールのスタ
ッフ2人がアメリカに来ます。時間をやりくいりして以前「コーナーのむこう
に」に登場したウイロースプリングスレースウエイ、ベンチュラレースウエイ
を一緒に見に行くつもりです。
タイミングが合えば、アメリカのドライビングスクールも受講してもらおうと
思っています。アメリカ珍道中(?)の話はいずれスタッフが書いてくれると
思いますので、ご期待下さい。
今回ボクが目指すのは、8月にぜひともやりたい「アメリカモータースポーツ
漬けツアー」のプログラムを作ることです。もし8月に行ってもいいなと思う
方は何日頃が都合がいいかBBS@YRSに書き込んで下さい。
BBS@YRS:
http://www.island.ne.jp/land/yrs/yrs.bbs
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