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Go ★ Circuits No.98 (07/03/01)

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【 98号の目次 】

※ 参加費の銀行振り込み開始

● 筑波サーキット公式ドライビングスクール 8戦全勝 or 全敗

□ 第3回筑波スプリント参加申し込み受付中

△ 抽選でレーシンググローブが当たる!

☆ 筑波スプリント参加者募集

★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム


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※ 参加費の銀行振り込み開始

今まで参加費や受講料の振込みを郵便振替でお願いしてきましたが、今回ネッ
トバンクに口座を開設し銀行振込でも可能としました。

各案内、規則書をご覧下さい。


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● 筑波サーキット公式ドライビングスクール 8戦全勝 or 全敗

7月10日の筑波ドライビングワークショップは今年9回目。しかし、このT
DW。ポツリと来たことはあったものの、今までウエット路面での開催は皆無
。

梅雨の時期こそウエットコントロールを体験してもらえると期待していたのに
肩透かし。時期的には次回が最後のチャンスかも。ふるってご参加下さい。

・筑波ドライビングワークショップ参加案内:
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm

≪参考≫ 筑波ドライビングワークショップ参加者の声:
http://www.avoc.com/data/voice/voice_top.htm


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△ 抽選でレーシンググローブが当たる!

7月20日に開催される筑波タイムトライアルと筑波スプリントに7月7日ま
でに参加を申し込まれた方の中から、抽選で1名にGフォース製レーシンググ
ローブをプレゼント。

#7月7日までに参加費を振り込み申込みフォームを送られた方が対象です。

#抽選は振替用紙を使いイベント当日に行います。

・筑波スプリント案内:
http://www.avoc.com/school/program/sprint/sprint2001rule.htm

・筑波タイムトライアル案内:
http://www.avoc.com/school/program/time_trial/trial2001rule.htm


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☆ 筑波スプリント参加者募集

過去2回は参加した全てのクルマが同じレースに出走してきましたが、7月2
0日に行われる筑波スプリント第3戦はいくつかのクラスができそうです。

現時点で軽自動車のカプチーノ(ノーマル)からルーフポルシェまで6台の参
加がありますが、問合せの内容から推察するともっと色々なクルマの参加があ
りそうです。

第3戦には少なくとも3つのクラスを作りたいので、ぜひみなさん参加して下
さい。統一車両規則によるレースはだいぶ先のことになりそうですが、それよ
りも先に「安定して走れるタイム」によるクラス分けで筑波スプリントを開催
することが目標です。

コース1000を走ったことのある方ならどなたでも参加できます。背筋がゾ
クゾクするローリングスタートと心臓の音が聞えるスプリントレースを体験し
て下さい。

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★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム

最近「どうもタイムが縮まらない」とか「なんか安定しちゃってるんだよね」
という声を耳にします。ボクは「良かったじゃない!」と言いたいのですが、
みなそれぞれに不満顔。なぜでしょう?ラップタイムが縮まらなくなったのも
安定しているのも「成果」だと思うのですが。

ボクは、ここに日本のモータースポーツの歪のひとつを見ます。「結果が全て
」という思想です。

#この件については色々と言いたいのですが、散漫になるといけないので少し
ずつ話を進めます。

安定して走れるようになったということはすばらしいことです。状況を推察す
るに、ラインを多少外そうとブレーキングポイントがずれても、「それらの突
発的インシデントに対応できる余裕」を持って走れるようになったからだと思
います。換言すれば、「安定したラップタイム」こそがその時点でのその「運
転手とクルマの速さ」なのです。

筑波ドライビングワークショップや昨年行っていた筑波ドライビングスクール
では、大原則として一人ひとりの参加者に≪座標軸≫を探してもらうことを目
標にしています。その座標軸こそ、一人ひとりの安定した「運転手とクルマの
速さ」です。

例えば経験のない方にとって、GTRに乗っていようと50秒コンスタントで
周回することは難しいことかも知れません。経験のある人にとっての50秒は
、軽自動車でも連続して出せるタイムかも知れません。それこそが、「運転手
とクルマの速さ」なのです。

繰り返します。GTRで50秒を切れなくてもそれは遅いのではなく、おかし
いことでもなく、恥ずべきことでもありません。≪イチカバチカの走り方≫で
なくコンスタントに走れるのでしたら、それがそのドライバーの座標軸の原点
になります。

そして。『原点が定まってこそ次ぎの速さが見えてくる』のです。

理屈っぽく聞えるかも知れませんが事実です。原点が定まったドライバーはマ
イナスとマイナスの局面上にある操作をしないから安定して走れます。プラス
とマイナス、あるいはマイナスとプラスの局面を行き来しながら走っている状
態です。

ここに至り、初めてラップタイムを上げることが可能になります。プラスとプ
ラスの局面で走るようにすればいいのです。

方法はいろいろありますが、ユイレーシングスクールが勧めるのはレースに出
ることです。例えGTRで50秒でも、それがその人の「運転手とクルマの速
さ」なのであればレースにでることです。

「500周は走んないとわかんないよ!」と言う方もいるそうですが、それは
非現実的です。我々アマチュアにとって大切なことは、垂直にものを積み上げ
ていくことではなく、発想の転換です。かつ、それが最も現実的な手法です。


クルマは人間が操作して初めて動きます。しかし人間と言うものはイイカゲン
で常に正確な操作ができるわけではありません。職業競争自動車運転手でもな
いかぎり当然のことです。そして操作は人間の意識に多分に影響されます。レ
ースに出るということは、走る目的が≪勝敗≫なります。もちろん≪ラップタ
イム≫も無視できませんが、速さより≪強さ≫が圧倒的に求められるのも事実
です。

ひょっとすると50秒のGTRは軽自動車に負けるかも知れません。が、それ
でもいいのです。まず、目指すところを≪単純な速さ≫ではなく≪複雑な強さ
≫に置き換えることのできる、あるいは強いられるレースに出ることです。

最初のレースは、おそらく頭の中が真っ白になるかも知れません。ちょうど初
めてサーキットを走った時のようにです。しかし、意識して「運転手とクルマ
の速さ」を持続すれば見えてくるものが必ずあります。

それがユイレーシングスクールがレース参加を勧める理由です。ですから、逆
に≪イチカバチカの走り方≫しかできない人にはレース参加を勧めていないの
です。

運転自体は日常生活の延長です。ところがサーキットという「解き放たれた場
所」で走ることは非日常です。レースに出るともなれば、さらに奥まったとこ
ろにある「まだ見ぬ世界」を覗くことでもあるわけです。

未経験のことに挑む時。人間には新たな知恵が浮かび工夫が生まれます。タイ
ムが安定してしまったドライバーが探すべき「速さ」は、そのプラスとプラス
の局面にこそあるのです。


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6月9日。筑波エンデューロに初めて乗るビッツ1000で参加しました。1
25周走ってベストラップは51.457秒でした。同じ日にこれも初めて乗っ
た「スズキKeiスポーツR」で8周の連続走行をしてベストが50.449秒
でした。どちらも自分の限界の80%で走った結果だと思っています。

もし100%で走ったらもっと速かったかと聞かれれば、「ほんの少しはね」
と答えます。

80%で走ったタイムが重要なのではなく、20%の余力を残すことの方がボ
クにとっては大切なのです。なぜなら、その余裕が両手にあまるほどの「新し
い発見」をもたらしてくれたからです。


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アメリカでレースを始め、同じ年にSCCAのカリフォルニアスポーツカーク
ラブのチャンピオン、同じく南カリフォルニア地区のチャンピオン、そして同
じく南太平洋地域のシリーズ2位になったことがあります。

全米を8つの地域に分け、それぞれのシリーズ3位までがSCCA全米選手権
に招待されます。単純に言って8x3で24人が出走するレースです。ボクは
地域2位ですから、うまくいけば9位、へたすると16位に終わる可能性のあ
るレースです。もちろん机の上での計算ですが。

地区から招待されたのは2人。残りのドライバーは会ったこともなければ、ど
んなクルマに乗っているのかもわかりません。それでも、胸の中には「いい成
績を残したい」という気持ちがいっぱい。

より強くなるために3500マイル離れたジョージア州のロードアトランタに
向かいます。

・資料:ロードアトランタコースレイアウト
http://www.roadatlanta.com/map.htm


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