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Go ★ Circuits No.110 (09/21/01)

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【 110号の目次 】

■ 第4回筑波スプリント コース1K40秒台の攻防

□ 第11回筑波タイムトライアル 13名が記録更新

● 筑波ドライビングワークショップ014 申込受付終了

○ 吉田塾 第3回申し込み受付け終了

◎ 筑波ドライビングワークアウト 参加申し込み受付け終了

△ 筑波エンデューロ第4戦 参加申し込み受付中

▲ 車両貸し出しのご案内 筑波エンデューロ

※ 新BBS@YRS グランドオープニング

☆ ハウツゥスタート

★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム その10 トム ヨシダ

# タイヤ&ホイール フォーセール

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■ 第4回筑波スプリント コース1K40秒台の攻防

31台が参加して行われた筑波スプリント第4戦。参加車が多岐にわたったた
めラップタイムを基準にクラス分け。3クラスのドライバーが3ヒートのショ
ートトラックレーシングに挑戦した。

各クラスとも1周の予選でヒート1のスターティングポジションを決定。ヒー
ト1の順位がヒート2のスターティングポジション。ヒート2の順位がファイ
ナルヒートのスターティングポジションになるという本場アメリカと同じフォ
ーマットでレースに臨んだ。

圧巻はレースCに参加したポルシェ群。レース中にもかかわらず40秒台前半
のタイムを連発。特に上位2位をしめたポルシェ同士の息詰まる争いは見るも
のをひきつけた。

結果はルーフポルシェを駆る村井俊文さんが優勝。YRSから贈られた特性の
チェッカーフラッグをなびかせながらウイニングランを披露した。

尚。レースAの優勝は早川幸宏さん。レースBの優勝は矢野昌邦さんさん。

・筑波スプリント第4戦 公式結果とレポート:
http://www.avoc.com/result/race/sprint2001/index_ts2001.htm

次回の筑波スプリントは今年の最終戦で11月4日(日)に開催。
・筑波スプリント開催要項:
http://www.avoc.com/school/program/sprint/sprint2001rule.htm

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□ 第11回筑波タイムトライアル 13名が記録更新

33台が参加した筑波タイムトライアル。昨年コース1000のオープンと同
時に始まったユイレーシングスクールのオリジナル企画は今回で11回目。

午前中の座学で得た知識を元に3セッションのタイムトライアルに挑戦。フル
コースで追い越しが可能なモータースポーツの登竜門的イベントだが、それだ
けにいかにスムーズに追い越しをするかがタイムアップの鍵になる。

そんな中、なんと13名がユイレーシングスクールが保存している過去のラッ
プタイムを更新。着実に安全に走る方法を自分のものにしていることを証明し
た。

・筑波タイムトライアル011 公式結果とレポート:
http://www.avoc.com/result/ttt/index_tt2001.htm

次回の筑波タイムトライアルは10月13日(土)開催。参加者募集中。
・筑波タイムトライアル開催要項:
http://www.avoc.com/school/program/time_trial/trial2001rule.htm

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● 筑波ドライビングワークショップ014 申込受付終了

9月25日に開催する第14回筑波ドライビングワークショップ。参加申し込
みが32名に達したため受付けを終了。

次回の開催は10月2日。筑波ドライビングワークショップへの参加を考えら
れている方はお早めにお申し込みを。

・筑波ドライビングワークショップ開催案内:
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm

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○ 吉田塾 第3回申し込み受付け終了

サーキットを離れて「走りを追求する」ユニークなスクールは知識とイメージ
を増幅させるのにうってつけと、その開始から好評をはくしている吉田塾。

第3回は9月29日(土)に開催されるが、既に定員いっぱい。

また10月6日には臨時吉田塾を開校するが、これはクローズド形式で行われ
るため一般公開はしない。

ゆっくり夕食を食べながらクルマ談義をし、直面している課題のある方には吉
田塾の門をたたくことをお勧めする。

またクラブ単位、チーム単位での開催も受けつけているので希望者は連絡して
下さい。

吉田塾開催案内:
http://www.avoc.com/school/program/retreat/yoshida_shool_of_driving.ht
m

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◎ 筑波ドライビングワークアウト 参加申し込み受付け終了

10月18日(金)に今年初めてコース2Kで開催する筑波ドライビングワー
クアウト。既に定員を超える申し込みがあり、現時点では受付けを終了。

申し込まれた方には案内メールを送信しているが、受け取っていない方は連絡
を。

今年2回目の開催は11月27日。申し込み受付けは10月上旬の「Go ★
Circuits」で告知します。

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△ 筑波エンデューロ第4戦 参加申し込み受付中

2時間耐久レースのフォーマットで開催している筑波エンデューロも残り2戦
。次回は11月13日に開催。

ツーシーターにロールバーを組み込みオープンで走る構想を練っているチーム
、車両を変更して参加する予定のチームなど今まで以上の参加が見込まれる。


長い時間走ることでタイヤの使い方を練習したい方はぜひ筑波エンデューロに
挑戦して下さい。

・YRS筑波エンデューロ規則書:
http://www.avoc.com/school/program/enduro/enduro2001rule.htm

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▲ 車両貸し出しのご案内 筑波エンデューロ

10月13日に行われる筑波エンデューロにYRS所有の車両を貸し出します
。

条件は筑波エンデューロ第3戦に参加できるチームで車両使用料を負担できる
チームです。

ご希望の方は連絡して下さい。

mailto:publisher@avoc.com

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※ 新BBS@YRS グランドオープニング

報告、相談、お詫び、お願い、挨拶、告知などあらゆる場面で活躍しているB
BS@YRS。

そのBBS@YRSが装いも新たにスタート。今回は画像を貼付する機構を追
加しての登場です。

BBS@YRSはみんなの頁です。投稿規程に反さない範囲で大いに活用して
下さい。

・BBS@YRS:
http://www.avoc.com/bbs.htm

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☆ ハウツゥスタート

ここではクルマの速さを安全に引き出すためのヒントを掲載していきます。

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ブレーキングは思いの他難しいものだ。言い換えれば、フルブレーキング、つ
まりタイヤのグリップの100%を使って最大の減速度を発生させるブレーキ
ングができない人が多い。

なぜか。

それはクルマの挙動を考慮しないで「自分の思うがままに」踏んでいるからだ
。

クルマにはクルマの事情がある。それはサスペンションの動きであったり、荷
重移動であったりするわけだが、それらの全てを無視しては高い減速度を期待
することはできない。

減速度は加速度計がなくても計ることができる。減速度が働けば身体が前のめ
りになるから誰にでもわかるはずだ。

フルブレーキングはクルマを安定させてから減速を始めることによって容易に
実現できる。要は、減速度の大きさを察知できる感覚とクルマの挙動をイメー
ジできる想像力を養うことが、ブレーキペダルの踏み方よりも大切だ。

理由は準備のできていないクルマは期待通りの減速度を発揮しないから。


== この項続く ==

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★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム その10 トム ヨシダ

熱いコーヒーの入った紙コップの上下を親指と中指だけで持ち、車検場のかた
わらで煙草に火をつける。

「どんなもんかな? 上手くいったようでもあるし、全くだめだった気もする。
」

初めてのコース。自ら選択した短い走行時間。自分なりの走り方に対する思想
。その全ての答えがまもなく出る。

GT5クラスの第1回予選結果が掲示板に貼られる。競い合うようにその下に
置いてある結果表を1枚手に取る。結果は?

予選17位。「・・・・・・。」

適当な言葉が見つからないが、多分、頭の中では「そんなものだよなぁ。」、
「こんなんかよ!」と喧喧諤諤に違いない。

参加台数の半分より下。それが事実。「そんなはずはない。」地区2位なんだ
から最悪でも2位x8地区で16位なんだけどなぁ。」

一桁のポジションを得たドライバーが笑み満面かと思えば、渋い顔をしたドラ
イバーもいる。「そうなんだよなぁ。そんな簡単じゃないんだよなぁ。」

でも、自分の心は晴れていた。なにしろ失敗らしい失敗をしなかったのだから
。これは誇れる。失敗がレース活動の停止を意味することは自分が一番よく知
っている。そして、予選で自分が何をしたかキチンと覚えていることが嬉しか
った。

嘘ではなく、強がりでもなく思う。「これでたたき台ができた。明日が楽しみ
だ。」


* * * * * * *

16歳で軽免許を取った時から、いや中学校で机に隠した自動車雑誌を読んで
いる時からレーシングドライバーになりたかった。しかし、18歳になるやい
なや普通免許をとるものの、年齢とともにレースに出ることの難しさを知るこ
とになる。ものの本にはこれ見よがしに書いてある。『速くなるためには財布
が厚くなければ駄目だ。』

「何をっ! 冗談じゃないヨ。金持ちしかやっちゃ駄目なのかヨ!」

が、レースが出来ないこともまた事実だった。

中学生の時に金網にしがみついて見た第2回日本GP。その日の鈴鹿サーキッ
トは夢の世界だった。鈴鹿はクルマにまったく縁のない家庭に育った少年にと
っては聖地だった。

いつしか、A級ライセンスを取るために貯めてあった金が審判員のライセンス
に化ける。コース3級。最初は、当時鈴鹿で大きなレースを主催していたNR
C(名古屋レーシングクラブ)の好意でライセンスなしで手伝わせてもらって
いた。

しかし本格的にやるにはやはりライセンスが必要だった。鈴鹿に通うために名
古屋へ越した。

「とりあえず。そう、とりあえず、だ。外からでもいい。レースのそばにいた
い。」具体的な活動としてコースオフィシャルを選んだ理由だ。

当時から日本のレースにはお金がかかった。その時にはその理由を理解できな
かったが、自分の力では出来ないことはよくわかっていた。

ただ、クルマにしか興味がもてない人間にとってはレース抜きの自分は考えら
れなかった。「とにかく、一生懸命旗を振ろう。」

オフィシャルは土曜日の朝に集合して2日間の役務−当時はそんな言葉も使っ
ていたーをこなせばよかった。が、大きなレースでは金曜日に練習走行がある
。勤めていた工場のオヤジさんに無理を言って木曜日までにノルマをこなし、
金曜日には鈴鹿の人になる日が続く。

* * * * * * *

「鈴鹿で旗を振っていてよかったよなぁ。一所懸命振っていてよかったよなぁ
。レースのやり方をいっぱい見ることができたもんなぁ。」

モーテルのベッドにころがって天井を見る。なぜかむしょうに懐かしい気にな
る。

「あの頃がなかったら、今はないな。本当に勉強になった。」

あれから10余年。日本からアメリカへ。旗振りからドライバーへ。いろいろ
と変わった。変わってないことと言えば、『ボクだったらこういうレースをや
る』と少しずつ明確になってきたレースへの意識だ。

長い間かけて見つけたことはたくさんある。『練習量が速さに比例しない』と
いう事実もそのひとつ。

実際、あの頃の鈴鹿でもたくさん走りこんでいるドライバーが速いとは限らな
かった。もちろん練習量は多いにこしたことはないだろう。でも速さから逆算
すれば、練習量の多さが絶対条件だとは思えない例がそれこそ無数にあった。

「フフ。自分で決めた量で結果を出す、ってやっぱ負け惜しみかな?でも走っ
たからって速くなる保証もないしな。」

「もう寝なきゃ。」と思いつつ眠れない。もう1本ビールを開ける。窓を開け
る。住んでいるカリフォルニアのレドンドビーチと異なるしっとりとした空気
が冷たい。

「レースに出れるだけでもありがたいと思わなきゃな。出れるだけでも十分な
んだよ。できる範囲でやればいいんだ。長く続けたいじゃないか。」

「雑誌の仕事でいろいろなクルマの試乗をしたのも役に立っているよな。エン
ジニアやメカニックに話を聞けたのも良かった。」

徐々に全米選手権に出場しているという事実がとてつもないことのように思え
てきた。走り終えればそれだけでも大変なことのように思えてきた。同時に「
大丈夫。うまくやれるよ。」と、心が穏やかになっていく。


「ピーッ」ピットワーカーの笛が鳴る。GT5クラスの予選開始。

リアビューミラーで確認する。「予選14位の赤いミニクーパーがスムーズに
走っていたな。彼を先に行かそう。」

できるだけ回転を上げずにクラッチをつなぐ。誰もいないコースを走り始める
。

「決勝では前がこんなにひらけることはないだろうな。」

赤いミニクーパーが追いつくまでゆっくりと加減速を繰り返し、それでいて1
周目には抜かれないペースを維持しながらタイヤを温める。


−−− この項続く −−−


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※解説用コースレイアウトにあるシケイン(8コーナー)はスポーツカーレー

スの大きな事故をきっかけに作られたもので、全米選手権の時にはなかった。

≪資料≫ ロードアトランタコースレイアウト(解説用):
http://www.na-motorsports.com/Tracks/images/ratlanta/ratl.gif

≪資料≫ ロードアトランタオフィシャルサイト:
http://www.roadatlanta.com/flashintro.htm

≪資料≫ スクラップブック:
http://www.avoc.com/data/scrap/scrap_book.htm
レース用スターレット:02/05/01
ロードアトランタ1コーナー:02/15/01

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# タイヤ&ホイール フォーセール

筑波ドライビングワークショップ卒業生でタイヤ&ホイールを売りたい方がい
ます。価格は川崎に取りに行くという条件で4万円だそうです。

興味のある方は連絡して下さい。


★ インテグラTypeR96specはピッタリです。
・ホイール:大きな傷はありません。
 ADVAN RG GOLD
 16inch 7J OFFSET+44
 114.3 4穴
・タイヤ
 RE−01 215/45/16 × 2本 残り溝:6mm
 NEOVA 205/50/16 × 3本 残り溝:6mm
・ホンダ車用のナット付き

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□ Copyright 1986-2001 AVOC CORPORATION

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