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≡≡≡ Yui Racing School presents ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

Go ★ Circuits No.113 (10/30/01)

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【 113号の目次 】

◇ 10万ヒット記念

◆ サイト更新

□ 筑波ドライビングワークショップ優秀卒業生表彰

◎ 筑波ドライビングワークショップ「プラス」 開催 12月4日

● 筑波スプリント最終戦 参加申し込み受付中

○ 筑波タイムトライアル 参加申し込み受付中

△ 吉田塾 参加者募集中 11月17日

☆ ハウツゥスタート

★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム その13 トム ヨシダ

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◇◆◇ 100,000Hits 御礼キャンペイン ◇◆◇

1999年秋から開設したユイレーシングスクールのWebサイトも、お陰様
でトップページのカウンタが10万ヒットが目前となりました。

日頃からご愛読いただいている皆さまに感謝の意を込めて、見事100,00
0番目にサイトを訪れた方を2001度開催の筑波ドライビングワークショッ
プへ無料でご招待いたします。

また惜しくも前後1番違いとなった方には、前後賞として同じく2001年筑
波ドライビングワークショップの半額割引きの特典を用意させていただきまし
た。

※ただし12月4日の筑波ドライビングワークショップ プラスは対象から除き
ます。

トップページ(http://www.avoc.com/)のカウンタが該当する数字だった場合は
次の手順で応募下さい。
尚、同じ方による重複応募はできませんのでご了承下さい。

△ 該当するカウンタ

・100、000 → 100%OFF
・99、999 → 50%OFF
・100、001 → 50%OFF

△ 応募方法

(1)Topページのカウンター部(画像です)をお使いのコンピュータに保存
して下さい。
※Windows系でしたらカウンタにマウスポインタを当てて右クリックす
ると保存を選択することができます。
例:IE Ver.5の場合は「名前を付けて画像を保存」を選択し保存場所を
指定して保存します。

(2)BBS@YRS ( http://www.avoc.com/bbs.htm ) にアクセスして、
お名前、メールアドレスを記入の上、題名に「10万ヒット」、メッセージに
参加を希望される日程を記入して下さい。

(3)「添付file」に「参照」ボタンを押して(1)で保存したカウンタの画
像を開いて下さい。

(4)「投稿/POST」ボタンをクリックして応募終了です。

当選された方には折り返しDMをします。皆さまのご応募をお待ちしてます。


※無料および半額となるのはドライビングワークショップの受講料のみです。
交通費その他の費用は当選者負担となります。

・筑波ドライビングワークショップ開催案内:
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm

・筑波ドライビングワークショップ開催日程
http://www.avoc.com/school/schedule/schedule2001.htm

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◆ サイト更新

1)ザ ベスト(歴代ラップタイム)
10月23日の筑波ドライビングワークショップ参加者のラップタイムまでを
集計、掲載しました。累計835名の方の速さの歴史が載っています。ご覧下
さい。

・YRS歴代ベストラップ:
http://www.avoc.com/result/laptime/laptime.htm

2)2002年カレンダー
ユイレーシングスクールの2002年の活動は、現時点で年間34日が確定し
ています。コース2Kでのイベントが追加される予定ですが、既に概要が決ま
っている日程を一覧表にしました。

※スケジュール、プログラムは予告なく変更される場合があります。

・YRS2002年スケジュール:
http://www.avoc.com/school/schedule/schedule2002.htm

3)TDW014アンケート集計
集計が送れていますが、9月25日の筑波ドライビングワークショップに参加
した方かに行ったアンケートの回答をまとめて掲載しています。

・参加者の声:
http://www.avoc.com/data/voice/voice_top.htm

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□ 筑波ドライビングワークショップ優秀卒業生表彰

財団法人日本オートスポーツセンター(筑波サーキットの運営母体)の年間表
彰式が12月12日(水)夜、東京のホテルで行われます。

日本オートスポーツセンターは昨年に引き続き、筑波サーキット公式ドライビ
ングスクールである筑波ドライビングワークショップの卒業生の中で優秀な成
績を修めた卒業生5名を表彰します。

現在人選が進められていますが、11月20日開催のTDW018の受講者ま
でが選出の対象となります。

5名の選出が終わりましたらメールマガジンでお知らせするとともに、本人に
は表彰式の招待状をお送りします。

・筑波サーキットホームページ:
http://www.jasc.or.jp/

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◎ 筑波ドライビングワークショップ「プラス」 参加申し込み受付中

--- どなたでも参加できます ---

2002年のスケジュールに新たに加わったプログラムがあります。筑波ドラ
イビングワークショップ プラスです。

10月13日の筑波エンデューロの際に試験的に行い好評を得たスレッシュホ
ールドブレーキングの練習を含めたプログラムを発展させたものです。

その「プラス」を年内に開催します。開催日は12月4日(火)。過去にユイ
レーシングスクールに参加されたことのない方も参加できます。

プログラムは筑波ドライビングワークショップの開催要項に準拠しますが、ス
レッシュホールドブレーキングの練習とより高速での定常円旋回、インストラ
クターが助手席に乗ってアドバイスをするクリティークが含まれます。

募集人員は16名。受講料は25、000円(消費税込み)です。参加を希望
される方はお早めにお申し込み下さい。

・筑波ドライビングワークショップ開催要項:
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm

※要項は通常の筑波ドライビングワークショップのものです。

・申し込みフォーム:
http://www.avoc.com/cgibin/application_tdw.cgi

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● 筑波スプリント最終戦

入稿時の時点で筑波スプリントの参加申し込みは28名。今のところ3クラス
のレースを行う予定です。

ポルシェ911が5台エントリー。筑波スプリント初の女性も参加。日本で唯
一のショートトラックレース、筑波スプリントも次のステージに進みます。

当日の見学は大歓迎。もちろん無料です。ぜひ皆さんおいで下さい。ポディア
ムでのシャンペンファイトにぜひ加わって下さい。

・筑波スプリント案内:
http://www.avoc.com/school/program/sprint/sprint2001rule.htm

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○ 筑波タイムトライアル

現在30台の参加があります。3グループでの走行を予定しています。

筑波タイムトライアルはアメリカのSCCAが行っているSOLO1という競
技をお手本にしたグラスルーツモータースポーツの入門編です。安全に速く走
るために必用な知識が学べる2時間の座学を受けてから走ります。

・筑波タイムトライアル案内:
http://avoc.com/school/program/time_trial/trial2001rule.htm

#筑波スプリント、筑波タイムトライアルとも参加者が増えない場合は臨時の
スクールを開催する予定です。その場合はユイレーシングスクールのBBSで
告知すると同時に過去にYRSに参加された方にお知らせします。

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△ 吉田塾 参加者募集中 11月17日

11月17日(土)開催の吉田塾の参加申し込みを受付けています。ご自分の
ビデオ(VHSフォーマット)を持ち込まれれば走りの解析を行います。

どなたでも参加できます。

・吉田塾開催案内:
http://www.avoc.com/school/program/retreat/y_school_frame.htm

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☆ ハウツゥスタート

ここではクルマの速さを安全に引き出すためのヒントを掲載していきます。

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安全に速くクルマを走らせるためには的確なコントロールが必要だ。的確なコ
ントロールとはクルマを振り回すことではない。クルマの性能、特にタイヤと
サスペンションの性能の限りなく100%に近いところを引き出すことだ。

動いているクルマには様々な力がかかっている。

加速していれば加速力。減速していれば制動力。コーナリングしていれば遠心
力。これらの力に抗ってクルマを路面に「踏みとどまらせて」いるのがタイヤ
のグリップだ。

クルマの運転で難しいのは、これらの力が常に変化していることだ。変化しつ
づけるこれらの力に対応しつづけなければならない点だ。それも制動力と遠心
力が重なる場合もある。タイヤのグリップの範囲内で加速力と遠心力の折り合
いをつけなければならない。サーキット走行では当たり前のこと。だから変化
を感じ取れない場合はクルマをスムースに走らすことはできない。

クルマを安全に速く走らせるためには、特殊なテクニックではなく、まず瞬間
に変化しつづける「力」を感じとることができる『感性』が求められる。

極論だが、鈍感な人と思い込みの強い人は決して速く走れないし、安全に走る
こともできない。

スレッシュホールドブレーキングの練習がクルマを的確に操作するための練習
に役立つのは、変化する力のうちの「横向き加速度」が発生しないからだ。ブ
レーキング時にステアリングホイールに力が入ってしまう例は論外だが、少な
くともタイヤには直進方向の加・減速加速度しか働かないから、クルマの挙動
とタイヤの限界を感じる訓練にはうってつけだ。ユイレーシングスクールが昨
年の筑波ドライビングスクールで、10月13日の臨時スクールでスレッシュ
ホールドブレーキングの練習を取り入れたのはそのためだ。

加速度がタイヤの限界を超えるクルマはない。例外はゼロヨンを4秒台で走る
ファニーカーとトップフューエルだけだ。だからエンジンの特性を理解してい
れば、100%の加速度でクルマを走らせることは難しくはない。

しかし、ほとんどのクルマの減速度(制動力)はタイヤの限界を超える。全て
のクルマと言っても過言ではない。つまり制動という操作で初めてタイヤの限
界を探ることができる。タイヤの限界を探ることのできない運転手がタイヤを
ロックさせたり、必要な制動距離で止まれなかったりする。なんでそんな運転
手が刻々と横向き加速度が変化するコーナリングで的確な操作ができようか。


速く走るために作られたレーシングカーでなければ常にスレッシュホールドブ
レーキングを使うことはできない。クルマに負担がかかりすぎる。使ったから
と言って速く走れるわけでもない。

それでもスレッシュホールドブレーキングが重要なのは、タイヤの限界を探る
感性を養うためだ。

理由は、タイヤが路面にくいついている状況を感じ取れない人はクルマの限界
も感じることができないから。

== この項続く ==

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★ コーナーの向こうに 第五話 ラップタイム その13 トム ヨシダ

現代は面白い世の中だ。情報があふれ、新製品があふれ、これでもか、これで
もかって人間を楽させることがビジネスに結びつく。「モノ」が時代の先端を
いく通行手形になる。

だからSCCAのやり方には批判もある。日本のタイヤメーカーが持ち込んだ
レーシングラジアルの使用を認めない。「そんなグリップの良いタイヤを履い
たらドライバーをスポイルする。第一、それを買えない人を疎外することにな
る。」

それでもたゆまない企業活動の中で続々とハイグリップタイヤが誕生し時代の
趨勢となる。SCCAはタイヤのトレッドをパターンがわずかに残るところま
で削って販売するように規制する。政策的な価格で売られるタイヤを町乗りに
使われないためもあるが、もはやトレッドパターンも「おいしい」トレッドゴ
ムもないタイヤはメーカーの思惑とはかけ離れたシロモノでしかない。

アメリカにも急進派はいる。「SCCAは時代遅れだ。市場を見ていない。つ
いていけない。」SCCAから独立して新たな統括団体を設立した人もいた。
JAFを飛び出して2番目のJAFを作ったようなものだ。そんな統括団体が
アメリカには6つもある。ひとつの団体の寡占状態ではない。

「SCCAかぁ。いかにもアメリカらしいよな。」

自由な国アメリカは、裏を返せばもっとも不公平な国かもしれない。開かれた
民主主義というものは、往々にして持てる者と持てない者の差を浮き立たせる
。

「オレはSCCAでいい。どこかで線を引かないと。」

「ここまで上がってきたらレースをやってもいい、というのは駄目だ。そうで
はなくて、ハイグリップタイヤを買えない人にも参加できる権利を残しておい
てくれるのがいい。資力の差が速さに結びつかないのがいい。ドターッと流れ
てしまうタイヤしか使えなくても、自分で努力すれば昨日より速く走れるよう
になるSCCAがいい。レースに出るのは自分を見つけることだ。自分が見え
なければ意味がない。自分が「モノ」の影に隠れてしまうようなレースならば
走る意味はない。とっくにプロのドライバーになることはあきらめているじゃ
ないか。」

アルコールから逃げ出すために2本目のスプライトを開け、煙草に火をつける
。目の前では、あいかわらずの「大ローリング大会」。

多分、自分のどこかに「ノーマルエンジン」のレースを認めていないところが
あった。カリフォルニアではほとんどショールームストックのレースは見なか
った。台数が少なく面白みに欠けていたせいもあるが、気持ちのどこかで避け
ていたのだろう。

ところがどうだ。全米8地区の上位が走るレースは。車種はいろいろだが、ほ
とんど同じタイムで走る。昔取材している時に誰かが「基本的にクルマの速さ
は排気量で決まる」と言ったのはこのことか。

「ひょっとするとGTクラスより大変かもしれないなぁ。でも逆にGTほど速
くなくてもGTより楽しんでいるヤツは多いかも知れない。」

C、B、A、GTと4つに分かれているショールームストッククラスのレース
の2つを見終わる頃、少し頭がすっきりしてくる。戻らないと決めていたスタ
ーレットの所に行くことにする。カバーを外し馬に乗った「我が家で一番高い
モノ」のそばで一服。

「そりゃ勝ちたいさ。人より前でフィニッシュしたい。でも勝てなければ楽し
くないかというとそうではない。」少しでも上位に入るために時間とお金を使
っているのにそんなことを考える。
「逆に勝てたからと言って楽しいという保証もないよな。モノに頼って勝つこ
ともできるんだから。」
「やっぱり楽しさが先だ。クルマの性能をキチンと使うことが楽しいのだ。そ
れが自分にもできた時が嬉しい。そできるようになる過程が楽しいのだ。それ
しかない。それでいい。」
「モータースポーツは世界で一番不公平なスポーツだよな。それを承知でここ
にいる。不公平がいやなら出なければいいだけだ。けど、相手が自分なら公平
も不公平もないよな。」

逡巡は続く。が、少しずつ気持ちが平和になっていくのも感じる。

「自分らしく、か。それが一番いい。」

コース上では、チューブフレームにFRPのボディをかぶせただけ。700馬
力にまでチューンしたプッシュロッドV8エンジンを搭載し最高速320Km
といわれるGT1クラスのローリングラップが始まる。


−−− この項続く −−−

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※解説用コースレイアウトにあるシケイン(8コーナー)はスポーツカーレー
スの大きな事故をきっかけに作られたもので、全米選手権の時にはなかった。


≪資料≫ ロードアトランタコースレイアウト(解説用):
http://www.na-motorsports.com/Tracks/images/ratlanta/ratl.gif

≪資料≫ ロードアトランタオフィシャルサイト:
http://www.roadatlanta.com/flashintro.htm

≪資料≫ スクラップブック:
http://www.avoc.com/data/scrap/scrap_book.htm
レース用スターレット:02/05/01
ロードアトランタ1コーナー:02/15/01

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